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[table=100%,#efefef]卒業式です。杉崎以外の生徒会メンバーが碧陽学園を離れる最後の日です。 |
それ以外の事は何も起こりません。事件も問題も何も起こりません。 |
別に最後の最後で遅れていた杉崎登場!みたいなベタクライマックスもありません。 |
そこにあったのは学園を離れる者、そして残る者の様々な思いだけです。 |
ただ、純粋な気持ちだけです。 |
卒業式が終わった後にも生徒会女子メンバーと杉崎と1対1の吐露。 |
ここでも別に超展開が待っているなんて事もありません。 |
今まで出てきた場面、感情、本音、強さ、それらが一極集中し、濃縮されて杉崎に向かいます。 |
ただそれを受け止める杉崎の方も同じで、全てを受け止め、向き合います。 |
そして会長パートの最後、読んでいる私も泣いてました。 |
これを書いている今もそのページを確認してまた目が潤んできました。 |
この作品中、誰よりも成長し、強くなったのは会長、桜野くりむだと私は思います。 |
勿論いつも通りのギャグパートもあるのですが、 |
こちらに関しては本当に「いつも通り」と称するのが最善だと思える位にいつも通りです。 |
その為余計に最後にやられたのもあります。 |
これも俗に言うハーレムエンドとは少しばかり違うかもしれませんが、立派な「ハーレムエンド」でしょう。 |
最初はVSに参戦という事で手に取って読んだ程度でしたが、 |
そこからこうして完結まで新刊が出る度に買って読んで約2年。 |
普通の小説もそれまで時々読んでましたが、 |
今では他の作品も何作も買って読むようになりライトノベルにどっぷり浸かったのもこの「生徒会の一存」がそれだけ面白かったからです。 |
趣味の点であるにしろ、私が変わった、と断言できる作品に出会え、 |
その完結まで見届けられるのは幸せな事に違いないと思います。 |
実際はあとがきにもあったように卒業式二次会の番外編「生徒会の土○」が残っており、 |
その後では新生徒会、杉崎アフターの「新生徒会の一存」(仮)が上下巻で発刊予定との事。 |
あくまでファンディスクのような物、との事ですが、ファンならファンらしくそのファンディスクが出るのを素直に待つ事にします。 |