rubile 发表于 2013-4-22 10:39

eyeego 发表于 2013-4-22 10:48

rubile 发表于 2013-4-22 10:52

sakaki59 发表于 2013-4-22 10:58

长的丑没人权,再说成长差凹起来痛苦,tm还是个秃头,谁凹啊...长的丑没人权啊(因为很重要说两次)


金骑士真不用纠结,不选用领主女儿圣骑士顶替也完全ok,反正入队早有斗鸡场,长的还养眼

忘却旋律 发表于 2013-4-22 11:03

喂喂 你们把到10级转职后12级学到的烈风给忘了嘛(具体几级学会时间长了可能有出入 10及转金骑士多个烈风,虽然会多浪费一个等级上限之书,不过这玩意能刷无所谓啦, 好吧我是那龙控)其实那龙最苦逼的是支援太少....引用第111楼艾尔特翔于2013-04-22 09:54发表的:

金骑除了加成,还有职业技啊(连续+大盾),这个才是变身的原因。金骑+大盾怎么也不会太容易死吧。后期的室内站是个骑兵都是渣,不是能力,而以移动不行(除了那几个有移动成长的例外),基本都是剑士和法师的天下。 images/back.gif

holyblood 发表于 2013-4-22 11:08

eyeego 发表于 2013-4-22 11:08

rubile 发表于 2013-4-22 11:12

忘却旋律 发表于 2013-4-22 11:14

话说什么时候吧外传加点料重置一下 绝壁来3份 (觉醒请自动屏蔽)

ladypearl 发表于 2013-4-22 11:33

回 119楼(艾尔特翔) 的帖子

我对变身盗贼的兴趣不大,太不稳定了。流程会练满,但绝不会用来当主战力。
没和人对战过,要是和人对战的话我估计我也就变身成魔女瞬移到敌后偷袭几个重要的辅助人员吧。

引用第124楼忘却旋律于2013-04-22 11:03发表的:
喂喂 你们把到10级转职后12级学到的烈风给忘了嘛(具体几级学会时间长了可能有出入 10及转金骑士多个烈风,虽然会多浪费一个等级上限之书,不过这玩意能刷无所谓啦, 好吧我是那龙控)其实那龙最苦逼的是支援太少....
images/back.gif

烈风太鸡肋了,价值远不如超级证。

orcher1945 发表于 2013-4-22 11:34

泪流满面,终于等到了

eyeego 发表于 2013-4-22 11:42

ladypearl 发表于 2013-4-22 11:47

会变回来的,但是变回来的回合数不确定。

ladypearl 发表于 2013-4-22 11:53

回 115楼(rubile) 的帖子

如果他没有见切的话,确实如你所说。

有了见切和死生,再学一两个强力特技,绝对强力。况且还有移动力的成长。
如果拿了守护杖,放弃金骑士也不能放弃他。

rubile 发表于 2013-4-22 12:01

艾尔特翔 发表于 2013-4-22 12:15

其实12的移动基本只能看看,对战的时候都是整体推进的,你单独一个人闯进去只有死,他又不是骑士,室外也没有打带跑,所以来内尔基本作用不大,强力特技给他不划算,就算学了强力特技,但是技术21,有多少发动率?。室内站我的建议就是放弃撒枪。全力以剑士和法师支援网为中心建立队伍。

ladypearl 发表于 2013-4-22 12:19

回 134楼(rubile) 的帖子

你舍得对杂兵用萨莉亚枪的话,自然上限高的占优势。何况枪入手后金骑用的机会也不多。更何况如果舍得萨莉亚枪扎杂兵的话我一样舍得用力量杖。
对强力boss甚至对战的话金骑上限那点优势全被特技上的劣势毙掉。有没有见切差距是决定性的。就算是流程,和剑盾交手不带护符的金骑完全能在瞬间让敌人劣势变优势然后秒掉。

rubile 发表于 2013-4-22 12:22

rubile 发表于 2013-4-22 12:35

ladypearl 发表于 2013-4-22 12:41

你把死生和见切当空气了么,萨枪对月剑金骑,都用原始技能的前提下,先攻的话利用射程白打两次。
就算后攻,月剑一下去掉接近2/3的HP,两下萨枪不出必杀的几率是多大,金骑那边什么特技都出不来,你告诉我谁死的可能性更大。

这还是不算支援。

艾尔特翔 发表于 2013-4-22 13:17

生死也只是增加必杀率而已,一个女神盾就能挡住了,见切的话,那龙原本就没什么攻击技,无所谓。你对特技太依赖,技术一样的话,发动率最多4%,更不要说21对上25的劣势了。
而且一般情况下,室内基本不会上骑士(至少我是这样),你来内尔对上的全是强力支援的剑士和法师,室外的话那龙的支援是少(也就流男了),但是来内尔的支援基本都上不了台面啊,有什么用,还不是半斤八两,你有撒强我也有,那就是拼能力上限了。

rubile 发表于 2013-4-22 13:19

rubile 发表于 2013-4-22 13:37

final007 发表于 2013-4-22 13:38

光看标题就想起当年刷百人斩武器的日子了

忘却旋律 发表于 2013-4-22 13:45

还能战到5页 作为一个火纹控 内牛满面
任地狱 重置 外传   把系谱做完整啦

ladypearl 发表于 2013-4-22 14:05

引用第140楼艾尔特翔于2013-04-22 13:17发表的:
生死也只是增加必杀率而已,一个女神盾就能挡住了,见切的话,那龙原本就没什么攻击技,无所谓。你对特技太依赖,技术一样的话,发动率最多4%,更不要说21对上25的劣势了。
而且一般情况下,室内基本不会上骑士(至少我是这样),你来内尔对上的全是强力支援的剑士和法师,室外的话那龙的支援是少(也就流男了),但是来内尔的支援基本都上不了台面啊,有什么用,还不是半斤八两,你有撒强我也有,那就是拼能力上限了。 images/back.gif

我没测试过,不过应该是这样的,女神盾一样可以防住月剑的无视防御。否则的话月剑就可以砍掉龙鳞盾了。
莱内尔没有见切的话我自然当他是渣。


引用第141楼rubile于2013-04-22 13:19发表的:

神装单挑?要知道谁死的可能性比较大?
首先打莱昂内尔还真不用月剑,平时就拿萨枪。金骑的防御上限是23,莱昂内尔攻击+萨枪加起来只有40,每一下只有17的伤害。给你白打两次,反击还你两枪,总共43的攻击力两下打掉44的血。下一回合就是金骑先手了,一枪的事。这就是你去打先手的情况。
至于你被打先手?更要命,两边都有女神盾,就别指望必杀了。结果……你自己应该想得到。
也许你要说女神盾只有一面,但问题是对战中进入你物理强攻范围的,肯定是不会被你秒掉的角色。能被你秒掉的人,是不会进入你的攻击范围的。而来打你的,基本是肯定自己能够秒掉你的。这就是和人对战的特点了。这也就是金骑在对战中的可怕所在,因为他的高上限使他几乎完全不会被针对。而且一般对战的时候,反倒是他会去学死生,可以和王骑形成连环的高上限萨枪攻击力链。
....... images/back.gif

你先说的月剑两刀秒萨枪莱内尔,我顺着你的话说,成我拼神装单挑了?搞笑么。

都用萨枪我自然知道等后手了,放着死生的优势不用当傻子吖。

至于拿女神盾出来我就笑了。一个上限远不如你的人,之前还说秒起来没鸭梨,结果一看不行自己死的几率更大就搬出女神盾来救场,这是见切没什么用?

对战就更不用说了,室内站你金骑就吃瘪上都没机会上,莱内尔没事。也不用把话题转移到团队战什么的。
我一直强调一个见切对于一个单位的战力影响有多大,没有见切莱内尔根本没机会,有了见切,有些人就会舍掉金骑要他。

萨拉丁 发表于 2013-4-22 14:15

引用第144楼忘却旋律于2013-04-22 13:45发表的  :
还能战到5页 作为一个火纹控 内牛满面
任地狱 重置 外传   把系谱做完整啦  images/back.gif


说句不好听的现在的任地狱还做得出加贺风的FE?

觉醒呵呵。

引用第107楼ladypearl于2013-04-22 09:36发表的 回 103楼(eyeego) 的帖子 :
三个,魔女,盗贼女剑士,义妹。
前面的死了后面的顶上,除非你全死了。
盗贼女剑士如果能跟士元的话就不跟维加,只有在跟不了士元的时候才跟维加。 images/back.gif


你错了师妹才是最高的。师妹初期10不触发和童话的事件触发深夜告白+15=25。俩剑圣靠在一起支援25啥概念……

魔女上来就20不会加。

盗贼女我记得是触发事件+15。

话说士元还真是主角配置,强力专用剑,来八路(Vega),后宫,因缘的Boss(老母)。

流南和霍姆兹配置都没这么齐。

ladypearl 发表于 2013-4-22 14:45

回 146楼(萨拉丁) 的帖子

我那个顺序不唯一。
义妹和恋人的上限都是15,义妹初始5事件+10。相同的话自然恋人优先了。你可以去火花专题查一下或者开修改器看一下。

回去翻了一下当年内测时的存档,茱莉亚的和斧男剧情没发生然后和士元有剧情才能在一起,否则就算好感度15了也是士元和魔女。

艾尔特翔 发表于 2013-4-22 15:28

引用第142楼rubile于2013-04-22 13:37发表的 :

打纳龙的时候见切还是很重要的。纳龙有连续之技,这个东西无视对方技能,概率恒定为你的敏捷减去武器重量。所以无论怎么样,他都有20%以上的概率发动连续。 http://220.196.42.172/2b/images/back.gif


那当然,有见切肯定好啊,至少生死和大盾不用烦了。连续没办法,这个是恒量对战人选的一个主要标准啊。

艾尔特翔 发表于 2013-4-22 17:33

回 146楼(萨拉丁) 的帖子

士元和义妹是初始5,事件+10,一共15。25太夸张了。
TRS支援上限就是15,这个应该是你记错了。

裤袜大落 发表于 2013-4-22 18:59

rubile 发表于 2013-4-22 19:14

萨拉丁 发表于 2013-4-22 20:00

Re:回 146楼(萨拉丁) 的帖子

引用第149楼艾尔特翔于2013-04-22 17:33发表的 回 146楼(萨拉丁) 的帖子 :
士元和义妹是初始5,事件+10,一共15。25太夸张了。
TRS支援上限就是15,这个应该是你记错了。 images/back.gif


哦,那大概是我记错了。

那魔女就是10咯。我印象里魔女的支援不是到顶的。

ladypearl 发表于 2013-4-22 20:23

引用第151楼rubile于2013-04-22 19:14发表的:

别忘了,月剑秒莱昂内尔是在两边都有女神盾的前提下,莱昂内尔秒不了对方,对方可以秒他。这算我拿女神盾来救场?都不拿女神盾谁后手谁有优势,都拿女神盾不论谁先手谁后手都是他必败。请问谁强?
而如果你考虑的不是单挑的话,而是团队作用的话,那更要命了。纳龙可以凭借高上限和萨枪的两格射程卡其它职业的攻击速度,莱昂内尔靠什么?死生?还是那句话,和人对战来时,跑过来终结你的肯定带女神盾(就算禁复制女神盾的BUG),死生根本就是摆设。你自己先手又是送死,团战卡不了其它职业的攻速,那他所谓的优势在哪里?打剧情确实很强,问题是好好培养打剧情连李都足够不是吗?
对战见切和死生强势论已经是很早期的事了,到了05年以后所有人都发现对战中高上限绝对是王道。具体可以翻阅火花天龙剑的对战帖子。不论团战还是单挑,不考虑女神盾绝对是不可能。
顺便说一句,我参与过火花天龙剑TRS对战规则的制定。 images/back.gif

你自己之前的贴子在那摆着,是你的问题还是我的问题大家看的很清楚。被打脸后又慌忙来改条件。
莱内尔靠自己就能封住金骑的特技大几率干掉金骑,金骑靠女神盾才能干掉莱内尔。少拿大家都拿女神盾来当借口,女神盾对谁的影响比较大谁都清楚。
巴西男足对中国男足,双方都不许射门过人,最后战成0:0。恩,由此可见中国男足和巴西男足一样厉害一个水平线。

至于对战,你可以拿有女神盾的人上来我就不能躲了?我就得傻站着等着你来打然后让你说看吧这人不行?

至于你参加了那个所谓的规则制定我就更笑了,这能说明什么问题?你说的话全是对的?这贴子里你就自己扇过自己了。足球裁判还有睁眼瞎了。
我还参与这次汉化了呐,难道我就能独立完整的汉化一个游戏了?

ladypearl 发表于 2013-4-22 20:26

回 152楼(萨拉丁) 的帖子

魔女是15。你用火花那个rom修改器可以清楚的看到初始支援就是15。
有种说法是士元31关前提前死了让魔女加入就是15,31关加入是10,我没验证过。
但是我之前说的那个斧男不承认救了茱莉亚是必须的,否则魔女不死茱莉亚没可能跟士元走。

白莲 发表于 2013-4-22 20:52

引用第153楼ladypearl于2013-04-22 20:23发表的:
你自己之前的贴子在那摆着,是你的问题还是我的问题大家看的很清楚。被打脸后又慌忙来改条件。
莱内尔靠自己就能封住金骑的特技大几率干掉金骑,金骑靠女神盾才能干掉莱内尔。少拿大家都拿女神盾来当借口,女神盾对谁的影响比较大谁都清楚。
巴西男足对中国男足,双方都不许射门过人,最后战成0:0。恩,由此可见中国男足和巴西男足一样厉害一个水平线。
....... images/back.gif

你这话我这旁观的都看不下去。有话好好说。
之前你们有说过不带女神盾这个条件吗?没说过条件谈什么改条件?大家确实都看得很清楚,你毫无道理可言。
所以其实改条件的是你,你自己要改条件要求两边都不带女神盾,那我觉得也行。只要带个银盾,莱内尔就算后手依然头大,必须两次必杀才能打死对面。而连续两次必杀的概率,就小很多了。胜负关系变成先手必死,后手胜率也不到50%,结论依然是莱内尔弱。你该不会说银盾也不能带是吧?用你的话来说,我可不可以说你依然被打脸?大家依然看得很清楚?
莱内尔其实很强,问题是最适合他的雷达之枪,游戏里拿不到。这才导致了他定位尴尬。不知道你们有没有玩过一个对战平衡般?那个版本可以拿到雷达之枪,莱内尔立刻就成了第一线的。

ayin-dis 发表于 2013-4-22 21:07

都2013年了 TRS还能战6页顺便贴个当年加贺博客里面TRS2的构想就当怀念好了

邪神の祭壇での戦いから1年の後…

【カナン王国】
セネト王子が弟19代カナン王となり、有能な臣下らとともに、荒廃した王国の建て直しに勤しんでいたが、先の戦争による傷跡は大きく、また王妃の選考や王妹ネイファの処遇に起因する諸侯らの対立もあって、若きカナン王は内政問題に忙殺される日々を送っていた。
☆カナン連合—カナン王国を中心とする5王国の連合。
【リーヴェ王国】
晴れてメーヴ王女と結ばれたリュナン公子が第17代リーヴェ国王となり、二人で協力して国政改革に乗り出すも、改革を望まない旧勢力の貴族らの抵抗は激しく、いまだその志半ばである。
☆リーヴェ王国の下には、ゼムセリア公国、ラゼリア公国、ノルゼリアの三大公国を初めとする12の有力な独立国家(封建領主)があり、それらを敵に回しては国王といえども地位を保てない。リュナンはラゼリア公爵でありながら、諸侯らの推戴によってリーヴェ国王の地位についた。これは一代限りのものであり、メーヴェ王妃に男児が誕生して成人すれば、彼は退位してその地位を息子に譲ることになる。もしメーヴェ王妃以外の女性に男児が生まれたとしてもその子には王位継承権はない。【4つの聖王国はその始祖が女性でありながら、女性が王位に付くことを認めていない(ただしユトナの血筋は絶対であり、血統そのものは女系でも可)。これはユトナ王妃が残した法典(一般にユトナ法典と呼ばれ、リーベリアの国々に共通する法律や慣習の祖となったもの)起因するものである。ユトナは自分の子孫たる娘達が権力を得てカルバザン皇帝のようになることを恐れ、女性の王位継承を固く戒めた (聖竜の力は女性にのみ現れるため)】
【サリア王国】
4王国の中で唯一国王が健在であるが、長年の幽閉生活に健康を蝕まれ、今も病床の中にある。
ただ一人の後継者であるマリア王女はまだ年若く、王国の復興は、セルバの太守レオンハート(公爵)に託されているが、サリアもともと好戦的な遊牧民族の多い土地柄であり、先の内乱の影響もあって各地で紛争が絶えず、王権の支配は一部に留まっている。
 ☆かつて大陸の中央草原地帯は、多くの部族国家が割拠し抗争に明け暮れていた。カーリュオン王の治世17年、リーベラント王国から若き名将カールアイス将軍が、少数の部隊を率いて中央草原地帯に遠征し、先住部族たちに和解を促した。好戦的な遊牧民達がそう簡単に服するはずもなく、戦いは十数年に及んだが、彼の武勇と誠実さに、やがて族長達は調停を受け入れるようになる。カールアイスはセブラム川の上流に砦を築き、セラードの太守として
その後も先住民族たちの平和と繁栄に尽力した。彼が40を過ぎた頃、当時エルマ神殿の巫女であったユトナの末娘サリア(当時はまだ16歳であったという)と激しい恋に落ち、やがて二人は結ばれる。カールアイス(公爵)の死後、嫡子アーダンベルトは草原の部族長たちの推戴を受けて彼らの王となり、ユトナ王妃の承認を得てサリア王国を建国した。【リーヴェ、カナンに次いで3国目、カーリュオンはすでに病死していたがユトナ王妃はいまだ健在であった】
【レダ王国】
レダ地方の現状は4聖王国の中でも、最も悲惨である。
ユトナの聖戦(ノルゼリアの悲劇からグエンの滅亡までの戦いを当時の人々はこう言った。正確には第三次ゾーア戦争。前10年の北方解放戦争を含める場合はガーゼル戦争と言う)が終わり、ティーエ王女が帰国した後も、レダ地方は作物の不作や伝染病の発生が続き、困窮した人々はやがて流民や山賊となって隣接地域になだれ込んだ。
このことが原因となって、各地で住民同士の衝突が相次ぎ、やがてそれは、ティーエの下にまとまりかけていたレダの諸勢力が再び分裂する兆しとなる。当時のレダの政治状況は以下の通りである。

ティーエ王女 17歳。ユトナの娘レダから見て48代目の子孫となる。女系的にはまさに直系であり、その証拠にレダの聖痕を左の胸の上に持つ。ただし先にも述べたように、ユトナ法典の定めにより直系の子女が国の支配者(つまり女王)になることは許されない。今後正当なレダ王になれる資格を持つものは、彼女が生んだ男子(あるいは彼女の娘が生んだ男子)だけであるため、リチャードたちレダの有力諸侯はティーエ王女の獲得に必死である。(仮にティーエ王女を妻としても、それで自動的に王になれるわけではない。血統的に正当な国王が不在、あるいは未成年(15歳以下)の場合はレダの巫女(レダの女系女性で聖痕を持つものであれば直系でなくてもかまわない。この場合、ティーエがそれに当たる)が仮の王を決定する権限を持つ。ティーエは15歳になった時点でその権限を有したが、何か心に秘めていることがあるらしく、レダの王位はいまだ空白である。聖戦から半年後、レダ地方の異常に邪神の影を見たティーエは、後事をリチャードら7名の有力諸侯に託し、自らは女神ミラドナ(エミユ)の力を借りるためシエロ山の地下神殿に向かった。

ロナード王(27)。レダ7国の一つ、イストリア王国の王。イストリアは元々、トレンテに次ぐ名門公爵家としてレダ王家直臣の封建領主であったが、レダ-サリア戦争によって王家が衰退した後は、主家を凌ぐ勢力を蓄え、やがてレダから独立して王国を自称するようになった。その後はガーゼル教団と結んで密かにトレンテ公爵夫妻を殺害し、保護を名目に当時14歳であった公女ティーエをイストリア城に幽閉した。またバルト会戦では西部同盟を裏切り、軍事強国であったマール王国軍を粉砕、その勢いを以て隣国ベネト(共和国)からマール王国へと支配を広げた。しかしユトナ戦役の2年、15歳になったティーエはロナード王子の助けによってイストリアを脱出、トレンテで解放軍を組織して南下し各地で住民の熱狂的な支持を受ける。さらにラトヴィアの辺境地帯で勢力を蓄えていたマールのリチャード王子軍と合流した後は破竹の勢いでゾーナベルテ、マール、ベネトの諸国を解放しついにはイストリア本城の攻略にも成功する。稀代の奸雄と称されたギュネス大公は城と運命を共にしたが、ロナード王子はマールの防衛司令官として作戦中に父王と対立し、配下を率いてティーエに投降したため一命を許された。その後は彼女に忠誠を誓い、リチャードと共に実戦部隊の両輪として活躍する。イストリア陥落後は、祖国の復興と王位の継承を許され、ティーエたちがグエンカオスとの戦いに旅立った後もレダに残って治安の維持に努めた。リチャードとは正反対に紳士的で実直な人物、ティーエに命を救われた後は、女神を見るような一途さでひたすら忠節を尽くしている。まあ、いい男かも…。

☆その他いろいろ
(1)OPでユニの身を気遣うゼノ。ナルサスが生存していればユニの過去の一部が明らかになる。ユニはもともとベネト公国の公爵家に連なる貴族の娘で裕福に暮らしていたが、14歳のときに公都ベネト市がイストリアの侵略にあい、家族を殺され家も失った。生きてゆく望みを絶たれたとき、サムエルという吟遊詩人の青年に助けられてマールに脱出。だがそのマールも戦乱となり、彼は手下だった下っ端の盗賊ナルサスにユニをゆだねて、海路グラナダに行き、領主のヴァルス提督のもとに身をゆだねるように言った。盗賊の技術はナルサスからならった。
(2)後に登場する吟遊詩人のサムエルはヴァルス提督とマールの踊り子との間に出来たこどもで、ホームズの異母兄に当たる。そのことを知っているのはサムエル本人とヴァルスのみだが二人とも口には出さない。<母親が病死する13歳くらいまではたまに会っていた。死後、グラナダに引き取ることを申し入れたが、サムエル自身が拒否し家を出たという経緯がある。その後は会っていないが、ヴァルスを憎んでいるわけではない。ヴァルスはサムエルからの手紙でユニとナルサスをグラナダに引き取り、二人をホームズに託したのであるが、むろんホームズは何も知らない>
二人がグラナダに行ったのは、ホームズがグラナダを脱出する半年前のこと。
(3)ゼノは12歳までイストリアの貴族の家で奴隷として働かされていた。その家を逃げ出して、追っ手に殺されそうになったときにヴェルス提督に救われグラナダへ行った。彼もまたホームズに預けられ、2年間はシーライオン船員として働いた。ユニと出会ったのはイスラに行く半年前だが、特に親しいわけでもなく、彼はユニの過去を何も知らなかった。ゼノはティーエの一つ下の弟。ティーエが生まれて一年後にゼノはトレンテの宮殿で生まれたが、その直後謎の一団(後年、グエン率いるガーゼル魔道軍と判明)に宮殿が襲われて公爵は殺害、母親も重症を負った。ただ高位の司祭でもあった母親が転移の術でゼノを城外に逃がし、ゼノは郊外の道端に転送され、旅の商人夫妻に拾われて6歳まで幸せに暮らした。しかし旅の途中に盗賊に襲われて養父母は殺され、彼はイストリアの奴隷市場で売られた。それから6年間、貴族の家で家畜以下の暮らしを強いられることになるのである。むろん母親である公爵夫人はゼノの捜索に全力を尽くしたが、グエンに狙われている中で公にすることも出来ず、また拾った夫妻が旅の商人で、直後に国を離れたこともあって発見できなかった。結局重臣らは公子の生存は絶望と考え、公爵・公子ともに殺害された旨、国民に発表した。<姉であるティーエもそう思っていた>。先にイストリアで養われていたレダ国王<トレンテ公の弟→イストリアの王妹と結婚し、その後イストリア王ギュネスの後押しで、滅亡した王家を再興させた>も子供が無いままに病死(実際は変死)していたため、レダ王家の血脈は、ティーエただ1人を残して絶たれたと思われた。
(4)公爵を失ったトレンテ公国では善良な重臣らが公爵夫人とティーエ公女を守って国を維持したが、7年後、ティーエが12歳のときに公爵夫人が病死し<夫人はグエンの襲撃以来、ずっと病床にあった>、トレンテは隣国イストリアに事実上併合される。このとき、ティーエ公女は保護という名目でイストリアに連れ去られ、ロナルド王子の手助けによって脱出するまでの3年間、王宮内の一室に幽閉されていた。ギュネス王はティーエが15歳になれば自分の長男と結婚させてレダの国王に据え、レダ王家の簒奪と全土の支配を狙ってたのである。
(5)第二王子のロナルドは誠実な男で、3年間の間、一回りも年下のティーエに優しく接し、心を奪われてゆく。そのティーエが、弟から見ても残虐で愚劣な兄の妻になるとはどうしても許せず、二人の婚礼を目前にして、ティーエを逃がす決意をしたのである。<実際は、その後の情勢変化に伴いイストリアはガーゼルと同盟、グエン教皇の強い申し入れにより、ティーエは15歳になればガーゼルに引き渡されることになっていた。>。ロナウドは密かにティーエを逃がしたが、そのことで父と兄から疑われ、マールの占領司令官に任命された後も、悶々とした日々を送っていた。<市民らにはよき施政官であった>。マールから逃亡した後も一軍の指揮官として戦い続けたが、イストリア王宮の戦いでティーエの説得により降伏。その後はティーエの傍にあってよく働き、戦後はイストリアの再興を許されて王位に付いた。マールのリチャード、サマリアのアブサロムとともに、ティーエ王女を支える3重臣の一人として、武勇・智謀共に高く評価されている。年齢28、ティーエの夫候補の1人である。<リチャードは25歳>
(6)ガーゼル教国が崩壊し、多数の兵士が捕虜として囚われた。彼らの処遇に困った5国の諸侯らは大量処刑を進言するがリュナンらの入れるところとならず、一般兵士は武装解除の上釈放と決まる。だが一般民衆の古ゾーア人に対する恐怖と偏見は一夕には納まらず、武装を解かれた多くのゾーア人兵士たちは、行く当てもなく困窮していた。彼らに対する責任に心を痛めていたジークは、その苦悩をケイトに伝え、二人は諸侯らの間を駆け回って、ゾーア人を受け入れてくれる国を探した。その話を聞いたティーエ王女は、レダの西部の無人の地があり、開拓地として提供したいと申し入れた。ジークは数千人の元兵士とその家族らを引き連れ、レダ南西部のラグーナ湿地に入植し開拓村を建設した。<入植は戦いの一月後から随時、三ヶ月後に初期の開拓村が建設された。当面の食料・物資はウエルトから提供された>
(7)ホームズは戦後、グラナダ商船を率いてまじめに働いている。この日もウエルト王に雇われて、ラグーナの開拓村に食料・物資を運んで来た。傍らにはシゲンとアトロムとリーリエとガロがいる。ソラの港でサーシャ王女が密航を図ったが、見つけて追い出したらしい。ケイトに軽口をたたいた後、アザラシ号は出航した。ホームズに断られたサーシャは、ペガサスを駆ることにした。ところが旅立つところをマルス神殿のマルジュに見つかり、レダに行くのなら一緒に乗せろ、断るなら王妃に言いつけると脅迫される。マルジュは地下迷宮に入ったまま行方が分からない父親が心配。サーシャのペガサスならば地上を行くより早くイストリアにつけるからと自分勝手な言い分。サーシャが「ケイトがいる入植地までしか行かないから」と断っても、それでもいいからと引き下がらない。やむなくペガサスに同乗させることにした。
(8)クリーヌは戦後、上げた腕を活用して隊商などの用心棒をしながら暮らしいる。この日も近くの町まで来たついでに、話に聞いていたヴェガの故郷「シュラムの里」を訪ねたが、ヴェガは出稼ぎに出ていて不在。そして、ヴェガの妹<7004>から意外な過去を知らされる。
(9)ゼノと出会ったサーシャは彼らの旅に協力することになる。その旅の中で、彼女はサムエルという青年に惹かれて行く。
(10)マルジュはベネトでメリエルと再開。彼女から4神殿の統合の計画が進んでいることを聞かされる。周囲が勝手に進める政略結婚の話に、二人は反発するが、ブラド伯爵に囚われたメリエルをマルジュが命がけで助けたことから、メリエルの心は少しづつ変わってゆく。
(11)マーテルはサリア王の特使としてマール王リチャードに会見し、援軍を申し入れるが、リチャードは一顧だにしない。彼はサリアが野心を持っていると考えている。その傲慢な物のいいようにマーテルは切れて、リチャードの独りよがりを激しく叱責する。

アルム 发表于 2013-4-22 21:11

大家看的很不清楚 就看到你一个人 口气咋呼脾气暴躁

ayin-dis 发表于 2013-4-22 21:13

还有一篇背景介绍 随便看看吧 尤多娜2这辈子是看不到了

①レダ・サリア戦争(土火戦争)
ユトナ暦778年~785年(リーヴェ・カナン戦争の約40年前)
7年間に渡ったレダとサリアの領土戦争は、レダの守護聖竜クラニオンの出現によってあっけなく終止符が打たれた。猛り狂うクラニオンは800年の歴史を誇る両大国の街や村を次々と破壊し、本来ならば守るべきであるはずのレダの都をまでも、その紅蓮の炎で焼き尽くした。レダ王国の末路は悲惨であった。狂王と呼ばれたアストライオス7世は、自らが呼び出したクラニオンによってその身を焼かれ、レダの一族をも滅亡に追いやった。全ては古の理に反したが故の、哀れな結末であった。

レダの都を炎の海にした後、クラニオンもまた忽然と消えた。人々は荒れ果てた大地に為すすべも無く、ただ呆然と座り込むだけであった。それほどに戦争の傷跡は深く、国家の再建は容易ではなかった。
王家を失ったレダでは、生き残った有力諸侯たちがリーヴェ・カナン両王国の斡旋を受け入れ、サリアとの和平条約に調印した。もはや戦争どころではなかったのである。
<キーワード⇒ユトナ暦785年:レダ・サリア休戦・和平条約の締結>

②レダ王国の滅亡による政情の混乱
ユトナ暦785年~
戦争は終わった。だがレダの民の苦しみは終わったわけではなかった。
レダ王家の滅亡により、レダの支配下にあった各地の勢力(地方領主や自由都市、あるいは無頼集団のようなものまで含む)が統制を失い、各々がかって気ままに領民を支配するようになったのである。法は失われ、争いが日常化し、治安は著しく悪化した。領主の圧制は留まるところを知らず、各地で市民や農民による反乱が繰り返された。支配者側の過酷な弾圧が火に油を注ぎ、旧レダ領内の混乱は日に日に悪化する一方であった。そして、こういった不安定な政情が土台となって、後に大きな災いとなる「ガーゼル教国」が成立してゆくのである。

③ガーゼル教国の誕生
ユトナ暦786年
現在の地に王都が定められて600年、「黄金の都」と形容されるほどに栄華を誇ったレダの都も、クラニオンによって完全に破壊し尽くされ今や見る影も無い。かつては10万とも言われた市民もその多くは戦火を逃れて各地へ離散し、いまだ瓦礫の街に暮らしているのは行く当てを持たない貧しい人々か、後は盗賊くらいなものである。レダの民にとって第一の聖地であった土の神殿(レダ神殿)は王都の100里ほど東、パンタナ・ラグーナにその威容を誇っていたが、これもまた王国と一体であった土の神官家が滅んだことにより、盗賊たちの巣窟となっていた。終戦の翌年(786年)そのレダ神殿に数人の男女が現れた。
彼らは神殿を支配していた盗賊たちを抹殺し、数日後には数百名にも及ぶ人々が西方から新たにやってきた。彼らは神殿とそれに付属する設備(住居や田畑など)を整備し、一年後には数千名が暮らす[神殿都市国家]に変わっていた。彼らは古の宗教「ガーゼル」を信奉する人々で、西方のカナン帝国に属する自治領[ゾーア]から逃れてきた人々であった。彼らはレダ神殿の跡地に古代神ガーゼルを唯一神とする宗教国家を建設したのである。しかし世界はこの辺境の地に起きた出来事について、いまだ何一つ気づいてはいなかった。
<キーワード⇒ユトナ暦786年:レダ神殿の跡地にガーゼル教国が成立>

④ガーゼル教と古ゾーア人/800年にわたって差別・抑圧され続けてきた人々
パンタノ(州)の西隣にあるゾーア(州)は峻厳な岩山が連なる不毛の大地である。カナン帝国(カナン王国とこれを宗主と仰ぐバージェ・ソフィア・アヴァ・ティラードの4王国で形成される)は頑なにガーゼル神を信仰しユトナ教徒への同化を拒む「古ゾーア人」を「民族の保護」という大義名分の下に不毛の土地に強制的に「隔離」している。つまり、カナン帝国の人々にとって「ゾーアの谷」と言えば、流刑地と同義語であった。
だがこれはカナン帝国に限ったことではない。リーヴェ王国では南方の孤島(イル島)に収容所(別名イル牢獄)を設けて古ゾーア人を隔離しつづけてきた。それも男女を別々に収容して子供を作らせないという念の入れようで、547年に聖者モースの諫言を受け入れて状況が緩和されるまで、家畜同様の扱いを強いてきたのである。

⑤古ゾーア人とは何者なのか/リーヴェリアの暗黒の歴史
島大陸リーヴェリアの歴史は浅い。人々が知る歴史(神話的なものも含めて)はたった1200年程度である。(むろん、人々がこの大地で営みを始めてからという意味ではない。今日的な科学力があればこの大陸に人が住み始めたのは4,5千年前と判別できる)
しかしリーヴェの先住民には文字がなかった。文字をもたらしたのは、1200年前に他の大陸から渡ってきたユグド人である。彼らが残した歴史書や神話・英雄伝説(後に伝承をまとめた物も含め)から、我々はリーヴェの歴史をある程度知ることができる。
事の始まりは約1000年前、リーヴェ河に沿って国家を建設しつつあった農耕民族のユグド人と大陸西部の丘陵や山岳地帯で狩猟や放牧を生業とする先住民族ゾーア人との接触したことにあった。豊かなユグド人の暮らしを知ったゾーア人は獲物が取れなくなって飢えると彼らの村落を襲い略奪をする。そればかりか家を焼き女、子供を拉致する。むろんユグド人も黙ってはいない。野蛮なゾーア人に対して報復する。そんなことが何十年も繰り返されるうち、ついには全面的な戦争となった。そうなれば文化に優れるユグド人の方が有利で、優秀な武器と組織的な軍隊でゾーア人を圧倒した。このとき、ユグド側にもう少しましな指導者がいれば、話し合いにより解決できたのだろうが、時の指導者はこの機会にゾーア人を徹底的に排除しようと考えた。つまり民族の抹殺(ジェノサイト)を図ったのである。これは結果的にゾーア人に拭い去ることの出来ない憎悪を植え付けることになった。
そして運命の日を迎える。ゾーア人が唯一神として仰ぐ破壊の神ガーゼルが、1人の若い部族長の身に降臨したのであった。 絶対無比の力を手に入れたその若者(カルバザン)はユグド人に徹底的な報復を行い、その後100年間、地上に君臨した。そして暗黒の帝王となったカルバザンとゾーア帝国を打ち滅ぼしたのは、カーリュオンという青年とユトナという少女。カーリュオンはゾーア人の反乱奴隷で、ユトナは生贄として祭壇に送り込まれたユグド人の少女だった。帝国の滅亡後、二人は結ばれ、協力して荒廃した大陸を立て直した。今のリーヴェの地に王都を建設し、元々ユーゼリアという国名であったものを、ユグド後で「愛」を意味する「リーヴェ」という国名に変えた。(ちなみに他の3国、ゼムセリア、ラゼリア、ノルゼリアはそのまま今日の公国名に受け継がれている。リーヴェ大陸、リーヴェ河などの名称も、リーヴェ王国の誕生から派生したもので、古代には別の名称で呼ばれていた。)
カーリュオンとユトナは、大陸に住む全ての人々に訴えたという。長く不幸な時代はあったけれど、今ここに生き残った人は憎しみを後世に残してはならない。もしそれが出来ないのであれば、いずれ必ず人類は滅びるであろう。ゆえに私は、新しく生まれたこの王国に「愛」という名をつけた。1000年の後まで、あなたの息子たち、私の娘たちが、その想いを忘れることがないように。と。
彼は後に、ユトナとの間に生まれた娘たちにも、その想いを受け継ぐように
長女リーヴェ(ユグド語で慈愛という意味)
次女カナン(ゾーア語で勇気という意味)
三女サリア(中部草原に住む先住民の言葉で美徳という意味)
四女レダ(大陸東部の森に住む先住民の言葉で協調という意味)
という名前を与えた。

カーリュオンの想いは、彼の治世40年間とその死後50年間あまりは守られた。
ゾーア帝国で実際に罪を犯したものは裁判の後、法に照らして罰せられたが、その罪が家族に及ぶことはなかった。またカーゼル教を信仰し続けるものにも、リーヴェ王国の法を守る限りは何ら差別することはなかった。だが4王国の誕生(ユトナ女王死去の年/ユトナ暦元年)と、幾度かの世代を重ねるうちにカーリュオンの遺訓はしだいに忘れ去られ、頑なに宗教を守り同化を拒むガーゼル信者を疎ましく思う人々が増えていった。特にガーゼル教徒が多いカナン王国(この当時はカナンの他の4カ国は成立していない)では、国家の恥とする人も多く、民衆の中にガーゼル教徒を憎悪し、迫害する者が増え続けた。これにはリーヴェとの対抗意識の中でカーリュオンをカナン人の誇りとする思い、英雄伝説への憧れが敵役であるガーゼル神への憎悪と結びついているに加え、そのガーゼルをいまだ信仰する人間は帝国に荷担した悪人たちの子孫であり、さらにはカルバザン皇帝の子孫であるとまで思い込む人たちが増えたことにある。これは誤解であることは言うまでも無いのだが、(原始宗教であるガーゼル教を信仰する人は、帝国とは何の関係も無い素朴な山岳放牧民や開拓農民に多かった。彼らは生活が閉ざされているが故にユトナ信仰など新しい宗教に接する機会に恵まれず、ただ昔から知っている、親から子へと代々受け継いできた宗教であるに過ぎなかった。宗教とは一度受け入れてしまうと途中で改宗するのは難しい。なぜなら罪悪感が伴い、無意識に神の報復を恐れるからである)この誤解が後には、ガーゼル教徒自身の思い込みの下地となり、彼らに新たな選民思想(自分たちは偉大なるゾーア帝国の支配者の子孫であり、ユトナ信者は奴隷たちの子孫である)を与えることになる。すなわち、ガーゼル光臨伝説への期待、救済への憧れ、選ばれた民である自分たちガーゼル信徒を侮辱し苦しめるものたち(つまりユトナ信徒)への天罰を思い願うようになるのである。
この状況はユトナ暦3世紀頃からますます顕著になり、カーゼル教徒は益々頑なになってゆく。そしてユトナ教徒(彼らは聖職者でもない限り、別段宗教心が強いわけではない、またユトナは多神教であるユグド神話信仰の中の比較的新しい女神であるに過ぎない、一応リーヴェ4王国の守護女神ではあるが、一般民衆にとっては困ったときの神頼み程度の対象であったようだ。現に大陸には神殿や修道院は多いが、ユトナ女神を祭っているのは王家の4神殿のみで他はそれぞれに目的(ご利益)を有する雑多な神々が祭られている。彼らはユトナを信仰するからガーゼル教徒を疎ましく思うのではなく、彼らの他を省みないあまりに独善的で頑固な姿勢が腹立たしいだけなのである)との間でトラブルが続発するようになり、流血沙汰や暴動も起こり始める。罪を犯したガーゼル教徒を牢屋に入れると他の囚人からリンチを受けて死亡する事例も起こり、頭を痛めたリーヴェ王国では王国南部の海に浮かぶ孤島にガーゼル教徒専用の収容所を建設した。これが312年のことであるのだが、その半世紀後には悪名高いサムオロス王がガーゼル教の禁令を発布し、改宗を拒む大量のゾーア教徒を捕らえてイル島の収容所に送り込んだ。ピーク時には2万人もの人々が小さな島に送り込まれ、過酷な環境の中で半数以上が死亡したと伝えられている。これ以降、モースの改革まで2世紀にわたって悪辣な隔離政策は続けられた。モースの改革により島での自治は許されたが強制隔離政策は近年まで続けられ、正式に法律が撤廃されたのはリュナン・セリオス王による841年の改革まで待たねばならない。

裤袜大落 发表于 2013-4-22 21:16

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