火星守望者
精华
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战斗力 鹅
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回帖 0
注册时间 2002-5-5
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あ行 [編集]
アーマー・キング(初代)[Armor King (1st)] [編集]
格闘スタイル - プロレスリング
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳、鉄拳2、PS版鉄拳3(ムービーのみ。)、鉄拳TT
裏のプロレス世界に君臨する、ブラックジャガーのマスクを被った悪役レスラー。かつては初代キングと同門のレスラーだったが、キングとの練習中に左目を負傷。まだ互いに若く技術的にも拙かった為のことであったが、以来キングのことを憎み、裏の世界へと身を投じるようになる。その後、キングが鉄拳大会に参加することを聞き付けたアーマー・キングは、公の場でキングを葬り去ることを画策し、自身も大会に参加(鉄拳)。大会での死闘を通じてアーマー・キングはキングのことを認め、2人は和解した。その後、かつての宿敵キングは孤児院の経営に行き詰まり、酒浸りの生活に溺れてすっかり落ちぶれてしまった。そのことを気に掛けていたアーマー・キングは、ある夜、歓楽街の路地裏でだらしなく寝そべっていた彼の前に現れ、彼にかつての自分を取り戻させる為に第2回鉄拳大会への参加を促す(鉄拳2)。それ以降は大会への直接参加はしていないが、闘神オーガに殺されたキングの遺志を継いで2代目キングを育成するなど、サイドストーリー上では関わりを持っている。鉄拳3から鉄拳4への過渡期には、長年患っていた持病と酒場でクレイグ・マードックから受けた暴行が元で死亡してしまう。
ゲームキャラクターとしてはキングのコンパーチブルだが、一方で「延髄切り」や「アッパー掌底」など、キングにはないオリジナルの技を多く持つ。彼が使用した技の多くは2代目キングや、後に登場した2代目アーマー・キングに受け継がれている。趣味は道場破り。ポール・フェニックスとは面識があり、第2回鉄拳大会開催前の頃に道場破りに行った先で道場の用心棒をしていた彼と鉢合わせたという設定がある。なお、アーマー・キングはパチスロ版『鉄拳R』『鉄拳X』にも登場しており、ここでは彼が2代目キングを育成するその様子が描かれている。
アーマー・キング(2代目)[Armor King (2nd)] [編集]
格闘スタイル - プロレスリング
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
鉄拳5のアップバージョン版『鉄拳5 DARK RESURRECTION』で追加されたキャラクターの1人で、初代アーマー・キングと同様にブラックジャガーのマスクを被っている。鉄拳5DRのストーリーバトルでマードックに勝った際の行動から、兄を殺したマードックのことを相当恨んでいたことが伺える。正体は初代アーマーキングの弟である(CS版鉄拳6ムービーにて発覚)。
「アローストレート」や「ダークネスマグマドライブ」など、初代と同じ技を多く使用するが、その一方で「グリーンミスト」など、この2代目が初披露した技も多い。彼が使用する技の1つ「マッスルドライバー」は、漫画『キン肉マン』に登場する技「キン肉ドライバー」がモチーフになっている。
アザゼル[Azazel] [編集]
格闘スタイル - 不明
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳6、鉄拳6BR
声 - ラリー・レオン
世界を揺るがす二つの凶星、すなわちデビル因子を持つ三島一八と、風間仁の接触に起因し、現代に姿を現した異形の存在。その姿は見る者を圧倒し、いかなる存在とて灰燼に帰す力を有している。鉄拳シリーズでは初の巨体を持っている。(クマですら見上げるほど)
開発スタッフ曰く「デビル、闘神オーガ、デビル仁らデビルの大元であり親玉」である。デビルが初めて使ったデビル特有のレーザーから、トゥルーオーガが使った上空に瞬間移動して突進してくるアナザーディメンジョンに似た技、三島仁八が使った相手の動きを止める感念瘴壁という、歴代ラスボスの技を使える他、従えているスカラベを飛ばす、投げ抜け不可の投げ等の斬新で強力な技を持っている。技によっては特殊なガードポイントがあるらしく、技を出している途中でもこちらの打撃を一発までなら耐えるので、カウンターを取れない事もある。体力は260(通常キャラは160)、投げが一切通用しないなど攻略が難しい。名前の由来はキリスト教の悪魔アザゼル。
アリサ・ボスコノビッチ[Alisa Bosconovitch, Алиса Босконович] [編集]
格闘スタイル - 表記なし
国籍 - ロシア
登場 - 鉄拳6BR
声 - 松岡由貴
三島財閥で使用される兵装の研究開発も一手に引き受ける、重要施設・ボスコノビッチ研究所の最深部に位置する最重要保安区画のカプセルで眠っていた機械系少女。恐らくボスコノビッチ博士が過去に失った自分の娘を模して、あるいは生き返らせる為の手段として(かつてDr.アベルがブライアンに施したように)元のアリサの亡骸に様々な部品を組み込んで開発したと思われるが…?
ボスコノビッチ博士が関わっているだけあってか、背中から翼を出して空を飛んだり、腕から出したチェーンソーで攻撃をしたり、更にはロケットパンチや胴体から離した自分の頭を相手キャラクターに渡して爆発させる投げ技「スパムボム」(爆発後の頭は元に戻る)などの奇抜な技を多数持つ。ロシア出身ではあるが喋る言葉は日本語で、一部の台詞は「なして」や「大丈夫け?」などなぜか方言になっている。
アレックス[Alex] [編集]
格闘スタイル - コマンドレスリング
国籍 - 無し
登場 - 鉄拳2、鉄拳TT
人の背丈ほどの小さな恐竜のキャラクター。三島財閥を平八から奪い取った三島一八が私設軍隊を作るにあたり、化石の中から発見された恐竜のDNAにロジャーのDNAを混ぜて復活させた凶暴な生命体。自分のテリトリーに迷い込んだ者を抹殺すべく大会で待ち続けている(鉄拳2)。鉄拳2の時点ではまだ幼生態であり、成体となれば最強の生物になるはずだったが、現在ではどうなっているのかは全く不明。一部の鉄拳3攻略本では「ロジャーと共にDr.アベルに捕らえられ、レプリカントの材料とされている」とあるが、鉄拳5でロジャーの存在が確認されているので、設定は矛盾したままの状態になっている模様。
キャラクター選択画面で、ロジャーのアイコンにカーソルを合わせキックボタンで決定すると、このアレックスがプレイヤーキャラクターになる。ロジャー同様、使用する技の殆どはキングからの流用である。
鉄拳2、TTのエンディングでは設定に似合わぬ可愛らしさも見せる。OVA版では複数匹で登場しており、体色が緑色ではなく赤茶色で、グローブをつけていない、体が大きい等原作から大幅に見た目が変化しており、その容姿は恐竜そのものである。また、自身を半透明化させる能力も持っている。
アンナ・ウィリアムズ[Anna Williams] [編集]
格闘スタイル - 暗殺格闘術
国籍 - アイルランド
登場 - 鉄拳、鉄拳2、鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 冬馬由美(~2) /レニー・ハート(5~)/Debra Rogers(デスバイディグリーズ、6のムービーシーン中の台詞)/ 山像かおり(OVA、ドラマCD)
※アーケード版鉄拳3ではニーナの3Pカラーとして登場(見た目アンナでも技はニーナのもの)。これは、開発期間の問題でアーケード版ではアンナを作り込むだけの余裕がなかった為だと言われている。
ニーナ・ウィリアムズの妹。幼少の頃より姉ニーナと共に、一流の暗殺者である父から暗殺術を学んだ。しかし、父親は出来の良いニーナに愛情を注いでいた為、父親と姉を憎むようになる。その後はごく普通の学生として過ごしていたアンナだったが、ニーナが三島平八暗殺の任務を受けて大会に参加したことを知ると、彼女を狙い鉄拳大会に参加した(鉄拳)。しかし、大会では決着は付かなかった。病床に伏していた父親は、2人を仲直りさせようと試みるが失敗し、そのまま帰らぬ人となった。その後、ニーナが三島一八暗殺の任務で第2回鉄拳大会に参加したことを知ったアンナは、姉妹喧嘩の決着を付ける為に大会に参加(鉄拳2)。大会で暗殺の任務を忘れてアンナとの姉妹喧嘩に白熱していたニーナは、その後財閥に捕らえられ、コールドスリープの実験台にされてしまった。自分だけが年を取っていく事に我慢のならないアンナは、姉を追って自らも実験台になる事を財閥に申し出る。それから約20年、闘神オーガが出現したその影響により両者は目覚めるが、ニーナはコールドスリープの後遺症でそれまでの記憶の一切を失っていた。これでは姉妹喧嘩もままならないと考えたアンナは、コールドスリープの研究者Dr.ボスコノビッチに接触する為に大会に参加する(鉄拳3)。大会でボスコノビッチに接触出来なかったアンナは、様々な術でニーナの記憶を取り戻させようとするが失敗。そのままニーナは姿を消してしまう。それから2年後、物足りない日々を送っていたアンナの元に、行方不明になっていたニーナからの電話が来る。待ち合わせ場所で2人は久し振りに再会したが、ニーナはアンナの顔を見るや記憶が甦り、突如アンナに襲いかかる。姉妹の死闘は数日間続いたが、決着は付かず仕舞い。決着は第5回鉄拳大会で付けることになった(鉄拳5)。第5回鉄拳大会ではニーナに破れ、屈辱的な仕打ちを受けた。そのリベンジに燃えるアンナは、ニーナが三島財閥の工作員になったことを知り、G社の特殊部隊に志願した(鉄拳6)。
年齢は鉄拳で18歳、2で20歳、コールドスリープ後の3では20歳(戸籍上39歳)、4と5で22歳(戸籍上41歳)。初登場時はニーナのコンパーチブルでしかなかったが、「コールドブレイド」「アガペイトアロー」など、ニーナにはない技が数多く追加されていったことで完全に別キャラとなった。共通で使う技に関しても、アンナが使う技はよりフェミニンさが強調されている。アイルランド人という設定であるが、シリーズを通してチャイナドレスを着用している。鉄拳3、鉄拳TTでは永野護デザインの3Pカラーもある。鉄拳2まではニーナと技及び声が全く同じであったが、鉄拳2では技が一部改変(PS版では一部の声も変化)、鉄拳3からは完全に声も違うものとなった。
鉄拳2をベースにしたOVA作品『鉄拳』でもアンナは登場するが、この作品ではアンナはニーナと戦っている最中に恐竜(アレックス)に食い殺されてしまうという、何とも衝撃的な結末を迎える。このOVA作品に一瞬ではあるがシャワーシーンで乳輪が丸見えになっているシーンがある。
アンノウン[Unknown] [編集]
格闘スタイル - TTのキャラクターからランダム
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳TT
鉄拳TTの最終ステージに登場するボスキャラクター。裸体に影のような物をまとっている女性で、狼の姿をした霊魂に取り憑かれている。これまでに対戦した(と思われる)相手からコピーした格闘スタイルを用い、これを次々と切り替えて戦うという特殊なキャラクター。最初は必ず風間準の技を使う。プレイステーション2版鉄拳TTのエンディングで見せる闘神オーガとの因縁や、風間仁の身を案ずる様な仕草などから、彼女は風間準の後の姿であるとも予想できる。
当初は風間仁の従妹という設定で開発されていたキャラクターだったが、この案はボツになった。しかし、アンノウンでは日の目を見なかったこの案は、後の風間飛鳥のメイキングへと生かされている。プレイステーション2版鉄拳TTに収録されているアンノウンのエンディングムービーは、他のキャラクターのエンディングとは比較にならないほど美麗に作られており、賞も受賞している。当初アーケード版ではコンピュータ専用キャラクターとして登場した。
ヴァイオレット[Violet] [編集]
格闘スタイル - マーシャルアーツ
国籍 - 日本
登場 - 鉄拳4
第4回鉄拳大会で、リー・チャオランが三島平八に素性を悟られないよう、偽名を使い髪を紫に染めて出場した姿。
リーとの差分は、外見及び一部の技の名前が全て「ヴァイオレット~」となるだけであり、キャラクター性能面などのその他の点ではリーと全く変わらない。
エディ・ゴルド[Eddy Gordo] [編集]
格闘スタイル - カポエイラ
国籍 - ブラジル
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、PS2版鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - ロジャー・グレイグ・スミス(シナリオキャンペーンモードのムービー)
ブラジルでも有数の資産家の家庭で育った青年で、父の遺言に従い、自ら父親殺しの汚名を着て服役。出所後、父を殺した組織の足取りが三島財閥に行き着く事を突き止めたエディは、刑務所の中で習得したカポエイラを武器に第3回鉄拳大会へと参加(鉄拳3)。エンディングでは、その黒幕が三島一八であったことが判明した。大会後、エディは刑務所内で自分にカポエイラを伝授してくれた老人の頼みに従い、彼の孫娘クリスティ・モンテイロを引き取って彼女を一流のカポエイラ使いへと育て上げる。2年後、エディは一八の足取りを追って、突然クリスティの前から姿を消した(鉄拳4)。第4回鉄拳大会でクリスティと再会したエディは、彼女と共に師の老人の下へと面会に行くが、彼は以前とは比べ物にならないほどに痩せ細っていた。師を病から救う為には三島財閥の医療技術が必要と聞かされ、クリスティと共に第5回鉄拳大会に参加(鉄拳5)。第5回大会で、優勝し頭首になった仁に医療技術を提供して欲しいと頼み、その見返りとして鉄拳衆で働く事を条件にし、エディは了承した。第6回大会では仁を狙う敵を排除すべく参加する。
年齢は初登場の3で27歳。4と5で29歳。カポエイラを本格的に格闘ゲームに持ち込んだキャラクターで、様々な「構え」を駆使しながら戦うタイプのキャラクターである。同じく鉄拳3で初登場したリン・シャオユウやファランもこのタイプに属する。鉄拳3のオープニングムービーでは、エディにカポエイラを伝授したと思われる老人が登場する。
PS2版鉄拳4ではクリスティの3Pカラーとして(クリスティで1回ストーリーをクリア後使用可能)、5ではクリスティのエクストラコスチュームとして使用可能だった。5DRでは別キャラとなり、カスタマイズが可能になったが、技は共通(基本投げを除く)。
エンジェル[Angel] [編集]
格闘スタイル - 三島流喧嘩空手+α
国籍 - 日本
登場 - 鉄拳2、鉄拳TT
鉄拳2当時は、各解説書でデビルと表裏一体の存在であるかのように書かれていたが、鉄拳TTでは準の意志であるとも想像できる描写がある。開発当初は、一八の(死んだ)母親という設定だった。アレックスらと同じく、鉄拳2以降ではその存在は不明。しかし、風間仁の鉄拳4のエンディングでは、エンジェルが彼に宿っているかのようにも思わせる描写がある。
ゲームキャラクターとしてはデビルの2Pカラーとしての扱い。使用する技は同じだが、その体格差によりデビルに比べると技のリーチで劣る。ボイスはデビル同様、2のアーケード版ではKO時の悲鳴が一八から流用されていただけであったが、PS版では女性の声を重ね合わせたような声が被ダメージ時とKO時の悲鳴に使用されている(攻撃時の掛け声はない)。
オーガ[Ogre] [編集]
格闘スタイル - 不明(各種キャラクターから少しずつコピー)
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT
またの名を闘神。マヤ・アステカ文明風のピラミッドの中に潜む、マヤ文明の英雄の姿をした緑色の巨人。変身後はトゥルー・オーガとなる。設定では「インディオの伝説に伝わる、古代に宇宙人が置き去りにしていった生物戦闘兵器」。強者の魂を吸収し、その強さを奪うと言われている。
上記の設定に従い、ゲーム内ではリー・チャオランやブルース・アーヴィン、三島一八など、過去に登場したキャラクターの技を併せ持つキャラクターとして登場する(ただし、サイドストーリー上でオーガと直接の接触があったのはペク・トー・サンと風間準、初代キングのみである)。なお、オーガが勝利時等に発する言語は、「交通安全」などの様々な四字熟語を逆回転で再生させたものである。
か行 [編集]
風間 飛鳥(かざま あすか)[Asuka Kazama] [編集]
格闘スタイル - 風間流古武術
国籍 - 日本
登場 - 鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR、鉄拳TT2
声 - 白石涼子
地元では「おせっかいな喧嘩仲裁屋」の名で通っている、大阪育ちの少女。17歳。鉄拳2で登場した風間準の血縁者と思われる人物を父に持ち(飛鳥が仁の従兄妹なので、準の兄か弟となる男性)、幼き頃から彼に風間流古武術を叩き込まれていた。自分が道場を留守にしている間に、戦いを求めてやってきたフェン・ウェイにその父親が倒され、フェンを追う為に第5回鉄拳大会に参加する。(鉄拳5)結局馮の姿を見つけることはできず、次第に元の生活へと戻って行った。しかし平和な日々は世界を巻き込む戦争で崩れ去り、その元凶とも言える風間仁とは親戚同士である事を知り、「仁をしばく」という理由で第6回鉄拳大会に参加している。(鉄拳6)
風間仁とは従兄妹同士に当たるが互いに面識はなく、サイドストーリー上での絡みも特になかった。初登場の5で17歳。
漫画版では主役として扱われている。また漫画版でのみ、過去に風間仁との接点、絡みがある。
鉄拳5以降の作品における風間準の後継キャラクターで、当然ながら格闘スタイルは全く同じである。鉄拳TTまでの準をベースに様々な新技が追加されており、中には金的蹴り「穿羽」のような飛鳥のキャラクター性を反映した技までもある。
風間 準(かざま じゅん)[Jun Kazama] [編集]
格闘スタイル - 風間流古武術
国籍 - 日本
登場 - 鉄拳2、鉄拳TT
声 - 菊池志穂
自然保護団体「W.W.W.C.」の密輸動物監視官で、動物の密輸を行う三島一八の逮捕を目的に大会に参加する女性。風間家に代々伝わる風間流古武術(2では風間流合気柔術と記載)を使う。長い東京暮らしで神秘的なものへの興味を失っていたが、亡き父の幽霊に出会ったことで超常現象の存在を信じるようになる。唯一、一八を取り巻く邪悪な力の存在に気付いた準は、彼をその力から解放しようと試みる(鉄拳2)。しかし、一八の神秘的な力に吸い込まれ、彼との間に子を身ごもってしまう。それに気付いたデビルはその子供を狙うが、準により撃退される。大会後、準は故郷・屋久島に帰り、息子「仁」と静かに暮らす。15年後、闘神オーガの出現により世界中で事件が多発。準は胸騒ぎを感じ、仁に全てを打ち明ける。その後、闘神により行方不明(殺害の可能性も)。
プレイステーション版鉄拳2リリース当時、準は同じく鉄拳2からの新キャラクターであるレイ・ウーロンと共に、各メディアでの広告塔的な役割を果たした。また、鉄拳アンソロジーコミックでは一番多くモチーフに使われたキャラクターであり、OVA『鉄拳』においても主役を務めた(ただし声は別の声優が担当している。)。年齢は鉄拳2の時点で22歳、37歳没。
風間 仁(かざま じん)[Jin Kazama] [編集]
格闘スタイル - 三島流喧嘩空手改・母から教わった風間流護身術・自己流(鉄拳3、鉄拳TT)、空手(鉄拳4以降)
国籍 - 日本
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR、鉄拳TT2
声 - 千葉一伸
三島一八と風間準の間に生まれ、屋久島にて育てられた青年。当初は格闘は母である準から護身術程度にしか習っておらず、「闘神」に襲われた際は母を守ることができなかった。これをきっかけに自分の祖父に当たる三島平八に師事し、闘神を倒すべく鉄拳大会に参加。格闘スタイルは「風間流古武術」ではなく「風間流護身術」であった(鉄拳3)。大会決勝で現れた闘神を見事倒すものの、背後から平八による発砲を受ける。信頼していた者から裏切られた仁は、突如デビル化すると平八をなぎ倒し、その後行方をくらます。自らに眠るデビルの血も三島家の格闘スタイルも全てを憎悪する仁は、忌まわしい過去と決別するために三島の技を捨て去り、オーストラリア・ブリスベンで正統派空手の修行を重ね、三島家の悪しき血を滅ぼす為に大会に参加(鉄拳4)。大会後、一八と平八を倒し、デビル化して本丸を去ったが、もう正気でいられる時間は長くないと悟り全ての元凶を絶つため再び大会に参加した(鉄拳5)。その第5回で三島仁八を倒し、三島頭首となる。その後、三島財閥の鉄拳衆を使い、世界中を混沌の渦に巻き込む。だが、三島財閥に対抗する勢力が現れ、その先鋒が一八が操るG社であると情報を掴んだ仁は自らの首に報奨金がかかるのを見計らったかのように第6回大会の開催を発表する(鉄拳6)。その際、善人だった彼の6での変貌ぶりに劇中の他の人物は大きなショックを受けた。この変貌ぶりは彼なりに考えあってのことではあるものの、演技とは思えない悪人的な表情や言動を劇中度々している。(シナリオキャンペーンモード)。
年齢は初登場の3で19歳(鉄拳シリーズとしては最年少主人公記録でもある)。4と5で21歳。風間飛鳥とは従兄妹同士だが面識はない模様。鉄拳6においては風間飛鳥の方は仁が親戚であることを知っている。
鉄拳3と鉄拳TTでは、父である一八の技プラスαというキャラクターだったが、鉄拳4より格闘スタイルが正統派空手へと変更されてからは一八との差別化が図られた。これは、いわゆるコンパチキャラの排除が目的で行われたものである。この格闘スタイル変更により三島流喧嘩空手と風間流護身術の各固有技が大幅に削除され、オリジナルの新技に置き換えられた。格闘スタイルの変更前も変更後もキャラクター性能では常に上位に位置している。
初登場の3から5までの仁のエンディングが続編につながっているため、近年は実質上鉄拳シリーズ(鉄拳3以降)の主人公として扱われている。ただし、4以降は厳密に誰を主人公にするかは明確にされていない。
当初は父親似の癖のある美形だったが、シリーズを重ねるごとに癖が無くなりスタンダードな美形になってきている。
漫画版でも三島財閥当主として登場しているが、ゲームと違って言葉遣いが乱暴であり、性格も違っている。
映画版では主人公として登場する。しかし、映画版ではデビルの血、因子などは存在せず、育ちの環境、流派も違うため、ゲームとは別物のキャラクターである。
ガンジャック[Gun Jack] [編集]
格闘スタイル - 力任せ
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT
The king of iron fist tournament2後、Dr.アベルの放った衛星のレーザーにより大破したJack-2。それから19年後、彼が救った少女ジェーンは成人し、物理学者となっていた。それは彼女の命の恩人であるあの優しきロボットJack-2を修理するためであった。ほぼ修復することは出来たが、肝心の意想・記憶の部分が上手く修復出来ない。さらなる研究の結果、Jack-2を制御しているプログラムの殆どが三島財閥の関連会社「三島重工」が制作したものであることが判明。三島財閥に近付く為、修復したJack-2改めGunJackをThe king of iron fist tournament3に送り込むのだった(鉄拳3)。
年齢は鉄拳3の時点で7歳。その容姿は完全にロボットそのものである。ゲームキャラクターとしては前作のJack-2がベースで、それにプロトタイプジャックの固有技と巌竜の固有技が追加された形になっている。打撃技・投げ技共にこの傾向は見られる。なお、鉄拳TTではこのガンジャック、そして旧作からのJack-2、同じく旧作からのプロトタイプジャックと、Jack系キャラクターが3体も登場することになったのだが、ガンジャックには「ピボットガン」シリーズの技が搭載され、3体の差別化が図られている。また、ある条件を満たすと、3Pカラーとして過去のジャックの1Pカラーが使用できる。このガンジャック以降、ジャックシリーズの製作者がDr.ボスコノビッチからジェーンに変化し、それに伴い国籍も不明とされるようになった。
巌竜(がんりゅう)[Ganryu] [編集]
格闘スタイル - 相撲
国籍 - 日本
登場 - 鉄拳、鉄拳2、鉄拳TT、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 銀河万丈(1)→長嶝高士(~TT・OVA)→宇垣秀成(5~)
過去最年少で大関に昇進した有望の力士だったが、土俵上で火を吹くなどの奇行を繰り返した為に協会から横綱昇進の道を断たれ、裏の世界へと進む。ある時、吉光の行動に目を付けた巌竜は、彼と直接対決をしようと鉄拳大会に参加する(鉄拳)。前回の大会ではトーナメント上で直接当たった訳でもないのに、たまたま会場で見かけたミシェール・チャンに一目惚れをしてしまう。悶々としていた巌竜は、思い切って彼女に告白をする為に大会参加を決意する(鉄拳2)。大会でミシェールに告白するもあっさり振られた巌竜は、その後ハワイに渡り、現地で相撲部屋を開く。第4回鉄拳大会のビデオを見ていた巌竜は、その中に若かりし頃のミシェールにそっくりなジュリアを見て、年甲斐もなく再び一目惚れをしてしまう。ジュリアの目的を知った巌竜は第5回大会への参加を決意する(鉄拳5)。ジュリアが探す森林再生プログラムのデータを偶然見つけ、それをジュリアに渡し告白するも、やっぱり振られてしまった。その後、ハワイに戻りちゃんこ料理屋を開くも、経営が軌道に乗らない。その宣伝のために第6回鉄拳大会に出場する(鉄拳6)。
当初はJACK系のコンパーチブルであったものの、初登場時から「歌舞伎張り手」などの笑いを誘う技を持っていた。その後も相撲取りらしい技が追加され、「その場座り」などの過去からある技も、鉄拳5ではより人間味の溢れたものへと変更されている。鉄拳TTでのエンディングではめでたくミシェールに振られた。鉄拳当時は32歳、鉄拳2で34歳、鉄拳5では55歳。「~でごわす」という口癖や、角界から白い目で見られている点は「ストリートファイター」シリーズのエドモンド本田に類似している。
キング(初代)[King (1st)] [編集]
格闘スタイル - プロレスリング
国籍 - メキシコ
登場 - 鉄拳、鉄拳2
声 - 辻谷耕史(ドラマCD)
ジャガーの覆面を被るプロレスラー。孤児院を経営しており、自身も孤児である。プロレスのファイトマネーだけではやっていけず、優勝賞金目当てで大会に参加(鉄拳1)。挫折し、酒浸りになっていたところを戦友アーマーキングにより励まされ、自分を取り戻すため大会に参加(鉄拳2)。その後、強い魂を持っていたために闘神(オーガ)に襲われて死亡した。
出身地はメキシコとされているが、ルチャ・リブレ(メキシカンプロレス)の技は使用しない(他のキング系統のキャラも同様)。彼の技の一つ「アリキック」はアントニオ猪木の技である。一般的に外見のモデルは単純にタイガーマスクだと言われているが、設定面ではメキシコに彼と非常に共通点が多いフライ・トルメンタというルチャドール(ルチャ・リブレのレスラー)が居る(初代・2代目共にプロレスラーで賞金を得、孤児院経費にしている、神父の初代はキングと違い、引退という形でリングを降りている。二人とも覆面レスラーであるが、フライ・トルメンタはジャガーのマスクではない)。年齢は1で30歳、2で32歳。登場した鉄拳1、2共に声がクマと同じだった。
キング(2代目)[King (2nd)] [編集]
格闘スタイル - プロレスリング
国籍 - メキシコ
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
初代キングの孤児院で育ったある青年がアーマーキングを師として2代目キングとなる。初代を殺した闘神への復讐のため大会に参加(鉄拳3)。師であるアーマーキングを殺したマードックに復讐するため、ファイトマネーで彼を保釈させ、大会に参加させる(鉄拳4)。マードックを倒すが復讐の愚かさを悟り、止めを刺すのを止める。その後、マードックがブラックジャガーのマスクを被り、自分にリベンジマッチを挑むのを知り大会に参加(鉄拳5)。戦いの中でマードックと和解するが、その後、マードックが襲撃され、その犯人が師であるアーマーキングのマスクを被っていた事から怒りを覚える。犯人探しをするが、紛争などで諦めかけた際にマードックから2人一緒に大会に参加すれば、奴が現れるかもしれないという提案をうけ、その期待を胸に大会に参加する(鉄拳6)。
彼の使用する技「マッスルバスター」は漫画『キン肉マン』の「キン肉バスター」から。TTでキングをメインキャラにしてクリアすると、クリア後の映像で5から使用可能になった「メキシカンマグマドライブ」を決めるシーンを見ることができる。
またTTではプロポーションが一番標準的なキャラクターであったため、攻略記事作成の際に最も使用された。[1]
モーション担当はプロレスラーの鈴木みのる。年齢は3で28歳、4と5は30歳、不参加の1で7歳、2で9歳。
州光(くにみつ)[Kunimitsu] [編集]
格闘スタイル - 卍流柔術
国籍 - 無し(元日本)
登場 - 鉄拳、鉄拳2、鉄拳TT
声 - 菊池志穂
鉄拳・2・TTに登場。元卍党党員で吉光の元部下のくノ一。私利私欲のために窃盗を行い、党から破門される。ネイティブアメリカンの財宝を狙い、ミシェールに接近しようと大会に参加(鉄拳)。刀鍛冶である祖父のために吉光の持つ「妖刀吉光」を狙って大会に参加(鉄拳2)。鉄拳3以降は消息不明。
狐のお面をかぶっているがこれは卍党の中でも相当の実力者しか着用を許されないらしい(ちなみに初代では吉光同様般若のお面をかぶっていた)。吉光と同じ卍流柔術を使うが、特に鉄拳1では吉光の技を削った劣化コピーであり、その後忍者らしいオリジナルの技が追加されたがあまり強いキャラとは言えない。また吉光と同じように武器(クナイ)を持っている。出の早いガード不能技を多数持つが、それでもやはり隙は大きく、上級者相手同士の対戦では使いづらい。さらに本家の吉光のものと比べ威力が低く間合いも狭いため、インパクトにも欠ける面がある。鉄拳では容姿から男性か女性かは分からなかったが鉄拳2で女性と判明。
キャラクターの強さでは下位に属するが人気自体は低くなく、鉄拳5以降ほぼシリーズのキャラクターが復活しているため彼女の復活を望む声も多い。鉄拳ではキャラクター選択時の顔グラフィックと声が吉光と全く同じであった(鉄拳2から変化)。
クマ(初代)[Kuma (1st)] [編集]
格闘スタイル - 平八流熊真拳
国籍 - 無し
登場 - 鉄拳、鉄拳2
鉄拳(中ボス)、鉄拳2で登場。名前の通り動物のクマである。三島平八のペットだが、非常に凶暴であり、大会の余興としてポール・フェニックスの対戦相手となる(鉄拳)。この運命的な出会い(?)によりポールの人生は変わっていく。大会でポールに敗北。打倒ポールを掲げて平八と一緒に山ごもりを敢行。平八とともに大会に参加(鉄拳2)。
頭は良く、人間の言うことを理解できる。Jackのコンパチキャラであるが2からはファイトスタイルが平八流熊真拳ということになっている。結局、ポールに勝利することはできず、その後老衰死。打倒ポールの夢は息子に託されることとなる。
なお、2Pカラーであるシロクマはクマとは別個の存在(?)であったが、エンジェルやアレックスと違いストーリーは通常のクマと全く同じである。こちらは鉄拳2以降は行方不明となっている。ちなみに海外版鉄拳でも名前は「KUMA」であり熊を意味する英単語「BEAR」ではない。鉄拳2では一部の技のみ全てジャックと同じであり、声もキングと全く同じであった。鉄拳では首の辺りに白い模様がある事からツキノワグマと思われたが、2では何故かその模様が消えている。
クマ(2代目)[Kuma (2nd)] [編集]
格闘スタイル - 平八流熊真拳改
国籍 - 無し
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
3より登場。三島流熊真拳改を使う。平八との旅の途中で老衰死したクマの息子。親熊よりも物覚えはいい。テレビに出ているポールを見て、親熊譲りの打倒ポールの血に目覚め、大会に参加(鉄拳3)。結果、ポールに敗北。大会中にリン・シャオユウのペット兼ボディガードのパンダ(3以降、クマの2Pカラー)に一目惚れする。自分の中に野生が失われていることに気づき、単身北海道で山ごもりを慣行。しかしテレビへの執着は捨てきれず、ちょくちょく山を降りては近隣住民を驚かせていた。テレビでThe king of iron fist tournament4の開催を知り大会に参加(鉄拳4)。大会中ついにポールに勝利し親子2代にわたる夢は実現された。しかし大会後、三島平八が死亡(実際は生きていたが)、三島財閥を救うことが平八への弔いになると思い、三島財閥本部へと向かうものの、本部に着くとすでに三島財閥は何者かにより支配されており、クマは門前払いされる。仕方なく山に戻るクマだったが、数ヶ月後、The king of iron fist tournament5の開催を知ると三島財閥を救うべく大会に参加(鉄拳5)。大会中ポールと3度目(親世代から通算5度目)の対戦をするがすんでの所で敗北。その後三島財閥本部に乗り込むものの新たに三島財閥の長となった仁に叩きのめされ、ヘリコプターから北海道の原野へ投げ捨てられてしまう。それでも驚異的なタフさで生き延びた彼は仁から三島財閥を奪うために大会に参加(鉄拳6)。年齢は3では8歳、4~6では10歳である。
ポールは迷惑しているようだが少なくともポールよりは明らかに賢い模様。パンダに惚れてはいるもののパンダの方は相手にしていない。
シリーズが進むにつれ、熊鬼神拳、ベアぱちき、紅返し(おなら)、ベアバックキック(後ろ足バタバタキック)、熊三宝龍、熊不知火、熊鉄山靠(ポールを意識した技)、熊奈落払い(平八を意識した技)などコミカルな技が追加されている。ステージ冒頭での名前コールは「クゥマー」となりウの音が強調されている。鉄拳3ではトゥルーオーガと同じ声であった。
クリスティ・モンテイロ[Christie Monteiro] [編集]
格闘スタイル - カポエイラ
国籍 - ブラジル
登場 - 鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - リーソル・ウィルカーソン(5~)
鉄拳4より登場。獄中でエディにカポエイラを伝授したカポエイラマスターの孫娘。鉄拳3大会後エディはクリスティを引き取り、カポエイラマスターに頼まれた通り、クリスティにカポエイラを伝授。しかしその2年後、エディが突然失踪する。慕っていたエディの手がかりを求め、クリスは大会に参加したのであった(鉄拳4)。祖父カポエイラマスターが出所しエディと共に迎えに行くクリスティ。しかし祖父はやせ細り、驚いた2人は病院に連れて行く。余命半年と診断された祖父を救うため大会に参加(鉄拳5)。大会終了後、祖父とエディの行方が不明となる。祖父は三島財閥の元で治療していると判明するが、エディからの連絡などが一切ない。その時に大会開催と聞き、エディが現れるのに期待し、参加(鉄拳6)。年齢は初登場の4と5で19歳。
鉄拳4で新キャラとして登場したが技自体はエディの技プラスαだったので厳密には新キャラではなかった。クリスティとエディは体の大きさが違うため微妙に間合いが違う。
映画版でも登場。ファイトスタイルが変更されており、そのためかエディとは接点が無くなっている。
クレイグ・マードック[Craig Marduk] [編集]
格闘スタイル - バーリトゥード
国籍 - オーストラリア
登場 - 鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - ウォルター・ロバーツ(4)→ジョン・ディマジオ(5~)
4より登場。凶悪なバーリトゥーダー。デビュー以来4年間無敗を誇ったが、素行の悪さ故にあるスキャンダルによって協会から追放されてしまう。ある日酒場で喧嘩をしていたところ、止めに入った男(初代アーマーキング)を殺害してしまう。刑務所に収監されるが、何者(2代目キング)かが莫大な保釈金を支払い、釈放される。そして彼にThe king of iron fist tournament4の開催を載せた新聞記事が送り届けられる。鉄拳5では前大会で敗れたキングにリターンマッチすべく大会に参加。第5回大会において、キングとの闘いで敗れたが友情の握手を交わす。しかし、控え室で襲撃を受ける。その犯人はかつて自分が殺したアーマーキングの姿をしていた。その後、第6回大会の開催を聞き、襲撃したアーマーキングがまた現れるかもしれないと思ったキングとマードックは参加を決意する。(鉄拳6)
年齢は初登場の4と5で28歳。モデルはビル・ゴールドバーグ[2]だが5以降はボブ・サップの要素も入ってきているようだ。バラエティー番組『『ぷっ』すま』にゲスト出演したボブ・サップは鉄拳4対戦コーナーで迷わずマードックを選択していた。対戦相手の草彅剛はリーを使った。
ゴン[Gon] [編集]
格闘スタイル - 不明
登場 - PS版鉄拳3
プレイステーション版鉄拳3のみに登場。出典は田中政志の同名のマンガから。他のキャラクターとの関係は不明。身長が他のキャラクターの半分以下と小さいため、ほとんどの上段技が当たらない。しかしながら、ゴンの手足はとても短くゴン側から攻撃を当てるのも一苦労である。なお、ゴンの利点としてオーガ第2形態のガード不能技「ホロコーストナパーム」、「ブレイジングインフェルノ」(どちらも火を吐く)に対してダメージを被るものの、他のキャラクターと違いダウンせずその場で耐えることができる。おなら攻撃やただ回るだけの攻撃など、クマ同様お笑いキャラになっている。
コンボット[Combot] [編集]
格闘スタイル - 不明
登場 - 鉄拳4
リー・チャオランがPRを兼ねてThe king of iron fist tournament4に参加させた汎用型ヒューマノイド。人の動きをセンサーで捉えただけで同じ動作ができる強力な学習機能を搭載しており、この機能により様々な用途に利用できるように開発された。大会に出場したコンボットは対人格闘専用に急遽つくられたもので、記憶装置に若干の問題が残り再起動時に特定の人物の動きしか再現できない。鉄拳4のリーのエンディングでは開発が進み、三島平八に50連コンボをたたきこみノックアウトさせている。木人とは異なりラウンド毎ではなく、試合毎に他のキャラクターからランダムにコピーして闘う。そのため、全キャラクターの技を一通り覚えておかないと対戦で勝つのはなかなか難しい(どのキャラクターをコピーしているのかは構えで判別可能)。
モデルは中国製二足歩行ロボットの先行者[2][3]。肩の部分に「戦」の字が書かれているが、これはラーメンマンが「闘」と書かれたプロテクターを肩につけていることへのオマージュか。
さ行 [編集]
ザフィーナ[Zafina] [編集]
格闘スタイル - 古代暗殺術
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳6、鉄拳6BR
声 - リーソル・ウィルカーソン
古代王朝時代から続く、禍祓いの一族に生まれたザフィーナ。優れた霊感を持ち、幼少のころから王家の墓を守護する戦士として育てられたザフィーナは、数年前、一族が守っていた陵墓が異国の武装集団によって襲撃される事件が起きた際、一人で武装集団を壊滅させ、以来一族の長老の命による暗殺を一手に請け負うようになっていた。一方、表ではその霊感を生かし占星術師として活動を行っていたが、最近になって全ての占いに凶兆が現れるようになってしまう。日に日に大きくなる胸騒ぎに駆られ、ザフィーナが長老に助言を求めると、長老に『世界を揺るがす二つの凶星が接触を果たす事で、一族が代々守ってきた魔の封印が解かれ、世界は滅亡する』と言われる。話を聞き終え、長老の意を汲み取ったザフィーナは、今世界を揺るがしている二つの凶星を滅ぼすため、凶星が集うであろう遥か東方の地を目指して旅立つのであった。
おそらく、二つの凶星=(鉄拳6当時)三島財閥党首である風間仁とG社の一員である三島一八、魔の封印が解かれる=アザゼルが復活する、ということだと思われる。
年齢は初登場の6で23歳。古代暗殺術という名の通り、『アジ・ダハーカ』『ミドガルズオルム』『クラシャラボラス』『コカトリス』など、古代神話に登場する技名が多い。風変わりな構えや奇妙な動きの技が多いため、使いこなすまで時間がかかるキャラクターの一人。
ジャック[Jack] [編集]
格闘スタイル - 力任せ
国籍 - ロシア
登場 - 鉄拳
声 - 銀河万丈
ジャックシリーズの実戦投入型機1号機で、ロシアが三島一八のクーデターを阻止する為に鉄拳大会に送り込んだロボットである。年齢は3歳(製造から3年)。人間の目を欺く為、普段はスクラップ工場で働いて暮らしている。
中段・下段の打ち分けが容易である為、初心者にも扱いやすいキャラクターである。ファイトスタイルが力任せとされているため、異常に長い腕を振り回す攻撃を得意とする。そのため、パンチ技は驚異的なリーチを誇る。反面、足は短く、蹴り技は苦手。投げは主にプロレス技を使用する。モデルは映画『ターミネーター』のT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)。このキャラクターが登場したのは鉄拳のみだが、以後の鉄拳シリーズでも後継キャラクターが登場しており、ジャックが使用していた技やボイス等は全て引き継がれている。なお、ジャックのボイスは鉄拳では巌竜と平八に流用されている。鉄拳に登場したこのジャックのみ、対戦相手からの攻撃を受けた時に黄色に輝く。
ジャック-2[Jack-2] [編集]
格闘スタイル - 力任せ
国籍 - ロシア
登場 - 鉄拳2、鉄拳TT
ジャックシリーズの2号機で、量産型。思考回路が改良されている。細菌兵器戦に投入されるが、作戦は失敗。その際に、ある一体のジャック-2が戦場の村から細菌に感染した少女を見つけ、彼女を救い出す。軍規に反する行為を取ったこのジャック-2は、少女を連れて軍から逃走。自分を設計した科学者Dr.ボスコノビッチを探し出し、自分を人間に改造してもらおうと考えたジャック-2は、ボスコノビッチを誘拐した三島一八の主催する第2回鉄拳大会に参加する(鉄拳2)。その最中、ジャック-2は衛星兵器に体を撃ち抜かれ破壊されてしまう。それから19年の時を経て、物理学者になっていたその時の少女・ジェーンの手により、彼はガンジャックとして復活したが、記憶は戻っていないようである。趣味は自らのオーバーホール、好きなものは秋葉原のパーツショップ。プロトタイプジャックから一方的にライバル視されている。年齢は、2の時点で5歳。
ゲームキャラクターとしては、鉄拳に登場したジャックと変わらない。外見もほぼ同様である。OVA版『鉄拳』では、ゲーム版での扱いに比べてかなり良い扱いをされている。鉄拳TTのエンディングではP.ジャックに対しツンデレともいえる態度を見せている。
ジャック-5[Jack-5] [編集]
格闘スタイル - 力任せ
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳5、鉄拳5DR
第3回鉄拳大会の終盤、物理学者ジェーンとガンジャックは財閥の関連企業・三島重工への潜入に成功した。しかし、そこで鉄拳衆に見つかり銃撃されてしまう。ジェーンは被弾し、ガンジャックは盾となってジェーンを守り動かなくなってしまう。翌日、G社の貨物運搬船で発見されたジェーンはG社に保護された。あの心優しきジャック-2を蘇らせる為にジェーンはそこでロボットの研究を続ける。第4回鉄拳大会直後に三島財閥の本丸にて実戦投入をした量産機・ジャック-4をジェーンはさらに発展させ、そのテストとしてジャック-5が第5回鉄拳大会に送り込まれた。
鉄拳4には登場しなかったジャックシリーズが鉄拳5で再登場。ゲームキャラクターとしては、ガンジャックの進化型というよりは鉄拳TT時のジャック-2をベースにしている。本作のジャック-5においてもそのボイスとヒット音は変わっていない。なお、鉄拳シリーズと同じくナムコの制作したガンシューティングゲーム『タイムクライシス4』で、このジャック-5に似たジャック・マザーズ中尉というボスキャラクターがステージ2-3に登場する。
ジャック-6[Jack-6] [編集]
格闘スタイル - 力任せ
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳6、鉄拳6BR
The king of iron fist tournament5において戦闘データを収集したジャック5を、ジェーンがより改良したジャック。吉田社が三島財閥との戦争状態に入り、量産型ジャックが次々と世界各地に派遣されていく中、三島財閥がジャックを模した殺戮ロボットを作成しているという未確認情報が入る。自分のジャックを真似られることが許せないジェーンは、その真偽を探るべく最新鋭機ジャック6を投入するのであった。
ジャック5とほとんど見た目は変わっていないものの、一部の技でボタンを長押しすることで攻撃の際に腕が伸び、リーチが長くなるなど、改良された点が見て取れる。伝統的に(?)シリーズ毎に受け継いできたジャックボイスもこのジャック6で新しくなった。
ジュリア・チャン[Julia Chang] [編集]
格闘スタイル - 心意六合拳・八極拳を基本とした各種中国拳法
国籍 - アメリカ
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 鶴ひろみ(~TT)→Stephanie D\' Abruzzo → Annie Wood(5~)
赤子の頃に遺跡の前で捨てられていたところをミシェール・チャンに拾われ、以後、彼女の娘として育てられる。18歳になったある日、母ミシェールが突然家から姿を消す。母が三島平八によって誘拐されたと知ったジュリアは、母を救う為に第3回鉄拳大会に参加(鉄拳3)。大会終盤で無事母を取り返したジュリアは、その後アメリカ国内の大学に進学し、親元を離れて暮らすようになる。鉄拳4及び鉄拳5では、砂漠化する故郷の森林を救う術を見つける為に両大会に参加。ジュリアは(巌竜が偶然見つけたものであったが)森林再生プログラムを手に入れたことで森林再生計画を完成させた。その協力者である、精霊の声を聞けるという老婆から「風間仁と三島一八を戦わせてはいけない」との予言を受け、その真相を確かめるべく第6回大会に参加(鉄拳6)。母共々巌竜に惚れられるが、まるで眼中になし。年齢は初登場の3で18歳。4と5で20歳。
鉄拳3以降におけるミシェールの後継キャラクターで、彼女が使用していた技の多くを受け継いでいる。一方でジュリアオリジナルの技も多く、また、「疾歩掌拳」などの既存の固有技に関しても若干の性能の違いが見られる。その為、キャラクターとしては完全に同一の存在であったロウ親子とは異なり、鉄拳TTではミシェール・ジュリア母娘の共演も果たしている。鉄拳5では、使用する技のモーションがより女性らしさの強調されたものへと変更されている。使う技は中国拳法だが、投げ技に関しては母親同様プロレス技になっている。
スティーブ・フォックス[Steve Fox] [編集]
格闘スタイル - ボクシング
国籍 - イギリス
登場 - 鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - ギデオン・エメリー
プロボクサー。幼い頃より今の養父母の下で育てられる。ミドル級世界チャンピオンであり学問にも長けている。有名になれば本当の両親が名乗り出て自分の出生の秘密(と左腕の大きな傷跡の謎)を教えてくれるのでは、との思い故ボクシング界で活躍を続けていた。そんなある時、試合でわざと負けるようプロモーターに強要される。それはマフィアの仕組んだ賭け試合だったが、スティーブは八百長を拒み逆に試合に勝ってしまい、マフィアに命を狙われることになる。故郷イギリスを離れ、逃亡生活を余儀なくされたスティーブ。やがては捕まり人知れず殺されてしまうだろう。それでは本当の両親に会えなくなってしまう。やがてThe king of iron fist tournament4開催を知る。大会で活躍すれば両親が名乗り出てくれるかもしれないと思い、彼は大会参加を決意する(鉄拳4)。大会中、レイ・ウーロンの助けをかりて自分がニーナ・ウィリアムズという女性の卵子を使い体外受精で作りだされた人間だと知る(また奇しくもニーナは暗殺者でマフィアの依頼を受け、スティーブの命を狙って大会に参加していた)。三島財閥に怒りを覚えるとともに自分のような人間を2度と作り出してはいけないと考えたスティーブはThe king of iron fist tournament5の開催を知ると、三島財閥を潰す為大会に参加するのであった(鉄拳5)。第5回大会の中で研究所を破壊し、再びボクシングの世界に戻ろうとするが、三島とG社の紛争で大半の大会が中止になり不貞腐れていた。そんな所にポール・フェニックスとマーシャル・ロウから共にトレーニングをしないかと提案され「ボクシング以外の格闘技にも触れられる良い機会」と思い、それに承諾する。(鉄拳6)
年齢は初登場の4と5で21歳。ボクサーなのでパンチ攻撃を主体にしているが、本来ボクシングでは禁じ手になっているはずの蹴り技も使う(「タックキック」等)。キックボタンは主に、「ウェービング」「ダッキング」等の予備動作・回避動作が割り当てられている。「テンプシーロール」や「ダーティースマッシュ」など、漫画『はじめの一歩』に登場する技を彷彿させる技を多く持つキャラクターとして有名。このキャラクターの名前はディーン・アーリッカーだったが、実在のボクサーと名前が似ている為に名前の変更を余儀なくされた。しかし、変更後には実在のミュージシャンと同じ名前になってしまっている。殆どのキャラクターが不純な動機で大会に参加するのに対し、彼はかなり真面目な理由で大会に参加している。何の為に彼が作り出されたのか、そしてその腕の傷は何を意味するのかは鉄拳5においても明かされていない。
た行 [編集]
タイガー・ジャクソン[Tiger Jackson] [編集]
格闘スタイル - カポエイラ
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT
鉄拳大会に彗星のごとく現れたアフロヘアーのダンサー。ストーリーは皆無に等しいが、それでも彼専用のエンディングムービーは毎回用意されている。エディと同じくカポエイラを使うキャラクターで、エディの3Pカラーに相当する。その為、彼が使用する技の一切はエディと同じである。
鉄拳衆(てっけんしゅう) [編集]
格闘スタイル - 様々
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳3、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
三島財閥の私設部隊。多くは全身にプロテクターを装着しており、その容姿によって格闘スタイルや強さなどが異なる。鉄拳フォースモードなどでいわゆる雑魚キャラとして登場する。鉄拳5で優勝できなかったエディ・ゴルドが頭首となった風間仁に師匠(伝説のカポエイラマスター)の病の治療法を開発することと引き換えにこの鉄拳衆に所属することになる。(鉄拳6)
鉄拳6BRの主人公であるラースはこの部隊の将校だった。
また三島高専を優秀な成績で卒業すると、鉄拳衆にスカウトされるという。
鉄人(てつじん)[Tetsujin] [編集]
格闘スタイル - 木人拳
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳TT
鉄拳TTにおける木人の1Pカラーで、木人のアイコンにカーソルを合わせてLPボタンで決定するとこの鉄人がプレイヤーキャラクターになる。キャラクター性能面では木人との差は全くない。鉄人使用時、ロード画面で十字キーの下を入力し続け、そのまま戦闘画面にいくと、打撃技被撃時の効果音が金属質のものになる。対人戦やVSモードで10連勝すると、黄金に光り輝く「黄金鉄人」に変化する。
デビル[Devil] [編集]
格闘スタイル - 三島流喧嘩空手+α
国籍 - 日本
登場 - 鉄拳2、鉄拳TT
声 - 中田譲治(~TT)→篠原まさのり(4)
“デビルカズヤ [Devil Kazuya]”とも呼ばれる。鉄拳2では最終ボスキャラクターとして登場する。三島一八を見守る神秘的な「意想」が具現化した姿、という説がある。人によってはそれは悪魔(デビル)に見えたり、天使(エンジェル)に見えたりする。一八とは別の人格でもあったらしいが、鉄拳4で統合という形の中、一八の中で溶けていく。人間がデビルに変身する為には「デビル遺伝子」が必要とされており、三島一八・風間仁・三島仁八にはそれがあるが、三島平八にはない。
ゲームキャラクターとしては三島一八がベースになっている。一八が持つ固有技の一部が削除されているが、代わりに額からビームを発する技「インフェルノ」などの固有の技が備わっている。公式での登場は鉄拳2からだが、プレイステーション版「鉄拳」においても、ロード中のミニゲームをある条件でクリアしてすぐに一八を選択すると、全身が紫色の「デビルカズヤ」が使用出来るという隠し要素が用意されている。鉄拳TTでは、一八と組むと交代時に一八がその場でデビルになる「変身チェンジ」というシーンが見られる(その逆もまた同様)。2のアーケード版ではKO時の悲鳴が一八から流用されていただけであったが、PS版では一八の声にデビルとしての声を重ね合わせたような声が使用されている。またステージBGMもアーケード版では一八ステージと同じであったが、PS版のARRENGEでは一八ステージを元にした新BGMが使用されている。鉄拳4以降は、プロローグ、エンディングやムービーにのみ登場する。
デビル仁( - じん)[Devil Jin] [編集]
格闘スタイル - 不明
国籍 - 無し
登場 - 鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 千葉一伸
鉄拳5、鉄拳5DRのCPU戦で、最終ボス三島仁八の前に登場する中ボス的キャラクター。第4回鉄拳大会後、風間仁の精神が崩壊してしまい完全にデビル化してしまった姿である。鉄拳6でも登場するが、物語の設定は5と同じで、第5回大会後、風間仁の精神が崩壊してしまい完全にデビル化してしまった姿である。
技は鉄拳3、TT当時の風間仁+α。鉄拳4で格闘スタイルが変わりある意味別キャラクターとなった仁とは別に3,TT時の仁を復活させた形である。父親の三島一八と違い、自分の意志でデビル化しているわけではないので半ば暴走した状態といえる。風間飛鳥のエンディングにおいて彼女の、というより風間家の力によりデビル化が収まっている。
伝説のカポエイラマスター(でんせつ - ) [編集]
格闘スタイル - カポエイラ
登場 - 鉄拳3、鉄拳5、鉄拳5DR
エディ・ゴルドが収容されていた刑務所で彼にカポエイラを伝授し、クリスティ・モンテイロを孫娘に持つ老人。ムービーなどには登場するがプレイヤーキャラクターとしては出てこない。刑務所から出所する時には不治の病に侵されており、余命半年だと宣告される。この病を治療するために結果、エディとクリスティは鉄拳5、鉄拳6に参加することになる。三島仁八とはかつて対戦したことがあるらしい。また鉄拳衆は、彼を格闘家の中では最も恐れていたという。
東郷(とうごう)[Togo] [編集]
格闘スタイル - 不明
登場 - CS版鉄拳6 シナリオキャンペーンモード
声 - 郷田ほづみ
ラース率いる反乱部隊の副官。パートナーキャラクターとして戦闘に参加するが、プレイヤーキャラクターとしては使用できない。
トゥルー・オーガ[True Ogre] [編集]
格闘スタイル - 不明
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT
闘神オーガが、準決勝で敗れ地に伏していた三島平八から闘気を取り込み、最終進化を遂げた姿である(三島平八使用時は風間仁から奪う)。背中から生えた翼で空を飛び、灼熱の炎を吐く。右手は蛇のような生き物になっており、文章として表現し難い異様な外見をしている。
変身前のオーガとほぼ同じ技を使用し、それにプラスして炎を吐く、空を飛ぶなどの固有技が追加されている。ただし、体型が大幅に変化した為に変身前よりも当たり判定が大きくなっており、逆に劣化した部分も見られる。このキャラクターの固有技「ハリケーンミキサー」は、漫画『キン肉マン』に登場するバッファローマンのフィニッシュ・ホールドが元ネタであり、技の特性もほぼ同じである。
Dr.ボスコノビッチ[Dr. Boskonovich, Доктор Босконович] [編集]
格闘スタイル - 自分の知っているすべて
国籍 - ロシア
登場 - PS版鉄拳3
ロシアの天才科学者。PS版鉄拳3で使用可能。
「JACK」製作者で永久機関の開発者。一八の命令でニーナをコールド・スリープさせ、その後アンナ自身の望みで彼女をコールド・スリープさせた。アリサ・ボスコノビッチも彼によって生みだされたと思われる。
非戦闘員のため戦う時はすぐに腰砕けになるが気合い溜めをした後に20連コンボを出すことが可能。一見弱そうだが、ほかのキャラの固有技や構え、投げコンボまで持っている(老人らしい動作を他のキャラクターのモーションから適当に詰め込んだ為、製作スタッフすら完全に技を把握しておらず、攻略本に載っていないコンボや技も多い)。なぜか風神拳に似た賢人拳などが使用可能。いわゆる「ネタキャラ」。
ドラグノフ[Dragunov, Драгунов] [編集]
格闘スタイル - コマンドサンボ
国籍 - ロシア
登場 - 鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
鉄拳5DRより登場。軍特殊部隊に所属し、数々の戦場で活躍。その脅威の戦闘能力から「白き死神」と呼ばれ、敵味方双方から恐怖の象徴として恐れられていた。
軍からデビルの捕獲を命じられたが、大会でデビルを見つける事はできなかった。その後、三島財閥による裏工作により、各地で紛争が起こり、混乱が生まれていた。その中で軍上層部から大会に参加し、三島財閥を潰すよう特命を受け、日本へ再び渡る。(鉄拳6)
年齢は初登場の5DRで26歳。名前の由来は、ロシアの軍用狙撃銃であるSVDドラグノフ狙撃銃より。また、彼のキャラクターカスタマイズの1アイテム・マシンガンがAK-47の特殊部隊仕様であることから、設定上はGRUあたりのスペツナズの所属であると思われる。元ネタは不明だがネット上では外見や6で追加されたアイテム等から鳥肌実はたまたGacktと呼ばれる事もしばしば。実際は映画エネミー・ラインの敵側の登場人物の可能性が高い。鼻や口の周りに生々しい傷がある。口数が少なく、どこか冷徹な印象を与えがちだが、鼻歌を歌ったり倒した相手の前で匍匐前進をしたりするなど割とお茶目な面も。
鉄拳5DR、CS版鉄拳6のオフラインネームでは、セルゲイ・ドラグノフ(Sergei Dragunov / Сергей Драгунов)という表記である。
な行 [編集]
NANCY MI847J [編集]
格闘スタイル - 不明
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳6、鉄拳6BR
ジャックとは別系統で設計・開発された三島重工の機動兵器。その巨大な機体サイズゆえ俊敏とはいいがたいが、強固な装甲と、潤沢な武器・弾薬を備え、防衛拠点としての役割も果たす。
アザゼルをも上回る超巨体を持ち、技を当てても転んだり浮いたりする事は無く、当然投げることもできない。一定量のダメージでパーツが破損し怯むことはあるが、それ以外では何をしても怯まない。ガード不能のガトリング砲、レーザーで落とし穴を作り(落ちると負け扱いになる)、さらには振り向く動作にも攻撃判定がある。
CPU風間仁ステージの前にボーナスステージとして戦う事になる。1ラウンド勝負のみで勝てばファイトマネーのボーナス、負けるとノーボーナスとなる。また、たとえ体力差で勝っていてもタイムアップになると無条件で負けとなる。
PS3版、Xbox 360版鉄拳6では「シナリオキャンペーン」モードの「G社ミレニアムタワー」(アンナがボス)のステージでプレイヤーキャラクターとして使用できる。
ニーナ・ウィリアムズ[Nina Williams] [編集]
格闘スタイル - 暗殺格闘術
国籍 - アイルランド
登場 - 全ての作品
声 - 冬馬由美(~TT)→リーソル・ウィルカーソン(4~)→メアリー・エリザベス・マッグリン(デスバイディグリーズ、6のムービーシーン中の台詞) / 高山みなみ(OVA、ドラマCD)
一流の暗殺者である父より幼少の頃から暗殺術を学び、自身も一流の暗殺者となったニーナは、三島財閥頭首三島平八の暗殺の依頼を受け大会に参加する(鉄拳)。お互い殺し合うほどの喧嘩をするくらい仲が悪い妹のアンナと大会中に出会い、喧嘩に夢中になるあまり任務に失敗し、アンナとの決着もつかずじまいとなってしまった。妹との決着をつけるため(と一応三島一八暗殺の任務のため)大会に参加(鉄拳2)するものの、一八暗殺に失敗。三島財閥によって捕らえられてしまい、コールドスリープ試作機の実験台にされてしまう。それから約20年後、世界中では「闘神」による事件が多発。その「闘神」の影響を受け、コールドスリープより目覚めたものの、実験の後遺症として記憶を失ってしまう。「闘神」に操られるまま風間仁を標的として大会に参加(鉄拳3)。大会後も記憶は戻らず、暗殺者として仕事を請け負い続ける。そんな時、あるマフィアより仕事の依頼が来る。標的はボクサーの「スティーブ・フォックス」。彼を追って大会に参加した(鉄拳4)。大会中、スティーブが自分の息子だとわかるが、特別な感情をもつことはなかった。依頼主のマフィアも逮捕されてしまい、スティーブを狙う理由もなくなる。その後、自分の妹だと名乗るアンナと数年ぶりに再会する(アンナもニーナと共にコールドスリープ実験の被験者となっていたが記憶を失うような後遺症は無し)。アンナの顔を見たとたん記憶が蘇り、アンナに襲いかかる。アンナも応戦。数日間死闘が続いたが、決着はつかずじまい。決着はThe king of iron fist tournament5で付けることとなった。アンナとの死闘に勝利したニーナは、三島財閥の工作員にスカウトされ、世界中で工作活動をはじめた。第6回大会の参加が決定されると、風間仁を狙う者を始末するために参加(鉄拳6)。
このキャラクターの元ネタは不明ではあるものの、3では安室奈美恵ライクにモデリングされていた。現在はまた別の路線に変更されている。
年齢は鉄拳で20歳、2で22歳、コールドスリープ後の3も22歳(戸籍上41歳)、4と5で24歳(戸籍上43歳)。戸籍上ではすでに40代なのだが、20年間コールドスリープだったため肉体は20代のまま。なお、彼女を主人公としたアクションゲーム『デス バイ ディグリーズ tekken:nina williams』がプレイステーション2で発売されている。好きなものは、トムとジェリーのトムとミルクティーとスコッチ。鉄拳3で同じ声優による再収録がなされた。
は行 [編集]
パンダ[Panda] [編集]
格闘スタイル - 平八流熊真拳改
国籍 - 無し
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
シャオユウのペットで3から登場したクマの2Pカラー。格闘技はクマと同じ物を平八に仕込まれた。毎回シャオユウに付き合って大会に参加している。クマに惚れられているが全く相手にしていない。
なお、ステージ冒頭での名前のコールは「パンダァー」となり微妙に語尾が上がる。
年齢は3では7歳、4~6では9歳である。
平野 美晴(ひらの みはる)[Miharu Hirano] [編集]
格闘スタイル - シャオユウと同じ
国籍 - 日本
登場 - PS2版鉄拳4
声 - 藤巻恵理子
リン・シャオユウのクラスメイトで親友。プレイステーション2版鉄拳4で、シャオユウのアナザーカラーとして登場する。
花郎(ファラン)[Hwoarang, 화랑] [編集]
格闘スタイル - テコンドー
国籍 - 韓国
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 森川智之(~4)→サン・ヒョン・ユン(5~) ※4のムービーシーン中のセリフは別人が担当
鉄拳3より登場。鉄拳2で登場したペク・トー・サンの弟子。ストリートファイト詐欺団のリーダーで韓国に訪れていた日本の財団一行を相手にしようとしたところ、同年代の日本人に屈辱の引き分けを喫してしまう。その日本人こそが風間仁だった。仁に借りを返す(ついでに行方不明になったペクを探す)ため大会に参加(鉄拳3)。大会で仁と会うことはなく、母国韓国に帰って徴兵を受け軍隊で無為の日々を送るファラン。そんな中、The king of iron fist tournament4の開催を知る。「仁が現れるかもしれない」と思い、軍を無断で抜け出し大会に参加するファランだった(鉄拳4)。大会終盤で韓国軍に拘束され仁との再戦は果たせなかった。韓国大使館で大使より一通の手紙を受け取る。送り主はなんと行方不明のはずの師ペクだった。帰国し、兵役をちゃんと終わらせたファランは今度こそ風間仁と再戦するため大会に参加する(鉄拳5)。第5回大会で仁と闘い、見事に勝利を収めるが、その後、咆哮と共にデビル化した仁に為すすべなく一方的にやられ、意識を失う。やがて目を覚ましたファランはペクから経過を聞き、看護師の制止を振り切り、ペクにもっと力が欲しいと懇願する。その後、今まで以上に修行に取り組んだファランは仁を倒すため、第6回大会へと向かう。(鉄拳6)
ペクの弟子という設定だがペクと同じ技は数える程しかない。鉄拳TTや鉄拳5のエンディングを見る限り師匠のペクには頭が上がらない様子。なおファランのモーションをテコンドー世界チャンピオン黄秀一が担当。年齢は3で19歳、4・5は21歳。花郎とは新羅の青年組織に由来する。
4では勝利時に特殊なコマンドを入力する事によって森川智之によるファランの日本語ボイスを聴くことが出来る。
馮威(フェン・ウェイ)[Feng Wei] [編集]
格闘スタイル - 神拳流中国拳法
国籍 - 中国
登場 - 鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 土田大 ※ムービーシーン中のセリフはChuan Yin Liが担当
鉄拳5より登場。流派は中国拳法。「神拳」と呼ばれる達人の下で修業を積み、同門最強の実力をつける。しかし強さを求めたために禁忌の他流試合をし、諌めようとした「神拳」をも殺してしまう。神拳の極意が記されている「神拳奥義之書」が三島財閥にあると知ったフェンはThe king of iron fist tournament5に参加するのだった。(鉄拳5)が、宝物殿から奪還した「神拳奥義之書」に奥義は記されておらず「他の流派を打ち破り己のものとすることで、龍神と成る」と言う教えのみが記されていた。更なる高みを求めてフェンはThe king of iron fist tournament6への参加を決意する。(鉄拳6)
年齢は初登場の5で26歳。モデルは漫画『グラップラー刃牙』の烈海王と言う事だけあり、シャオユウやレイが使用するトリッキーな動きの中国拳法とは異なり、直線的で破壊力のある剛拳を振るう。
フォレスト・ロウ[Forest Law] [編集]
格闘スタイル - マーシャルアーツ
国籍 - アメリカ
登場 - PS版鉄拳(吉光のEDムービーのみ。)、鉄拳3、鉄拳TT
マーシャル・ロウの息子。PS版鉄拳の吉光のEDムービーで初登場。ポールに無理矢理バイクに乗せられて大会に参加。しかし自分でも父の道場を継ぐにふさわしいか試したかったらしい。大会後、無断で大会に参加したフォレストに父は激怒。一年間の他流試合禁止を命じられる。父に反発して家出、鉄拳5ではポールのバイクでバイク事故を起こし、マーシャルに迷惑をかける。
鉄拳4以降父に戻ったのは人気がなかったわけでなく、開発側がオヤジキャラ好きだったため。年齢は3で25歳、参加していない4と5では27歳。
鉄拳6では、Rustic Asia(ラスティック アジア)のステージで、試合開始前に飛び込んでくる車の運転手は、フォレスト・ロウである。また事故を起こした車に近寄ってみると、彼が悔しそうな顔をしながら上半身を出している。
ブライアン・フューリー[Bryan Fury] [編集]
格闘スタイル - キックボクシング
国籍 - アメリカ
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - デビット・シャフリ
元は国際警察に所属する刑事で雷 武龍(レイ・ウーロン)の同僚だったが、麻薬組織との繋がりなどの黒い噂や、レイとの因縁が耐えない人物であった。国際警察所属中に香港での銃撃戦の際、殉職。その後、Dr.アベルによってレプリカントとして復活。彼の命により、Dr.ボスコノビッチの開発した「永久機関」をねらって大会に参加(鉄拳3)。任務に失敗し、追われる身となったブライアン。彼は自分の寿命が長くないと悟り、打開策を求めて大会に参加(鉄拳4)。大会後力尽きたブライアンだったが吉光に保護される。Dr.ボスコノビッチにより永久機関を組み込まれ、一命をとりとめる。その後施設にいた卍党党員を殺害、逃走。永久機関の性能を試すため大会に参加(鉄拳5)。しかし、吉光の度重なる妨害で大会中は力を振るう事はなかった。破壊衝動を抑えきれなくなったブライアンは、自ら世界各地の戦地に足を運び、その度に無差別な破壊行動を楽しんでいた。やがて、その行為にも飽き始めた彼は、戦場とは違った獲物を求めてThe king of iron fist tournament6へ参加する。年齢は初登場の3で29歳。4と5で31歳。
キックボクシングという格闘スタイルからはらしくない部分も多く見受けられる(軍人じみた服装や、一部の技がプロレスである点など)。因みに6のトレイラーでスパスをドラグノフに向けてぶっ放している。
ブルース・アーヴィン[Bruce Irvin] [編集]
格闘スタイル - キックボクシング
国籍 - アメリカ
登場 - 鉄拳2、鉄拳TT、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - クリスピン・フリーマン(5~)
幼い頃から暴力と無秩序な環境で育った。元々一八の私設部隊のメンバーで、2ではレイ・ウーロンの同僚が死んだ飛行機事故の唯一の生存者であり、レイから事情を聞く為に狙われる事になる。その後、私設部隊を離れ戦場を転々としていたが5の参加メンバーの中に一八の名前を見つけ、久々に出場を決める。一八と共にG社の乗っ取りに成功し、彼の私設部隊の一員として、三島財閥を撃破していた。その三島財閥が第6回鉄拳大会の開催を宣言すると、ブルースも仁を捕らえるべく参加を決める(鉄拳6)。年齢は初登場の2ので32歳。5で53歳。
アーケード版『鉄拳2』で、その圧倒的なキャラ性能から禁止台が作られたほどで、文字通り最強であった。そのため鉄拳5以降は調整が顕著にはいっている。鉄拳2、5のエンディングでは貧乏な子供に優しい姿を見せる。なお、ファイトスタイルはキックボクシングとされているが、モーションや技名等はほぼムエタイそのものであり、鉄拳5から新技として首相撲が追加されたり、鉄拳6の追加コスチュームにパープラチアット(ムエタイ戦士が腕につけるお守り)が追加されている等、シリーズが進むごとにムエタイらしさが強調されている。
OVA版では三島財閥の側近であり、大会参加を求めるジャック2へのテストのための刺客として勝負を挑む。しかし、ボディーブローを放つもジャック2の体が硬すぎて通用せず、反撃を喰らって海に沈んでしまう。そのまま財閥からも見捨てられ、その後の登場はない。漫画版でも登場する。詳細は省かれているが、ボブに負けている。OVA、漫画版共に、いわゆる噛ませ犬的な扱い。また、原作でのレイ・ウーロンとの絡みは無い。
初期作品では「ブルース・アービン」と表記されていた。
プロトタイプ・ジャック[Prototype Jack] [編集]
格闘スタイル - 力任せ
国籍 - ロシア
登場 - 鉄拳、鉄拳2、鉄拳TT
声 - 銀河万丈
ロシアが開発したJACKの試作バージョンであり、むき出しのメカが特徴。平八がJACKへの嫌がらせとして出場させる(鉄拳)。鉄拳2にて一八に改造を要望するが、一八の嫌がらせのせいで外見しか変えさせてくれなかった(本人は知らない)。その為、鉄拳2ではビジュアルが大幅に変更された。
年齢は鉄拳で5歳。2で7歳。鉄拳では、右腕がハサミ、左腕がドリル、そして体と右足が鉄の塊(2Pの姿はサングラスを掛けていて体が全て鉄の塊)というその奇怪な体から、使用したプレイヤーは少なかったようだ。鉄拳2以降のデザインでは、緑色の帽子と軍服、サングラスを着用している(2Pカラーも同じ服装の青系統となっている)。こちらの元ネタは映画ターミネーター2のT-1000と思われる(ジャックの元ネタがT-800である事からも考えられる)。
復活を望む声を見かけるが、彼は鉄拳3時代にガンジャック建造の際に材料にされたため、現在は跡形もない。つまり、復活は不可能である(新しく建造すれば別の話だが、それでは名目上プロトタイプではなくなってしまう)。鉄拳シリーズではジャックの声の流用だが、1のみ「うぇやあぁー」というジャックにはないボイスが存在している。これもジャック同様ジャックシリーズに受け継がれている。
白頭山(ペク・トー・サン)[Baek Doo San, 백두산] [編集]
格闘スタイル - テコンドー
国籍 - 韓国
登場 - 鉄拳2、鉄拳TT、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
韓国人のテコンドー使いで、無数のキックコンビネーションで攻め続けるスタイルが特徴。花郎の師匠と言う設定だが、花郎と同じ技は「ハンティングホーク」と「ヒールエクスプロージョン」ぐらいしかない。
父親を誤って殺してしまい、それを元に脅迫され、ロウの道場を襲撃するよう指図される(鉄拳2)。オーガに拉致された後、意識不明の状態で倒れていたところを発見され、病院へ。軍を脱走したファランに手紙を出し、説得する。そして兵役を終えたファランと一戦交えるために、大会に参加(鉄拳5)。大会中にファランが仁に敗れ大怪我を負った事を知り、大会を途中棄権し、ファランの元へ向かう。意識が中々戻らず、ペクは自分の指導に不備があったのでは?と悔やむ。それから3日後、意識を取り戻したファランに経過を話すとファランは更なる力が欲しいとペクに懇願する。今まで見たことないの謙虚な姿勢に意思を感じたペクは自分の全てを弟子に伝える事を決意する。その後、ペクとファランは今まで以上の修行を励んだ。第6回大会が発表されると、ペクは自身の集大成として最後の戦いに身を投じる。(鉄拳6) 年齢は初登場の2で27歳。5で48歳。
韓国版『鉄拳2』は初期キャラが準ではなくペクに変わっていた(同国のため初期キャラが変更された)。名前の由来は朝鮮に存在する同名の山だと思われるが、ネット上ではネタとして「ペク父さん」と表記される場合が多い。ただし、『鉄拳2』の初期バージョンでは準に永久コンボが発覚したため日本国内でも店舗側の設定変更により準が使用不可にされ、代わりにペクが使えるようになっていることが多かった(テストモードで設定することにより準とペクを切り替えることができたため。韓国版に対する配慮が別な形で生きた格好である)。
ポール・フェニックス[Paul Phoenix] [編集]
格闘スタイル - 柔道をベースとした総合格闘技
国籍 - アメリカ
登場 - 全ての作品
声 - ?(~2)→?(~TT)→エリック・ケルソー(4~) / 大塚芳忠(ドラマCD)
シリーズを通して登場する皆勤賞男。一八と以前引き分けたことがあり、決着をつけるために大会に参加(鉄拳)。それ以降基本的には宇宙一の格闘家を目指して大会に参加。『鉄拳1』、『2』大会では上位に食い込むが平八のペット、クマを倒したところで力尽きて敗退。『鉄拳3』大会で三度クマと対決、またもや撃退しついに「闘神」オーガをも倒す。優勝したと思いこんだポールは意気揚々と母国アメリカに帰国するが、オーガは第2形態となり戦いは続いていた。その後、優勝者は風間仁と発表され、ポールは嘘つきのレッテルをはられてしまう。周囲からそっぽを向かれ落ちぶれてしまうポール。そんな中The king of iron fist tournament4開催を知る。ポールは全てを賭けて大会に参加するのであった(『鉄拳4』)。大会に一八の姿を見つけ心躍らせるポール。そんな彼に四度クマが立ちはだかる。最初はポール有利だったが油断し、クマに逆転で敗れてしまう。自身の慢心さを反省し、数ヶ月後、The king of iron fist tournament5に参加するのであった。(『鉄拳5』)。
The king of iron fist tournament5において、クマを倒した所で力尽きた。賞金を得られぬまま、借金地獄に苦しむ中、再び大会の開催を知る。優勝すれば借金地獄から抜け出せると考えたポールはチームを組むという事を考え、修行仲間でもあるマーシャル・ロウに連絡を入れた。(『鉄拳6』)
ファイトスタイルは柔道をベースとした総合格闘技。そのためさすがにキングやニーナには見劣りするものの、コマンド投げを多く持っている。マーシャル・ロウとは永遠の修行仲間で、その息子フォレストとも仲が良い(『鉄拳3』では半ば誘拐同然でフォレストと大会に参加)。キャラクターとしてのモデルは漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部に登場するキャラクター・ジャン=ピエール・ポルナレフ。企画段階でのラフスケッチにも「ポルナレフ」と書かれていた。年齢は『1』で25歳、『2』で27歳、『3』で46歳、『4』と『5』で48歳。カルト漫画『関節王』から幾つかの技がモデルになっており、崩拳と共にポールを象徴する技である「落葉」もその一つ。蹴りへの返し技「斬雪」など、採用される技はシリーズを追う毎に増え、その都度、コアな格闘技漫画ファンを狂喜させた。そして、『関節王』の伝説的最終回で使用された秘奥義「震月」(実際には掲載誌休刊の為、技自体は発動せず作品終了)が名称採用されたが、流石に月が動いたり食らった相手が溶けたりはせず、モーション的には板垣恵介版『餓狼伝』の主人公、丹波文七がプロレスラーに使用したアッパー掌底がモデルとなった。シリーズでは『ストリートファイター』シリーズのケンの様に、三島一八とのライバル的準主役であったが、『鉄拳2』からマーシャル・ロウのライバル的キャラとなり、『3』ではクマがライバルとなる。『鉄拳4』で一八が復活した際、とくに執着を見せるような描写は無かったが、『鉄拳5』では一八との再決着へ臨む姿勢を見せている。自身の代名詞的な技、崩拳(ぽんけん)は「オオオオアオッ!」「ウオオッ!」などという掛け声とともに右拳を力強く突き出す技で、発動コマンドは波動拳コマンドと、格ゲー経験者には馴染みやすい上にその威力は強力無比。大抵の初心者が最初に入っていくのがこのポールであり、そのコミカルながらも野性味あふれる性格から、鉄拳でもっとも愛されているキャラの一人である。アーバンレインに、プレイヤーキャラとして、マーシャル・ロウと共にゲスト出演している。
ボブ[Bob] [編集]
格闘スタイル - フリースタイル空手
国籍 - アメリカ
登場 - 鉄拳6、鉄拳6BR
声 - Patrick Seitz
幼い頃から格闘技の天才ともてはやされてきたボブだったが、体格の大きい相手にはどうしても勝つことができず、悩んだ末に肉体改造を行う事にする。数年経過した頃に肉体改造を終えて彼は帰ってきたが、以前の引き締まった体や端正な顔立ちはどこへやら。周りの目からは、彼がただ単に太ったようにしか見えなかった。周囲の落胆ぶりをよそにボブ自身は「パワー、ウェイト、スピード、全てにおいてパーフェクト」と非常に満足気。その自称究極の肉体を試す機会として、彼はThe king of iron fist tournament6に参加する。年齢は初登場の6で27歳。
漫画版でも登場。ゲームでは不明だが、漫画版において彼は、ボンズマン(保釈保証業者)である。その中で拳銃を持った相手ともやりあっている。
PS3版『鉄拳6』はエンディングで、マスコミから脚光を浴びてチヤホヤされて、体重が70kg台まで落ちて、むしろ痩せる事を良しとせずに泣き崩れる姿がある。
本人の言う通り、その体つきとは裏腹に、動きは他の重量キャラと比べてかなり素早い。また、転がりや腹を突き出す等の自身の体を十分に駆使したコミカルな技も持ち合わせている。キャラ性能は鉄拳6の新キャラ勢の中で群を抜いて高く、使用を封印するプレイヤーや対戦拒否が出るほどの強キャラで、三島一八やデビル仁と並ぶ強さを誇っていた。しかし、BRへのバージョンアップの際に修正が加えられ、以前の強さは若干抑えられている。モーション担当はエクストリームマーシャルアーツパフォーマーの神戸豊。
ま行 [編集]
マーシャル・ロウ[Marshall Law] [編集]
格闘スタイル - マーシャルアーツ
国籍 - アメリカ
登場 - 鉄拳、鉄拳2、PS版鉄拳3(ムービーのみ。)、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - Robert Clotwothy(5)→ロジャー・クレイグ・スミス(6) / 藤原啓治(ドラマCD)
TT以外の作品に登場。なおこの2作品には息子のフォレスト・ロウがでている。マーシャルアーツの達人。自分の道場と中華料理店の建設費用調達のため大会に参加(鉄拳1)。優勝こそ叶わなかったが、大会後卍党がばらまいた金をもとに念願の道場と中華料理店「マーシャルチャイナ」をつくる。彼が留守中道場が道場破りにあい、犯人(ペク・トー・サン)を追って大会に参加(鉄拳2)。その後道場と「マーシャルチャイナ」の経営は軌道に乗っていた。許可なく大会(鉄拳3)に参加した息子・フォレストにその後1年間の対外試合を禁じる。フォレストが家出をして意気消沈していたところ、同業者の出店した後続店により「マーシャルチャイナ」は経営破綻に追い込まれる。道場もつぶれてしまい、酒浸りの日々を送るマーシャル。そんな中、The king of iron fist tournament4開催を知る。再起を賭け、たるんだ体を鍛え上げたロウは大会に参加するのであった(鉄拳4)。優勝することは叶わず、帰国する金もないまま日本の中華料理店で働くマーシャル。すると妻からフォレストがポールのバイクで事故をおこしたと知らされる。莫大な損害賠償や治療費が必要になってしまったマーシャルは藁をもつかむ思いで大会に参加するのであった(鉄拳5)。大会の途中で不法就労がばれ、マーシャルはアメリカに強制送還させられてしまう。息子が起こした事故の賠償金の支払期限が間近に迫り途方に暮れていたところを、ポール・フェニックスからチームを組んで第6回鉄拳大会に出場することを提案される。賞金獲得の確率が上がると考えたマーシャルはそれを承諾、ついでにスティーブ・フォックスも誘うのであった(鉄拳6)。
ポール・フェニックスとは永遠の修行仲間。年齢は1では25歳、2で27歳、4と5は48歳。マーシャルアーツとはアメリカのある種の格闘技を指すことが多いが、本来は「武術」を英訳した単語であり、ロウのマーシャルアーツはその用法だと思われる。元ネタはブルース・リーだが、現在は若干チャウ・シンチーも入っている。なお、開発当初は「ロウ・ザ・ドラゴン」という名前だった為、基板の音声やサウンドトラック等でその名残を聴くことが出来る。3以降はフォレストとの差別化を図るためか、口髭を生やしていたが、6ではなくなっている。アーバンレインに、プレイヤーキャラとして、ポール・フェニックスと共にゲスト出演している。初登場の鉄拳では目は緑色だったが、鉄拳2から黒目になっている。
ミゲル・カバジェロ・ロホ[Miguel Caballero Rojo] [編集]
格闘スタイル - なし
国籍 - スペイン
登場 - 鉄拳6、鉄拳6BR
声 - リアム・オブライエン
厳格な家庭の中で育ちながらもその破天荒な性格ゆえ、ミゲルは周りから疎まれる存在であった。家を飛び出した後もミゲルの身を案じてくれる妹は、ミゲルが唯一心を許せる存在だった。そんな彼女も結婚することになる。両親の手前参加するわけにもいかず、式の当日にミゲルは遠巻きから見守るだけだった。その時、戦闘機の爆撃で教会は一瞬で火の海に包まれる。妹は死亡し、怒りに打ち震えるミゲル。爆撃は三島財閥の戦闘機によるものだと知ったミゲルは、党首である風間仁への復讐のためにThe king of iron fist tournament6に参加する。年齢は初登場の6で26歳。
格闘スタイルは「なし」と書いてあるように、腕をダラリと下げていて構えらしい構えは取っていない鉄拳でも珍しいキャラで、服装も冬に着るようなロングのコートであったりと、およそ格闘技とは程遠い格好をしている。技もその性格がにじみ出るような大振りかつ荒削りな技が多い。チョーキング、ダウンピッキング、タッピング、カッティングなど、ギターやドラム等の音楽に関する用語が技名になっている。
ミシェール・チャン[Michelle Chang] [編集]
格闘スタイル - 心意六合拳・八極拳を基本とした各種中国拳法
国籍 - アメリカ
登場 - 鉄拳、鉄拳2、鉄拳TT
1、2、TTに登場。インディアン居住区の地下の古代の財宝を探すために三島平八に送り込まれた男(香港人)がネイティブ・アメリカンの娘と恋に落ち、その娘との間に生まれた女性。その後男は居住区を守るため立ち上がったが、平八の手の者に殺害され、その敵を討つため大会に参加(鉄拳)。大会終了から二年後、今度は財宝を狙った一八により、母親が誘拐されてしまう。母親を救うために大会に参加(鉄拳2)。
趣味は狩り・好きなものはバッファロー。ジュリア・チャンの養母。なお、開発当初は中国人という設定だったため、八極拳がベースの各種中国拳法を使うが、出身地を反映してか投げ技はプロレス技となっている。年齢は1で18歳、2で20歳。
三島 一八(みしま かずや)[Kazuya Mishima] [編集]
格闘スタイル - 三島流喧嘩空手
国籍 - 無し
登場 - 鉄拳、鉄拳2、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR、鉄拳TT2
声 - 中田譲治(~TT)→篠原まさのり(4~)
鉄拳3以外の作品に登場。三島平八の息子。鉄拳シリーズ初代主人公でもある。母は一美(鉄拳2平八ステージの床に相合い傘がある)。ラースとは異母兄弟に当たる。父より三島流喧嘩空手と帝王学を叩き込まれる。子供の頃、根性をつけるためと父平八によって崖から落とされる(しかしながら鉄拳5のシャオユウのEDによると平八の故意ではなく事故)。胸の大きな傷はそのときのものである。以来平八を憎み、財閥を譲り受けるのではなく、奪い取るため平八の命をねらって大会に参加(鉄拳)。鉄拳2では北海道に独立国家を建国しようと目論んでいたが、修行の末に復活を遂げた平八に敗れ全てを失い、火山へと放り込まれ瀕死の重傷を負う。が、デビル化することで一命を取り留める。鉄拳3には出場せず「G社」に身を寄せ自身の復活とデビル因子の研究に努める。火山に放り込まれた際、胸以外にも大小様々な傷を負い、また片目が赤くなる。平八を殺すことと、デビルの力を手に入れるため息子仁を捕獲するため大会に参加(鉄拳4)。鉄拳5では自分を裏切ったG社への復讐と財閥頭首の座をねらって参加。また祖父三島仁八を敬愛していた。鉄拳6ではG社の幹部を抹殺し、G社を操る立場となる。その後、仁率いる三島財閥の暗躍を知り、抵抗する。その後、G社の立場が高くなってきたのを見計らい、仁の首に報奨金をかける。その後、第6回大会開催を知り、仁を倒すために参加する。
年齢は1では26歳、2で28歳、4と5では年齢不明になっているが49歳である(CS版で判明)。己の野望を達成するなら、どんな卑劣な手を使ってでもやり遂げる(キャッチコピーに「冷血御曹司」や「冷血当主」と付くのはその為と思われる)。趣味はスニーカー収集と父親への嫌がらせ。元ネタは開発者の発言・顔つき・行動などから三島由紀夫(新声社刊の鉄拳ムック内開発者インタビューにて三島姓は三島由紀夫に由来すると発言)。尚、彼が着用する三角形に鋲が打ち付けてあるグラブは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するスタープラチナのグラブが元ネタである。鉄拳では隙の多さは否めないものの、強力な風神拳などで敵を圧倒していた。鉄拳では彼自身が逆に三島平八を崖から落としており、鉄拳2では三島平八がその崖から這い上がっている様子がオープニングムービーとなっている。また、火山へと放り込まれるシーンでの服装が鉄拳2の三島平八のエンディングムービーと鉄拳4のオープニングムービーとで異なる。(鉄拳2では3Pカラーのタキシード姿であったが鉄拳4では1Pカラーの胴着姿になっている。)
また鉄拳シリーズ以外にも同社のアーケードゲーム『アブノーマルチェック』のデモ画面にて三島平八と共にデフォルメされてゲスト出演している。
三島 仁八(みしま じんぱち)[Jinpachi Mishima] [編集]
格闘スタイル - 三島流喧嘩空手
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳5、鉄拳5DR
声 - 大塚周夫
三島平八の父親、三島一八とラース・アレクサンダーソンの祖父、風間仁の曽祖父。名前自体はシリーズ初期の時点から存在していたが、ゲーム上にキャラクターとして登場したのは、鉄拳5、5DRで、最終ステージキャラクターとして登場。三島流喧嘩空手の他に、相手の動きを止める「感念瘴壁(かんねんしょうへき)」や、ダメージが大きくガード不能の「炎魔砲(えんまほう)」と言った、デビル因子の力によって編み出された独自の強力な固有技を駆使する。かつて一代で三島財閥を大成させた人物だが、息子平八に敗れ財閥は乗っ取られる。その後頭首となった平八が三島の組織を軍事産業へと推し進める中、それを阻止すべくクーデターを計画するも実行直前に三島家本丸の地下牢に幽閉されてしまう。The king of iron fist tournament4終了直後の本丸の大爆発により地下牢より脱出するが長い幽閉期間と自身のもつデビル因子のためにすでに人間でなくなってしまっていた。The king of iron fist tournament5の主催者でもある。彼は後天的に自身のデビル因子を目覚めさせた稀有な存在とされる。
鉄拳シリーズにおいて2006年まではCPU専用キャラクターなのはこの仁八だけであったが、2006年12月27日よりダウンロード販売されているPlayStation3版鉄拳5DRではプレイヤーキャラクターとして使用可能になった。尚、若い頃は著名な格闘家であり、ワン・ジンレイとは親友でありライバルでもあった。鉄拳2時点では死亡したという様な記述が一部書籍にあった。
三島 平八(みしま へいはち)[Heihachi Mishima] [編集]
格闘スタイル - 三島流喧嘩空手
国籍 - おそらく日本
登場 - 全ての作品
声 - 銀河万丈(1、実写映画日本語吹替)→高木渉(2)→郷里大輔(3~)
シリーズを通して登場を続ける鉄拳の象徴「鉄拳王」。三島一八とラース・アレクサンダーソンの父親で風間仁の祖父。
三島財閥頭首であったが、鉄拳で息子一八に敗れ頭首の座を追われる。続く鉄拳2ではなんと54歳にして主人公として登場。みごと息子を討ち倒し、胸毛あふれるその雄姿は以降の鉄拳のイメージを確立した。鉄拳3では頭首に返り咲き、突如出現した「闘神」を孫の仁を利用し捕獲しようと目論むものの、仁がデビルの血に目覚め計画は頓挫する。鉄拳4ではデビル化の因子を求めて一八を狙うがまたもや孫の仁に阻まれる形となる。直後となる鉄拳5冒頭では謎のJACK-4部隊に襲われる。居合わせた一八と一時的に共闘する形になるも、一八の裏切りによってJACK-4の自爆攻撃に巻き込まれる。その際に十数キロ吹き飛ばされたものの大方の予想通り戦線復帰。不在の間に何者かによって開催されたThe king of iron fist tournament5の真相を探るため五度闘いに赴く。6では復帰したものの、大会終了後という設定に変更された。大会終了後、真相を何も知らずに自宅に戻った平八に鉄拳衆が襲撃をかける。それを撃退した平八は三島財閥のトップが風間仁だという事を知る。三島財閥を取り戻すべく、平八は第6回大会に赴く。
鉄拳2までは濃い中年のキャラクターであったが、鉄拳3からは年齢もあって白髪が目立つようになる。しかしモデルとなった人物の影響か容姿のインパクトがシリーズ毎に強靱になっている。性格も冷酷非情ではあるが、クマやリーのEDではギャグキャラとして扱われることもしばしば。ゲーム中でもその性能は非常に高く、シリーズ中一回も外さず常に最強ランクに君臨していることでも有名。鉄拳シリーズは平八と一八のスケールが大きすぎる親子喧嘩の歴史とも言える(最近は孫まで巻き込んでいる)。年齢は1では52歳、2で54歳、3では73歳、4と5では75歳。趣味は下駄収集と世界征服。全体的に一八に裏切られている事が多い。また、氏名・容姿・言語などからしてどう見ても日本人だが、日本政府は公式に否定している。なお、シリーズ唯一の徒手空拳で闘うキャラクターとして参戦したPS2版ソウルキャリバー2、DJとして登場したリッジレーサー6など、ナムコを代表する人気キャラクターの一人として数々のタイトルにゲスト出演している。また、鉄拳3から声優を務めていた郷里が2010年1月17日に亡くなったため、平八が関連する作品が発売された場合の後任の声優が誰になるのかは現時点では不明となっている。
木人(もくじん)[Mokujin] [編集]
格闘スタイル - 木人拳
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
昔の武術家が拳法の修行をする為に作ったと言われる人形。モデルは香港映画『少林寺木人拳』に登場する人形。博物館に保存されていたが、闘神オーガの出現と共に突然動き出した。人の役に立ちたいと思っている。鉄拳5ではロジャーjrと会話しているシーンがあり「ポコポコ」という木魚を叩いた音のような声で話す。鉄拳TTと5では、バトル開始前の画面で↓を押しっぱなしにすると効果音が「ポコポコ」と変化する。相手の技を瞬時で真似て戦う拳法・木人拳を使うとされる。ゲーム内では、他のキャラクターが使用する技がラウンド毎にランダムに割り当てられるという仕様になっている。ラウンド毎に技の構成が激しく変化する為、プレイヤーは木人の動作から現在どのキャラクターの技が割り当てられているのかを瞬時に推測せねばならず、木人使用者はそれなりの知識を要する。また、リーチは木人独自のものとなるため、必ずしも元キャラと同じ戦い方ができるわけではない。
鉄拳6では特定のアイテムを装着した状態でレイジ状態になると臀部から火がでる(俗に言う「ケツに火がついた」状態)というユニークな演出がされている。その他、強攻撃ヒット時や気合い溜め時のエフェクトが、木人固有のものからコピーしているキャラクターのものに変更になっている。ニンテンドーゲームキューブ専用ソフト『バテンカイトスII』にもゲスト出演している。
や行 [編集]
吉光(よしみつ)[Yoshimitsu] [編集]
格闘スタイル - 卍忍術進化型
国籍 - 無し(元日本)
登場 - 全ての作品
声 - 星野充昭(~TT)→関智一(~5)→土田大 / 大川透(ドラマCD)
義賊集団卍党の党首。『ソウルシリーズ』にも同名の般若面と妖刀を持った男が登場しているが、これが初代吉光である。彼はソウルキャリバーIIIにて義賊集団卍党を立ち上げており、おそらく党首は代々吉光の名前を襲名し妖刀吉光、般若面などを受け継ぐものと思われる(党首が代替わりをする際、次代党首が前代党首を妖刀吉光で斬るというならわしがある)。彼が何代目かは不明(シリーズを通して代が変わっている可能性もあるが、定かではない)。卍党のメンバーについても不明だが、ドラマCDでは風魔(ふうま)という手下が登場している。
三島財閥が不正に蓄積した富をねらって党首自ら囮として大会に参加(鉄拳)。見事成功し、スラム街の貧しい人々に盗んだ札束をばら撒いた(そこには大会で敗退したマーシャル・ロウの姿もあった)。その後永久機関をねらってDr.ボスコノビッチの研究所に潜入するも失敗し、左腕を失う。しかし、意外な事にDr.ボスコノビッチに助けられ、永久機関で動く義手をつけてもらう。Dr.ボスコノビッチが一八に誘拐され、救出するため大会に参加(鉄拳2)。Dr.ボスコノビッチが謎の病原体に冒され、助けるには「闘神」の血が必要となり大会に参加(鉄拳3)。優勝して三島財閥の全てを手に入ればもっと苦しむ人々を助けられる、と考え大会に参加(鉄拳4)。前大会でDr.ボスコノビッチの指示によりブライアンを助け出したが、そのブライアンに卍党党員を殺害されてしまう。恩を仇で返したブライアンに対し、党員の仇を取る為大会に参加(鉄拳5)。大会の途中、これまで邪悪な精神を持つ者を斬ることで暴走を抑えていた妖刀吉光が、禍々しさを増していることに気付く。妖刀の力を封じる封魔刀を手にすることで一時的に暴走を抑えた吉光は、妖刀の力を正常に戻すため、邪悪な者たちが集まる第6回鉄拳大会に出場する(鉄拳6)。
当初、流派は「卍忍術」であったが、鉄拳3から「卍忍術進化型」となった。シリーズ内でただ一人武器(妖刀吉光)を持っている。鉄拳1ではちゃんとした日本刀のデザインだったのだが、いつの間にか映画『スター・ウォーズ』のライトセーバーのようなデザインになってしまった。シリーズを代表する色モノキャラ。登場作品や1Pカラーと2Pカラーで容姿が大幅に違うのも特徴。年齢・性別共に公式では不詳だが、一部の攻略本では鉄拳2の時点で65歳と書かれているので、1では63歳、3では84歳、4と5では86歳と思われ、性別も男性と記されている。国籍は「なし(元・日本)」とされている事から社会的には死亡した事になっているものと思われる(州光も同様になっているので、卍党員は全員そうなっている可能性が高い)。コマのように回転する技や刀を使ったユニークな構えが多く、特に切腹で攻撃する「不憂(ウレイナシ)」「不惑(マドイナシ)」(一部作品では追加入力によりそのまま自滅することも可能)などのネタ技も持っている。基本的に刀を用いた技はガード不能である。初期の作品からのデザインの変化が激しく、鉄拳や2ではなんとか皮膚が見えているため人間と判断できたが、鉄拳3では全て覆われてロボットの様になってしまい、もはや人間と判断できなくなっている。鉄拳4では、カブトムシのような姿になっているなど、以降の作品でもデザインのさらなる人間離れが進んでいる。趣味はネットサーフィンやゲーセンに通うことで嫌いな物は対戦マナーが悪い人と一部の攻略本に明記されている。
ら行 [編集]
ラース・アレクサンダーソン[Lars Alexandersson] [編集]
格闘スタイル - 表記なし
国籍 - スウェーデン
登場 - 鉄拳6BR
声 - 諏訪部順一
世界を相手に戦争を開始した三島財閥。G社の台頭により世界各地で戦闘が激化する中、鉄拳衆将校ラース・アレクサンダーソンによる三島財閥が誇る特殊部隊・鉄拳衆の大量離反事件が発生する。類まれなる身体能力と知性を併せ持ち、若くして鉄拳衆の将校となったラースは、就任後も自ら最前線に赴き戦闘に参加するなど、気さくな人柄も相まって部下からの人望も厚い人物である。そんな彼が三島 平八の血を引いているという事実は、本人以外誰も知らない。一八の腹違いの弟、仁の叔父、仁八の孫に当たる存在。また、シナリオキャンペーンモードでは、彼も父親同様、デビル因子を所有していない可能性が示された。
特殊なプロテクターに三つ又のマントを翻すその姿は、6の荒廃した世界も相まってさながら特撮ヒーローのようである。モデルにしたかは不明だが、髪型が『サイボーグ009』の009に似ている。格闘スタイルの表記はないが、彼の経歴からすると鉄拳衆のものと同じと思われる(鉄拳衆の格闘術自体確固たるものは存在しないが)。三島流空手の様に複雑なコマンド操作(主に風神ステップ)を必要としないキャラクターである。構えが『ストリートファイター』シリーズのベガに類似している。対戦前、対戦勝利後と携帯電話で仲間と連絡を取り合っている。
李 超狼(リー・チャオラン)[Lee Chaolan] [編集]
格闘スタイル - 三島流喧嘩空手+マーシャルアーツ(~4)→マーシャルアーツ(5~)
国籍 - 日本
登場 - 鉄拳、鉄拳2、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 中田譲治(1)→?(~TT)→?(4)→置鮎龍太郎(5~) / 三木眞一郎(OVA、ドラマCD)
平八の元養子(OVA版では養子というせりふが一八が登場した際にレイ・ウーロンの「へえー養子のリー・チャオラン以外に息子がいるのか」というせりふで確認できているが、ほぼ事実上実の息子的な扱いになっている)。銀髪が特徴的。一八のライバルにするべく、三島平八によって中国から連れて来られた(このとき一八が13歳、リーが12歳)。一八と共に平八より帝王学をたたき込まれる。が、なぜか三島流喧嘩空手は左踵落とし以外教わらず、鉄拳と2ではマーシャル・ロウのコンパチキャラだった。シリーズが進むにつれて差別化が図られ、現在では共通の技はごく一部となっている。初代鉄拳では一八同様三島財閥の乗っ取りを企て大会に参加するものの、一八に敗北。優勝し財閥頭首となった一八の雑用係となる。それ以降スランプ状態となり技のキレが衰えてしまうが、謎の老人によって鍛え直され以前どころかそれ以上の強さを手に入れた。しかしそれは老人の命と引き替えだった。その後、再び頭首の座を狙って大会に参加(鉄拳2)。大会(鉄拳2)後、再び財閥頭首となった平八の怒りにふれ(一八側についたため)、三島家より追放される。以後しばらくは平八への怒りに燃えていたが、どうせ自分より早く死ぬ老人なのだから、と考えを改め、それから約20年間、某ヒューマノイド・メーカーの筆頭株主となりバハマ諸島で悠々自適の生活を送っていた。そんな折、遺伝子学分野で躍進を続けている新興企業“G社”の株が大量に売り出されているのを知る。不審に思い調べてみると、三島財閥との間に何かあった模様。そしてタイミングよくThe king of iron fist tournamet4の開催が告知される。三島家への恨みとかつての情熱がよみがえり(自社の最新鋭ロボット「コンボット」のテスト及びPRも兼ねて)大会への参加を決意する。銀髪を紫に染め、名前も「ヴァイオレット」と偽り参加(鉄拳4)。しかし、死んだはずの一八が対戦相手として現れ、動揺から敗北してしまう。その後、平八の死後混乱する三島財閥の乗っ取りを試みるが失敗。数ヶ月後、何者かが財閥頭首の名でThe king of iron fist tournament5の開催を告知する。鉄拳5では、一八が財閥を乗っ取り大会を主催したと勘違いし、一八への復讐と財閥乗っ取りを目指し大会に参加。しかし大会の途中で主催者が一八でないことを知り、棄権。やがて世界を混乱に貶めた三島財閥に対抗する組織としてG社が台頭し始めた頃、G社の武力行使に疑問を抱き、調査した所、一八が実権を握っていることを知る。その一八が大会に参加する事を知った李はG社の株を多数持っていた事もあり、株主優待券を使い、参加する(鉄拳6)。
素早い連続蹴りを得意とし、「レイザーズエッジキックコンボ」や「マシンガンキック」、コマンドを入力している限り永遠に続く固有技「インフィニティーキックコンボ」などのキックコンボを持っている。
鉄拳4では英語を喋っていたが、鉄拳5からは基本的に日本語を喋っている。“エクセレント(Excellent)”が口癖。年齢は1では25歳、2で27歳、4と5は48歳。ストーリー上で初登場から20年以上が経過しているにも関わらず全く老けない事をよくネタにされる。ビジュアルや言動はキザな2枚目であるが、家庭用のエンディングムービー等では3枚目を演じる事が多く、ほぼ完全なお笑い担当となっている。
リリ[Lili] [編集]
格闘スタイル - 我流
国籍 - モナコ
登場 - 鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR、鉄拳TT2
声 - ジョイ・ジャコブソン/Rachel Hirschfield(シナリオキャンペーンモードのムービー)
モナコの石油王の一人娘のお嬢様。4年前に誘拐犯に襲撃された際に、護身術で犯人グループの一人を倒して以来戦いの快感に目覚める。しかし戦いを嫌う温厚な父を傷つけたくないリリは父に内緒で自家用ジェットで海外を飛び回りストリートファイトに明け暮れるのだった。ある日偶然手にしたThe king of iron fist tournament5の招待状をみてその主催者が父を悩ませている三島財閥だと知り、父のためを思い大会に参加するのであった(鉄拳5)。大会で飛鳥に敗れ、さらには大会出場の事が父にばれ、外出禁止となってしまう。そんなある日、父の会社の油田が三島財閥に占拠される事件が起き、父は過労で倒れてしまう。父を癒してあげる方法を練っていたところ、三島財閥が大会を開催することを知ったリリは、願ってもないチャンスを得たとばかりに参加を決意する。(鉄拳6)
漫画版でも登場。漫画版では愛称がリリで、フルネームではエミリ・ロシュフォール。
年齢は初登場の5DRで16歳。ファイトスタイルは我流。鉄拳キャラの例に漏れず、父親が巌竜並に立派な眉毛を持っているため、巌竜に好意みたいなものをよせているというシリーズ恒例ともいえる濃い設定を有している。ファミリーネームは「ロシュフォール」であることが鉄拳DRのEDで明らかにされている。
凌 暁雨(リン・シャオユウ)[Ling Xiaoyu] [編集]
格闘スタイル - 八掛拳・劈掛拳をベースとした各種中国拳法
国籍 - 中国
登場 - 鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 冬馬由美
自分の遊園地を作るために平八に接近。大会で優勝すれば願いを叶えてやる、といわれ大会に参加した少女(鉄拳3)。平八の保護下に。日本にペットのパンダとともに移住。三島工業高等専門学校に通い、そこで風間仁と出会う(三島高専は3年制ではない)。大会後、仁は行方不明となり、暁雨は学校に通いながら修行する月日を送っていた。そんなある日差出人不明のEメールが届く。「暁雨、そこにいては危険だ。君は三島平八に騙されている。すぐにそこから逃げ出せ。君の身には危険が迫っている」仁からのメールと確信したシャオユウは仁に会うため大会に参加(鉄拳4)。大会中、吉光に三島家の歴史を聞かされたシャオユウ。彼女は全ての元凶が平八が一八を崖から落とした事件ではないか、と思い始める。「時間を巻き戻せれば…」そんな折、タイムマシンを発明できるという自称天才博士の老人に出会う。開発資金を調達し、三島家を救うためシャオユウは大会に参加する(鉄拳5)。平八が生きていた事に安堵するが、そんな平八を仁が狙っていると知り、止めさせようとするが、気軽に近づくことはできずにいた。そんな中、発表された大会。悪に染まった仁を更生すると同時にデビル因子から救うため、参加する。(鉄拳6)
ファイトスタイルは八掛拳・劈掛拳をベースとした各種中国拳法。どちらも掌をメインで使う戦い方のはずだが、固有の足技も多い。飛んだり跳ねたりの俊敏な動きと特殊な構えが特徴的。またワン・ジンレイは遠い親戚。中国国籍だがゲーム中は日本語しか話さない。ワンとの会話も全て日本語を使う。なおペットのパンダとは意思の疎通が可能。友人の平野美晴が鉄拳4プレイステーション2版でシャオユウのアナザーカラーとして使用可能。
また、鉄拳5のエンディングが真実とするならば全てのややこしい事柄を生んだ張本人である。だがOVA版鉄拳では平八自らの意思で一八を崖から落としているため、このエンディング自体が矛盾しているという解釈もできる。しかし、そもそもOVAが正史とも言えるゲームとはストーリーが違うので、ハッキリと違うともいえない。
年齢は初登場の鉄拳3で16歳、4と5では18歳である。6の時間軸はまだ明かされていないが、6のムービーで制服を着た暁雨が登場している。
雷 武龍(レイ・ウーロン)[Lei Wulong] [編集]
格闘スタイル - 五形拳を主軸とする各種拳法(酔拳など)
国籍 - 中国
登場 - 鉄拳2、鉄拳3、鉄拳TT、鉄拳4、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 高木渉(2)→石丸博也(3~) / 中村彰男(OVA、ドラマCD)
香港国際警察の刑事でスーパーポリスの異名をもつ。死んだ同僚の意志を継ぎ、マフィアの資金流出の謎を捜査中、捜査線上に浮かんできた三島一八に接触するため大会に参加(鉄拳2)。また同大会に出場していたブルース・アーヴィンにも接触を試みるがどちらも失敗。それ以後、様々な事件を解決しいつしか「スーパーポリス」と呼ばれるようになる。そんな中、世界中で格闘家の失踪事件が発生。調査を行っていたレイの所へ三島平八が訪れ、The king of iron fist tournament3への参加を依頼される。平八の真意を訝りつつも大会参加を決意(鉄拳3)。結局、事件の謎は解けなかったがそれ以後も様々な事件を解決する。仕事ばかりのレイに愛想を尽かせた恋人が彼の部下と恋仲になってしまう。落ち込むレイに追い打ちをかけるように、シンジケートの逮捕にも失敗。しかも事実ではなかったがレイがわざと犯人を逃がした、と密告されてしまう。停職処分となったレイのもとにシンジケートがあるボクサーの命を狙ってThe king of iron fist tournament4に暗殺者を送り込む、という情報が舞い込む。レイは名声を取り戻すため大会に参加(鉄拳4)。見事シンジケートの検挙に成功。再び第一線に復帰する。そんな中、道場破り事件が発生。調査中のレイに同様の事件が日本でも発生との情報が入る。犯人がThe king of iron fist tournament5に出場すると確信したレイは大会参加を決意(鉄拳5)。大会後も道場破り事件の犯人であるフェンを追い続けていたが、各地で発生した暴動のせいでそれどころではなくなってしまう。その裏に三島財閥の暗躍があったことを知り、仁を逮捕すべく第6回鉄拳大会に出場する(鉄拳6)。
ファイトスタイルは五形拳を主軸とする各種拳法。元ネタはジャッキー・チェン。その縁でジャッキーの日本語吹き替えのほとんどを担当する石丸がレイの声を担当しているが、英語が堪能でない(4でのエンディングでは、動くな!!(フリーズ・freeze)のみ)という理由で、ゲーム中の英語の台詞は別人が担当しており開発者のこだわりを見てとれる。年齢は不参加の1で24歳、2で26歳、3で45歳、4と5で47歳。
尚、PS版鉄拳3の説明書に書いてある、レイ・ウーロンの紹介に、好きなものとして「SONY製品」と書かれているが、これは任天堂とこのゲームを出したナムコの仲の悪化を皮肉ったもの[要出典]。OVA版では、大会参加について悩んでいる準の背後から不意打ちのストレートを放つも、あっさり受け返される。もっともこれは準に危害を加えるために行ったのではなく、風間流古武術の小手調べのために行った行為であり、レイ自身はすぐに謝罪していた。その後は大会会場の情報提供をしたり、大会中はジャックと行動をともにしていたりと、脇役な扱いになっている。
レイヴン[Raven] [編集]
格闘スタイル - 忍術
国籍 - 不明
登場 - 鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - Jack Merluzzi(5~)/D.C.ダグラス(シナリオキャンペーンモードのムービー)
諜報機関のエージェントであり、優秀かつ冷酷。「RAVEN」という名はコードネームで、本名は不明。国籍は明かされていないが、英語で喋る。スタイルは忍術であるが、詳しい流派は不明。吉光を忍者と認めていない。上司の無茶な要求を、困惑しつつも文句も言わずこなしていく姿はどこか哀愁を誘う。モデルはウェズリー・スナイプス演じる『ブレイド』か。
死んだと思っていた平八が生きていた事が判明するが、本部から帰還命令が出たため、撤退する。その後、三島財閥とG社の争いが時が経つ事に激しさを増し、やがて全面衝突になるのは時間の問題であった。それを未然に防ぐため、潜入を開始する。(鉄拳6)
ストームブリンガー、レーヴァテイン、マインゴーシュなどの武器の名前、またケルベロス、スレイプニル、サラマンダーなどの想像上の動物や神の名前を冠する技が多い。
レオ[Leo] [編集]
格闘スタイル - 八極拳
国籍 - ドイツ
登場 - 鉄拳6、鉄拳6BR、鉄拳TT2
声 - ヴェロニカ・タイラー
父は世界的な探検家で母はG社の幹部であるレオは、亡き父と同じ探検家になるべく母親の下で育っていった。しかし、その母も何者かに殺害されてしまい、レオは自らの手で真相を暴こうと奔走する。やがてG社の三島一八という人物が浮かび上がってくるが、G社は世界の英雄としてもてはやされているので簡単には近づけない。そんな時、レオはThe king of iron fist tournament6の開催を耳にする。これが仇を討つ唯一のチャンスと思い、レオは大会に参加するのだった。年齢は初登場の6で19歳。
漫画版でも登場。漫画版ではリリの執事(セバスチャン)が休職中のため、その代理として登場している。ゲームと比べると性格に変更が見られ、性別も男である模様。
中国武術の八極拳を使いこなすだけあり、格闘スタイルがジュリアやシャオユウ、ワンと似ている。なお、ドイツ出身のレオがどのような経緯で八極拳を習おうと考え、その取得に至ったかは不明。ファミリーネームは母親の墓に書いてある「Kliesen」だと思われる。非常に中性的な容姿をしており、性別は今のところ不明(漫画版でのみ男。)であるが、カスタマイズアイテムでは男性キャラ専用の武器「スレッジハンマー」を装備できる、一人称が“ボク”という点から男性である可能性が高い(ただし、Hairアイテムで装備できるのは女性パターン)。
ロジャー[Roger] [編集]
格闘スタイル - コマンドレスリング
国籍 - 無し
登場 - 鉄拳2、鉄拳TT
三島一八が私設軍隊を作るにあたり研究・開発させた、DNA操作をされた凶暴なカンガルー。格闘大会には参加はしておらず、大会から自分のテリトリーに迷い込んできたものを抹殺するために待ち続けている(鉄拳2)。
鉄拳2では通常のCPU戦として出てくることはないが、3人目をグレイト勝ちすることにより、彼のテリトリーに迷い込むことができる。彼はアレックスと共に行方不明になり、彼を探す為に鉄拳5では妻と息子が出場している。
ロジャーJr.[Roger Jr.] [編集]
格闘スタイル - コマンドレスリング
国籍 - 無し
登場 - 鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
ロジャーの息子。父親が連れ去られた謎を追ってThe king of iron fist tournament5に参加。母親の袋に入って戦うとされているが実際に戦うのは母であり、息子は袋の中で同じ動きをするだけ。
結局父親は見つかったものの、父親はJr.達の知らない場所でただ怠惰な生活を送っていただけであった。その体たらくに呆れたロジャーママは、とうとう離婚してしまう(鉄拳5)。こうして母子家庭となったロジャー一家。しかし、生活は辛く、さびしいものであった。そんな折The king of iron fist tournament6の開催を知る。安定した生活を得るため、ロジャー一家は再び大会に参加することを決意するのであった。(鉄拳6)
わ行 [編集]
王 椋雷(ワン・ジンレイ)[Wang Jinrei] [編集]
格闘スタイル - 心意六合拳
国籍 - 中国
登場 - 鉄拳、鉄拳2、鉄拳TT、鉄拳5、鉄拳5DR、鉄拳6、鉄拳6BR
声 - 大木民夫(~TT)→Hu Qian(5~)
元・華僑の重鎮。リン・シャオユウの親戚であり拳法の先生でもある。心意六合拳の使い手。親友・三島仁八の志を継いで、平八の野望を食い止めるために戦いに参加。またロウの実力を確かめるためでもあった(鉄拳)。「平和のために三島家を滅ぼさなければならない」という仁八の意思を継承し、自ら一八を、また、一八を倒せそうな者には道を譲るつもりで、再び大会に参加。ここでも、準の実力を試そうとした(鉄拳2)。長い年月が経ち、突然仁八からワンのもとに大会の招待状が届く。仁八の生死を確かめるために大会に参加(鉄拳5)。大会では仁に敗れ、その仁が頭首となった三島財閥は世界各地で戦争を開始する。それを止められなかったことを悔い、今度こそ三島の血を滅ぼすため第6回鉄拳大会に参加(鉄拳6)。年齢は1で82歳、2で84歳、参加してない3では103歳に、4と5は105歳になっていて、100歳を超えても大会に出ている。その為、仁八もそれと同等の年齢の可能性が高い。 |
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