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魔法少女(まほうしょうじょ)とは、魔法など不思議な力を使ったり、それに適した姿に変身する少女をさすキャラクター類型。
およびその子供向け作品[注 1]のジャンルである。魔女っ子ないし魔女っ娘(まじょっこ)ともいう。
概要
日本最古の魔法少女は赤塚不二夫の少女漫画で、少女が持つ大人の女性への変身願望を叶えた最初の変身ヒロイン作品『ひみつのアッコちゃん』(1962年)である。それから日本でも大人気となった、善良な魔女が主人公の海外コメディドラマ『奥さまは魔女』(1964-1972年)や『かわいい魔女ジニー』(1965年-1970年)など[注 2]に影響を受け、日本でも『コメットさん』(1967年-1968年、1978年-1979年)や、少女の年齢に合わせて魔女を低年齢化した横山光輝作の『魔法使いサリー』(1966年-1967年)が登場する。
『サリー』『アッコちゃん』をアニメ化し人気を博した東映動画は、『東映魔女っ子シリーズ』(1966年-1981年)としてシリーズ化し、その後スタジオぴえろは同様の作品を『ぴえろ魔法少女シリーズ』(1983-1998年)として展開した。このように誕生したのが魔女っ子ないし魔法少女である。
これらは『メリー・ポピンズ』系のエブリデイ・マジックのホームコメディだったが、時代が下ると悪との戦いのために力を使う『美少女戦士セーラームーン』(1992年-1997年)のような華麗な衣装を着た姿になって戦う戦闘美少女(バトルヒロイン)が現れた。これは『東映不思議コメディーシリーズ』の美少女シリーズ(1989年-1993年)や、男児向けである『スーパー戦隊シリーズ』などをもとにした変身ヒロインと格闘モノのハイブリッドであり、『プリキュアシリーズ』(2004年-)などその境界は曖昧になってきている。
また、80〜90年代に入ると美少女アニメ・ロリコンアニメとして魔法少女ものを好むアニメオタクが増加したため、『ななこSOS』(1980年-1983年)を始まりに男性・成年をターゲットにした作品が現れており、大人向けに作られた『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年)は残酷でグロテスクな魔法少女のブームを生み出した。2000年代に入ると、翻訳された魔法少女アニメを見て育ったヨーロッパやアジアなど海外の漫画家やアニメーターが日本的な魔法少女を次々と発表し、そのうち『ちいさなプリンセス ソフィア』(2012年-)や『マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜』(2010年-)、『悪魔バスター★スター・バタフライ』(2015年-)は日本でも放送されて人気を獲得している。
魔法少女の要素
魔法少女の基本的な要素は、ヒロインが周りの人間の誰も持たない不思議な力を使えることである。この力は神様や精霊のような超自然的な存在に授かった後天的なものと、生まれつき持った先天的なものの2つに大別できる。さらに先天的なものは最初から使いこなせる場合と、成長に従って発現する場合がある[1]。『魔女っ子メグちゃん』のように先天的に超常能力を持つ種族、一族の出身である者が、魔女っ子、魔法使いと称されることが多い。なお、文字通りの意味で魔法や魔術を使うとは限らず、忍術使いの『さるとびエッちゃん』(1963年-1968年)やサイボーグの『ミラクル少女リミットちゃん』(1973年-1974年)が他の魔法少女作品と一緒に「変身少女」というカテゴリで扱われた例があり[2]、超常的ではない手品師の『怪盗セイント・テール』(1994年-1996年)や、ネットワーク上の仮想空間で活躍する『コレクター・ユイ』(1999年-2000年)を魔法少女に分類する文献もある[3]。また、『ふたりはプリキュア』(2004年-2005年)や『俺とヒーローと魔法少女』(2014年-2018年)のように、肉弾戦主体の格闘系魔法少女というべきタイプも存在する。
魔法少女の年齢は多くが10歳から14歳であるが、これは第二次性徴期にあたる。魔法少女の「変身」は、子供から女性への成熟を象徴している[1]。大人になりたいというのは子供がよく抱きがちな願望であり[1]、魔法少女はしばしば自身が成長した姿に変身するが、そうした作品では「変身した自分と本当の自分のギャップ」に悩む二重生活の困難さを描き、特に恋愛が絡むと事態はいっそう困難になる。ヒロインが憧れる男性が、自身が変身した姿のほうに恋したりするのである。こうした筋書は、人々の見た目に惑わされがちな傾向への批評である[4]。
女児向けのアニメ作品では番組のスポンサーとなった玩具会社の商品(なりきり玩具)を登場させる必要があるため、魔法少女は魔法のアイテムとしてコンパクト・ステッキ・宝石などのアクセサリーや、劇中に登場する小物を使用する[注 3]。「魔法少女=アクセサリー」の図式は浸透しているため、玩具を発売する必要がない男性向け作品でもこれらの小道具は登場する。ただし、それらのアイテムが真の意味での力の源であることは稀であり、ヒロインの純真さこそが愛と命の力を引き出す鍵である[4]。しかし、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1982年)や『ナースエンジェルりりかSOS』(1995年-1996年)のように、存在する魔法の力その物が枯渇することもある。特に『りりかSOS』の場合、ナースエンジェルの力の源である「緑のワクチン」を使い切ってしまい、主人公「りりか」がその再生のために命を捨て消滅する事態に陥るなど、この純真さは時に魔法少女自体の生命を脅かす危険を秘めたものになる。
マスコットの存在
元々、魔女は黒猫などの猫と一緒に居ることが一般的であり、これは児童書における魔女見習いものなどでも同様となっていた(『The Little Leftover Witch』(1960年)、『メグとモグ』(1972年)、『ワーストウイッチ』(1974年)、『魔女の宅急便』(1982年)など)。
一方、いわゆる魔法少女は人語を解する不思議なマスコットキャラクターをお供にすることが多い。これは『さるとびエッちゃん』(アニメは1971年)の大阪弁を喋る犬「ブク」に始まり、『魔法使いチャッピー』(1972年)の自動車を操る[注 4]レッサーパンダ「ドンちゃん」など1匹の、「空モモ」こと『魔法のプリンセスミンキーモモ』以来、魔法少女は複数のマスコット(『ミンキーモモ』の場合「モチャ」「ピピル」「シンドブック」)をお供にする場合が増えた。
魔法少女が感情に基づいて行動するのに対し、マスコットは理性の役割をし、彼女たちをたしなめ諭そうとする。両者はしばしば喧嘩するが、魔法少女は助言から学ぶことで感情を制する術を身につけていき、マスコットの側も感情から出た行動が困難であっても正しい道に通じることを理解していく。ここで重要なのは、ほとんどのマスコットが男性であることである(複数マスコットの場合は多くの場合男性が含まれるが、『美少女戦士セーラームーン』の「ルナ」[注 5]『キミとアイドルプリキュア♪』の「プリルン」「メロロン」など例外もある)。
魔法少女とマスコットの関係は、夫婦や親友同士のように、意思の疎通と理解こそが良好な関係を築く秘訣であることを示している[4]が、『魔法少年マジョーリアン』に登場する「ジェン太」と「ダー子」や、『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年)の「キュゥべえ」のような、魔法少女を言葉巧みに誘導して己の目的を果たさせようとする、邪悪なマスコットも存在するので、その関係性は元来の友達的な単純な構造ではなくなりつつある[注 6]。
また、1990年代の『美少女戦士セーラームーン』以降、「バトル」をメインとした(またはバトル要素も含む)魔法少女も確立された。『スーパードール★リカちゃん』(1998年-1999年)のように主人公が戦わず、マスコットである「ドールナイツ」が代わりに戦う作品や、『魔法騎士レイアース』(1993年-1996年)のように巨大ロボットが登場して戦う作品もある。
能力の制限と決別
魔法の力には制限が課せられていることがある。使える期間は1年間だけ、秘密を知られてはならない、などの例がある[4]。逆に『ミンキーモモ』(「空モモ」「海モモ」)のように、現世へ枯渇しつつある魔法の力を復興させようと働くこともあるが、健闘空しく、途中で魔法の力が失われてしまい、魔法能力を喪失する事例もある。
魔法少女が特別な力を捨てて普通の女の子に戻ることを望む場合がある。これは、「普通」で「平均的」であることは決して悪いものではなく、ただ「自分であること」が何よりすばらしいことなのだ、という理想を示している[5]。そして『魔法のスターマジカルエミ』(1985年-1986年)の「香月舞」のように、他者から授かった魔法の力に頼らず、「己の力で夢を叶えるため」に魔法少女を辞める例も多い。
また『奥さまは魔法少女』(2005年)や『美少女戦麗舞パンシャーヌ』(2007年)のように、魔法少女が引退後、成人になった後、何等かの原因で再び魔法少女となる作品もある(中には『魔法少女さんだいめっ』(2018年)の「ぷるりら☆遥奈」みたいに、成人後も引退せずに母親になっても魔法少女を続けている例も)。この場合、魔法少女へ変身する際に自分の正体を隠す必要から起こる夫婦生活[注 7]や、自分の産んだ子供に対するジレンマなどが主なテーマになることが多い。
「魔女っ子」という表現
「魔法少女」と同義として用いられる「魔女っ子」については、東映アニメーションが2002年6月に商標登録出願し、2003年5月に登録商標として認められている(登録4673664)。このため固有名詞扱いとして放送メディアではこの言葉が使われる機会が少なくなっているが、世間一般では一般名詞的に使われているだけでなく、作品名でも『魔女っ子モモカ』(磁ロックス作、2007年)あるいは「魔女っ娘」「魔女っこ」と「子」の表記を変えた作品が発表されている[6]。
魔法少女ジャンルの歴史
1960 - 1970年代
日本の魔法少女作品は、横山光輝原作で、東映動画によりアニメ化された『魔法使いサリー』(1966年)がジャンル第一作であるとされている[7]。『サリー』では、人間の世界にやってきた大魔王の娘「サリー」を取り巻く人間模様と、魔法を使っての人助けを軸とした人情ドラマをメインとしている。『サリー』を皮切りに、東映製作で1980年代初頭まで断続的に放送された魔法少女作品群は、現在では「東映魔女っ子シリーズ」と総称されている。
サリーに続いて東映動画でアニメ化された赤塚不二夫原作の『ひみつのアッコちゃん』(漫画1962年、アニメ1969年)では、鏡の精から魔法のコンパクトを授かった人間の少女「鏡アツ子」(後の作品では「加賀美あつ子」)が登場する。ここに、『サリー』の「異世界からの訪問者」という設定に対し、『アッコ』の「魔法の力を授かった人間の少女」という設定が示され、以後の魔法少女アニメに於ける「先天型魔法少女」「後天型魔法少女」の二大主流ジャンルの原型が確立された。もっとも、同時期に流行した「変身ヒーロー」が人間から超人へ変身する以外に設定上の共通点を持たないように、東映の魔女っ子アニメは「魔女っ子=不思議な力を持つ少女」つまり「魔法少女の類型」を踏襲した少女が活躍するエブリデイ・マジック作品であった事実は後々まで様々な派生作品(戦闘美少女系を含む)を生み出す源になる。
また、『魔法使いサリー』のすぐ後にこちらはアメリカ映画『メリー・ポピンズ』の影響で同じ横山光輝原作(原画)の『コメットさん』(1967年)[注 8]が実写メディアで製作されている。この時期、児童向けの映像作品はアニメーションと実写の児童向けドラマも同様に展開されており、NETでは1969年に『ひみつのアッコちゃん』と平行して土曜には『魔女シリーズ』として魔法少女アニメの祖となったドラマ『奥さまは魔女』を放送し、同放送枠で海外魔法ドラマ『かわいい魔女ジニー』【第2シリーズ】や松竹製作の『魔女はホットなお年頃』(1970年)と2年にわたって魔法物のドラマを放送した。
その後この枠は改造人間(サイボーグ)の『仮面ライダー』にとってかわられるが、その影響を受ける形で『仮面ライダー』の作者の石ノ森章太郎原作の『好き! すき!! 魔女先生』(1971年)において、魔法少女に入るのかは微妙だが(主人公の「月ひかる」は若いが、成人かつ超能力宇宙人なので)、アニメに20年先駆けて美少女戦士(アンドロ仮面)が登場している。また東映魔女っ子シリーズからもサイボーグが主人公の『ミラクル少女リミットちゃん』(1973年)が登場している[8][9][10]。
アニメのジャンルでは『アッコ』の後も東映製作によりシリーズを重ね、当時の少女漫画の影響を受ける形で登場した、1974年の『魔女っ子メグちゃん』の主人公として登場したお転婆でコケティッシュな「メグ」のキャラクターは、『サリー』の優等生的な魔法少女像を払拭し、これ以降の魔法少女物では、やんちゃな主人公が幅を利かせることになる。また、クールなライバルヒロインの「ノン」や、滑稽な調査官「チョーサン」、闇の女王「サターン」は、後の魔法少女作品のサブキャラクター像に大きな影響を与えている。
1980年代
1980年代に入ると『魔法少女ララベル』(1980年)を最後に東映製作の作品は一時中断し、葦プロダクション制作の『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1982年)と、スタジオぴえろ制作の『魔法の天使クリィミーマミ』(1983年)から始まるぴえろ魔法少女シリーズが、第二期魔法少女ブームを引き起こす。『モモ』では、夢と魔法の国フェナリナーサのプリンセスである少女「モモ」の人間界での活躍が、『マミ』では、魔法のステッキでアイドル「マミ」に変身する人間の少女「森沢優」を取り巻く事件が、それぞれコミカルなタッチで描かれる。
この両作品は本来の視聴対象である低年齢の女児のみにとどまらず、十代後半から二十代に至る男性層の間でも人気を博し、「魔法少女」ジャンルのファン対象を大きく広げる事になった。その背景要因として、社会的なアイドルブームが挙げられる。これによって『魔法のルージュ りっぷ☆すてぃっく』(1985年)や『新くりいむレモン 二人のハートブレイクライブ』のようなアダルト向け魔法少女アニメも登場した。
また『魔法の天使クリィミーマミ』以降も魔法少女×アイドルは定番となり、80年代後半にはスタジオぴえろから『魔法のスターマジカルエミ』(1985年)、『魔法のアイドルパステルユーミ』(1986年)が登場した。
その後、1980年代末から1990年代初めにかけては、過去の人気作品のリメイクが行われた。当時は高年齢層向けテレビアニメ冬の時代でリバイバルブームでもあり『ひみつのアッコちゃん』(第2作、1988年)が、第1作を凌ぐほどの人気は得られなかったと評される一方で、マーチャンダイジングが成功し、バンダイによる女児玩具の強化が行われ、続いて『魔法使いサリー』(第2作、1989年)が製作され、その一環で実写の『東映不思議コメディーシリーズ』で石ノ森章太郎原作の『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』(1989年)が製作され、以後、同シリーズで1990年代初頭まで同ジャンルの作品群が製作された[11]。
その他、ファンタジー方面からも魔法を使う少女が登場した。1986年には少年単独主人公のゲーム『ドラゴンクエスト』が登場してロールプレイングゲーム (RPG) ブームが起き、翌1987年にはその続編『ドラゴンクエストII』に仲間として魔法使いの少女の『ムーンブルクの王女』が登場し、翌1988年にはその更に続編『ドラゴンクエストIII』に選択主人公として魔法剣士の女勇者が登場し、翌1989年には魔導師の少女が主人公のRPG『魔導物語』も登場した。またファンタジー小説からも天才魔道師の少女が主人公の『スレイヤーズ』(1989年)が登場している。こちらは90年代のバトルヒロインブームの先駆けに当たるが、変身ヒロインではなく、また舞台も現実世界以外が中心となっていた。
1990年代
武内直子原作の『美少女戦士セーラームーン』(1992年-1997年)の成功は、アニメ版『赤ずきんチャチャ』(1994年)、『魔法騎士レイアース』(1994年)、『愛天使伝説ウェディングピーチ』(1995年)、『ナースエンジェルりりかSOS』(1995年)等の作品を生み出し、戦闘美少女(バトルヒロイン)系魔法少女作品は魔法少女の一ジャンルとなった。「バトル」「戦隊モノ(複数のメインヒロイン)」「恋愛」などの要素は後の作品に影響を与えている。
1997年の『少女革命ウテナ』は、美少女戦士セーラームーンシリーズのメインスタッフだった幾原邦彦が少数精鋭のスタッフを集めて制作集団ビーパパスを結成、少女漫画家さいとうちほと組んで世に放った異色作となった。1997年にOVA3巻で発売されたギャグコメディアニメ『ジャングルDEいこう!』は、ポリネシアやメラネシアのような環太平洋の南国文化圏出身の魔法少女を登場させ、従来の西欧的なものではない別の魔法少女像を示した。
またゲーム方面では当時対戦型格闘ゲームがブームとなっていたが、1993年にはスーパーファミコン向けとして対戦型格闘ゲーム『美少女戦士セーラームーンR』が登場した。翌1994年にはアーケードの対戦型格闘ゲーム『豪血寺一族2』にも魔法少女キャラの花小路クララが登場した。
次いで少女向け以外からも変身ヒロインの魔法少女モノのメディアミックスが登場した。これにはOVAシリーズ『天地無用!』のスピンオフOVA『魔法少女プリティサミー』(1995年)があり、1996年にはそれが夕方アニメ化されている。また漫画では少年ガンガンの派生誌『月刊Gファンタジー』から『魔女っ子戦隊 パステリオン』(1995年-1998年)が登場したが、こちらの作品は2000年以降に流行する異性装ものや男の娘ものの先駆け的作品となっていた。
また同時期には落ちものパズルゲームもブームとなっており、対戦パズルを魔法バトルに見立てて魔法少女を主人公にした『ぷよぷよ』シリーズ(1991年〜)や『パネルでポン』シリーズ(1995年〜)も登場している。また美少女戦士セーラームーンも対戦パズルゲーム化されていた。
その他、1990年代後半にはPlayStation向けとして登場したダンスリズムゲーム『パラッパラッパー』(1996年)がブームとなっていき[12][注 9]、その対抗となるドリームキャスト及びアーケードゲームからは前述の『ぷよぷよ』のIPを使った対戦ダンスリズムゲーム『ぷよぷよDA!』(1999年)が登場した。『ぷよぷよDA!』は大きな成功とはならなかったものの、パブリッシャーのセガはその後女児向けとして魔法要素のあるダンスリズムゲームのブームを起こしていくこととなる(後述)。
また1990年代後半から2000年代序盤にかけてはCLAMP原作で設定やビジュアルが従来の作品の型にはまらない『カードキャプターさくら』が制作された。バラバラになった魔法のカードを集めて多彩に使うという展開や魔法を使う少年のライバルが出現するなどのそれまでの魔法少女作品になかった要素がある。街で起こる事件をカードの魔法で解決するという従来の魔法少女やバトルヒロイン的な要素も持ち合わせた作品であった。
中略
日本以外
日本の魔法少女作品は吹き替えや字幕付きで世界各地に輸出された。
アメリカを中心とした海外では、Dicが放送権を購入した『セーラームーン』に代表される美少女戦士系が魔法少女 (magical girl, mahō shōjo) ものの典型・代表作品に受け止められることが多い。
→「en:magical girl」も参照
また、アメリカのドラマ『かわいい魔女ジニー』も魔法少女に分類されているが、主人公の「ジニー」は魔法の壺に閉じ込められたジンニーヤー(女妖霊)であり、設定的には日本の『ハクション大魔王』に近い。
特に北米では2006年の時点で東映・葦プロ・ぴえろなどの古典的な魔法少女アニメが殆ど公開されず、知名度はほぼ皆無である。北米向きにローカライズされた『おジャ魔女どれみ』が4Kids TVで放映された例を除けば、『魔法のステージファンシーララ』などごく僅かな比較的マイナー作品が例外的に深夜の有料テレビで放送されたり、DVD発売[67] がされたものの、歴史的にも重要な『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(空モモ・海モモ)さえ正式な紹介には至らず、DVDも商業的には成功しなかった[68]。ただしミンキーモモのOVA『夢の中の輪舞』は吹き替え版の子供向けVHSが北米でも発売されたようだが、一般の認知は著しく低い[69]。
イタリアなどヨーロッパの一部では、東映・葦プロ・ぴえろに代表される非戦闘系の魔法少女アニメの多くが一部編集された上で吹き替え放映された。そのためこれらの国のアニメファンは、mahō shōjo ないし majokko という言葉を日本語とほぼ同じ意味で使う。
2000年代に入ると、海外でも『セーラームーン』の影響を受けて戦闘美少女の流れを汲んだ魔法少女作品が作られるようになる。
最初に作られたのはイタリア人漫画家のエリザベッタ・グノーネが発表した、魔法のペンダントで異世界のガーディアンに変身する少女たちが悪と戦う『ウィッチ -W.I.T.C.H.-』(2001〜2012。日本では飯田晴子が漫画化)で、フランスの制作会社が2004年から2006年までアニメ化した。日本で『ふたりはプリキュア』が放送開始した2004年には、イタリアのアニメ製作会社Rainbow S.r.l.が妖精に変身する魔法学園の少女たちの恋と戦いを描いた『Winx Club』(2004〜現在。日本未放映)を制作し、これまでにコミック化・映画化・舞台化もされている。2014年にはフランスで、地球でガールズバンドを結成した魔法の国の王女たちの悪との戦いを描く『ロリロック』(2014年〜2017年。日本では『アイドルプリンセス★ロリロック』の邦題で2024年に放送)がスタートし、いずれも魔法の力に選ばれたティーンエイジャーの少女が悪と戦うという内容になっている。
中国では2008年に魔法の国から来た少女と地球人の少女の冒険を描いた特撮テレビドラマ『巴啦啦小魔仙』が放映され[70]、2011年には続編の『巴啦啦小魔仙2彩虹心石』がテレビアニメとして放送[71]、以後テレビドラマ2作、実写映画3作、テレビアニメ5作にわたる長期シリーズとなっている。
また2004年には、日本でも放送されたTVアニメ『かわいい魔女サブリナ』(1970〜1974)、テレビドラマ『サブリナ』(1996〜2003)、TVアニメ『おちゃめな魔女サブリナ』(1999〜2000)の原作であり、魔女の少女サブリナの日常を描いたアーチー・コミック『魔女サブリナ(英語版)』シリーズが、メキシコ系アメリカ人漫画家タニア・デル・リオの手で日本の漫画風にリメイクされた。
2010年にはフランス人アニメータートーマス・アストリュクによる6〜5年間の構想を元に、フランス・韓国のアニメ制作会社と日本の東映アニメーションが魔法少女アニメ『ミラキュラス・レディバグ』の共同制作を発表する。2012年に東映が萌え絵風のPVを発表したが、プロジェクトが3D制作に移行した後に東映は手を引き、2015年に放送された本編では共同制作会社のクレジットに留まっている。2018年には日本のディズニー・チャンネルでの放送が決定した。
2011年には『少女革命ウテナ』のファンであるアメリカ人アニメーターのレベッカ・シュガーが、海外版『宝石の国』とも言えるテレビアニメ『スティーブン・ユニバース』(2011〜現在)をカートゥーン・ネットワークでスタートさせた。2015年には『セーラームーン』などの日本のアニメファンであるアメリカ人アニメーターのダロン・ネフシーが6年間の構想期間を経て、ディズニー・チャンネル初の魔法少女アニメ『悪魔バスター★スター・バタフライ』(2015年〜現在)を発表し、セーラームーンをはじめとする日本アニメのオマージュを盛り込んでいる。これらの二作は、単なる子供向け作品として作られた他の海外アニメ作品とは異なり、大人も楽しめるストーリー性や謎解き要素が加わっている。また、2015年のディズニーからは魔法少女物の『Star Darlings』シリーズも登場している[72]。
さらに、アメリカのプロレス団体であるWWEでは、日本人女子レスラーのSARRAYに対し、「祖母からもらったネックレスを握りしめると力が湧き、レスラーに変身する」というキャラクター付け(ギミック)が現実世界でなされたことがある[73][74]。
韓国では2016年に韓国国産アニメの魔法少女物として、『妖精ピンク』、『ヨランア ヨランア』、『プチプチミューズ』、『クリスタル妖精 Z-SQUAD』、『シークレット・ジュジュ』、『フラワーリングハート』、『ソフィー・ルビー』、『キャッチ!ティニピン』、『ティーティー・チェリー』、『コミ魔女ララ』が製作され放送された。
中国では『花の子ルンルン』の新作として『花仙子-之魔法香対論』が登場する予定となっている[75]。
お約束設定・展開など
1 魔法を変身以外(テレポート、タイムトラベル、召喚、予知夢など)に利用する
2 変身後、アクション以外で戦う(歌、音楽、映像で癒す・説得するなど)
3 最初から変身した状態で生活していて、素性が不明
4 変身前と変身後の人物がバラバラ
5 変身者が少女で、変身後が美少女以外
6 変身前も変身後も魔法少女(主人公が変身前の少女に転生してそこから更に二段変身する、変身前の少女も読者の理想が投影された脇役など)
7 少女は変身せず、少女を守護する魔法生物がイケメンに変身する
8 少女から遠い人物(いかつい中年男性など)が魔法少女(変身後)に変身する
9 魔法を使った活躍ではなく、魔法を使った後のハプニング(物語)を見せる
10 少女が住む魔法界・異世界が主役
11 少女が知恵、仲間を利用して敵から逃走するシンデレラストーリー(語源のシンデレラにも魔法が登場する)
12 主人公が普通の少女で敵が魔女や魔男(少女が知恵で敵を倒す場合と少年と協力して敵を倒す場合が存在し、一般的に敵は「物理攻撃で圧倒する」以外の方法で倒すことが多いが、必ずしも物理の要素がないとは言い切れないようである。)
13 主人公が魔法でドレスアップして活躍するが、魔法をかけるのが仲間の魔女や魔男(ヒーロー)
14 自分や仲間にかけられた呪いを解くのがメインの話
15 悪い魔女の主人公を傍観させる話(この魔女は、魔王ものの魔王のようにポンコツであり、大して影響力を持たない)
16 元々男だった主人公が死んだ後、女に転生する(或いは女体化)
等が特色としてあげられ、魔法少女の活躍がメインではない作品にも似た要素が登場することがある。
※超能力関係の作品・キャラクターは「超能力」「超能力者」にまとめが存在。
関連作品
少女・女児向けアニメ
東映アニメーション
明日のナージャ … シンデレラストーリー。メリーポピンズのように傘を利用しているが、作中で魔法を使っていない可能性もある(というか、魔法の存在を明確に記されていない)。
おジャ魔女どれみ
キューティーハニーF … 原作よりも魔法少女の要素が強くなっているが、科学から生まれた点は同じ
東映魔女っ子シリーズ … サリーちゃん、アッコちゃん、メグちゃんなど、昭和の有名な魔女っ子ものはほとんどがここに属する。各種作品はリンク先参照。
美少女戦士セーラームーン(アニメ版)
ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー
プリキュア … 各種作品はプリキュアシリーズ一覧 を参照。ただし「魔法」を明言しているのは『魔法つかいプリキュア!』シリーズのみ。
葦プロダクション
花の魔法使いマリーベル
魔法のエンジェルスイートミント
魔法のプリンセスミンキーモモ
スタジオぴえろ(ぴえろ魔法少女シリーズ)
魔法のアイドルパステルユーミ
魔法の姉妹ルルットリリィ
魔法のスターマジカルエミ
魔法のステージファンシーララ
魔法の天使クリィミーマミ
魔法の妖精ペルシャ(原作の「ペルシャがすき!」は魔法少女ではない)
講談社
美少女戦士セーラームーン
怪盗セイント・テール
魔法騎士レイアース
カードキャプターさくら
東京ミュウミュウ
ぴちぴちピッチ
まじもじるるも
ミラクル☆ガールズ(アニメ版)
しゅごキャラ!
シュガシュガルーン
集英社
赤ずきんチャチャ(アニメ版。オリキャラのマジカルプリンセスも登場する。)
桜姫華伝
神風怪盗ジャンヌ
ナースエンジェルりりかSOS
姫ちゃんのリボン
満月をさがして
小学館
愛天使伝説ウェディングピーチ
チョコっとちょこちゃん
とんで!小鳥ちゃん
とんでぶーりん
バトルガール藍 ※科学から生まれたが、戦い方はファンタジー
まほちゅー!
白泉社
学園アリス
十二秘色のパレット
その他(児童書、オリジナルアニメなど)
ウルは空色魔女
オズの魔法使い
おばけのホーリー ※大人&少女
Cosmic Baton Girl コメットさん☆
コレクター・ユイ ※厳密にはサイバーパンク系のSFであるが、擬似的な魔法少女の体裁を取る。
ジュエルペット(アニメ版) - アニメシリーズの中には『ジュエルペットサンシャイン』のように魔法少女の類型を持たない作品もある
スプーンおばさん ※老婆
ちまりまわるつ
ふしぎ星の☆ふたご姫
プリンセッション・オーケストラ
魔女の旅々
ヤダモン
夢のクレヨン王国(アニメ版)
よばれてとびでて!アクビちゃん、アクビガール
らくだい魔女
リルぷりっ
わたしのママは魔女 ※大人
ワッチャプリマジ! ※魔法+アイドル
中略
一般向けアニメ及び書籍
色づく世界の明日から
かつて魔法少女と悪は敵対していた。
護法少女ソワカちゃん
砂沙美☆魔法少女クラブ
終末のイゼッタ
純潔のマリア
秒速お助け!マジカルミユ
フェアリーランドストーリー
ふらいんぐうぃっち
ポッピンQ
マジカルゴ
魔女っこ姉妹のヨヨとネネ
魔女の宅急便
魔法少女俺
魔法少女隊アルス
魔法少女プリティサミー
魔法少女レインボーブライト
魔法使いTai!
リトルウィッチアカデミア
一般向けゲーム
オシャレ魔女ラブandベリー
コットン
大戦コスプレタリカ
デススマイルズ
トラブル☆ウィッチーズ
マジカルポップン
見習い魔女とモコモコフレンズ
略
男性・大人向けアニメ及び書籍
(大人向けのダークな展開をするものと、パロディコメディものとに分かれる傾向。)
ウィッチウォッチ
ウィッチクラフトワークス
おいでよ_魔法少女村(不法占拠)
奥さまは魔法少女
快盗天使ツインエンジェル
かおすキッチン
株式会社マジルミエ
激突のヘクセンナハト
サイレント・ウィッチ
砂沙美☆魔法少女クラブ
真実の魔法少女
新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん
新本格魔法少女りすか
せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ
絶対純白魔法少女
装神少女まとい
大魔法峠
ツインエンジェルBREAK
天からトルテ!
ドリームハンター麗夢
ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて
撲殺天使ドクロちゃん
プリズマ☆イリヤ
前橋ウィッチーズ
魔王な使い魔と魔法少女な
まじかるすいーとプリズム・ナナ
マジカルパティシエ小咲ちゃん!!
まじぽか
魔女っ子戦隊パステリオン
魔女っ娘つくねちゃん
魔女娘ViVian
魔女っ子モエりん
魔法少女育成計画
魔法少女・オブ・ジ・エンド
魔法少女禁止法
魔法少女サイト
魔法少女しげはる
魔法少女シリーズ(ちゃおホラー)
魔法少女特殊戦あすか
魔法少女なんてもういいですから。
魔法少女にあこがれて
魔法少女猫たると
魔法少女×敗北裁判
魔法少女プリティ☆ベル
魔法少女マジカルデストロイヤーズ
魔法少女まどか☆マギカ
魔法少女ミサ
魔法少女メルル
魔法使い黎明期
魔法遣いに大切なこと
メルヘン・メドヘン
もえたん
リリカルなのはシリーズ
后略
魔法少女という設定またはパロディがされているキャラクター
略
アニメ・漫画・ドラマ
風色琴音(RPG不動産)
埋れ木エツ子(悪魔くん埋れ木版第32話)
夢あおい(ウイングマン)※特殊能力+それっぽい服装への変化
タイニーバルタン(ウルトラマンマックス)※超科学力のなせる業だが地球人には魔法にしか見えない。
メイザ・エンダスト(えんどろ〜!)
ネリー(かいけつゾロリ)
魔法少女ピリアマギア(怪人開発部の黒井津さん)※二人組だが、1名は美少年が変身している。
魔法少女ビースト(?)(仮面ライダーウィザード)
フォーン・ファルシア(機動戦士ガンダムAGE)
ゴルゴビューティー、ハロウィッチ(仰天人間バトシーラー)
巽もえぎ(金田一少年の1泊2日小旅行)
金田一二三(金田一少年の事件簿)※「美少女探偵 金田一フミ」より
ユナ(くまクマ熊ベアー)
ラジエッタ・ファンベルト(激走戦隊カーレンジャー)
ジニヤー、ザンビア(ゲゲゲの鬼太郎)
ヨハネ(幻日のヨハネ)
エルル(この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる)
星野輝子(コンクリート・レボルティオ)※作中で魔女っ娘、魔女と呼ばれている
ティオ、コルル(金色のガッシュ!!)※モンスター物の魔物という設定
孫悟空(最遊記) ※原作ではないがアニメでは…!?
黒井まみ(地獄先生ぬ~べ~)
神宮きょうこ(ジャヒー様はくじけない!)
六道那柘美、ミイ(ジャングルDEいこう!)※作中で魔法少女と呼ばれていた
アイコ(ジャンケンマン)
銀島サマー(世界の中心、針山さん)
二階堂マリ(対魔導学園35試験小隊)
アリサ(楽しいムーミン一家)
ダルーサ(チンプイ)
魔女(ついでにとんちんかん)
魔女っ子しずちゃん(ドラえもん)
魔法天使もるみ(PUIPUIモルカー)
イリヤスフィール(プリズマ☆イリヤ)
ポケモン魔法使いのリリー(ポケットモンスター)
ミモラ、りあ・キナカーモ(まじかる☆タルるートくん)
千代田桃、陽夏木ミカン(まちカドまぞく)
デビルククリ、プリンセスククリ(魔法陣グルグル)
ブラック・マジシャン・ガール(遊☆戯☆王)
ぼたん他霊界案内人(幽☆遊☆白書)※死神だが和風の魔女のような容姿で、白魔術が使える設定
侵略魔少女エルゼメキア(妖怪学園Y)
ヘケート(リボンの騎士)
煌樹まみか(Re:CREATORS)
カリン・イステル(恋愛フロップス)
略
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