ylsquall 发表于 2007-1-15 17:14

かまいたちの夜2的全剧本介绍哪里有

精华区里只有最初的4个剧本的介绍

sbl 发表于 2007-1-15 17:17

司马亮 发表于 2007-1-15 17:55

日文ver

かまいたちの夜2~ぼくの恋愛篇~
真理には我孫子からの招待状が届いてないそうだ。半ば強引に真理を誘って島へ行く。
船上で真理は「本当にあなたとシュプールに行った時のことなの?」と疑わしそうだ。
島に着くと、我孫子武丸と名乗る若者が現れる。帽子とサングラスで顔はよくわからない。
「他の招待客は…?」と訊くと、
「招待客は君一人だよ。君が真理の周りをちょろちょろしているのは目障りなんだ。死んでもらうよ!」
と言って、男はナイフを抜いて向かってきた。
その時、真理が男を見て言った。「あ、あなた…透!」
我孫子の正体は主人公の大学でのクラスメート・透だった。
真理は主人公と透に二股をかけていた。
透は邪魔者の四ツ橋某太郎(恋愛篇主人公の名前)を亡き者にするため、ここに呼んだ。
ゲームは某太郎と真理が「シュプール」に行った時ではなく、透と真理が行った時をモデルにしていたのだ。
某太郎に透のナイフが迫る…が、真理が背後から透を石で殴り殺した。
「真理!」「某太郎!」抱きしめあう二人。
「これだけは信じて…私、決して二股かけてたわけじゃあないのよ」泣きながら訴える真理。
「もういいったら。すんだことだよ」と某太郎。
確かに彼女は嘘をついていなかった。透と某太郎ともう一人の三股をかけてたのだから。
それを某太郎が知るのはもう少しあとのことだ…。

ぼくの恋愛篇・完

かまいたちの夜2~ぼくの青春篇~
真理に誘われ、透は二つ返事で三日月島へ行く事を決めた。
これが真理を口説くラストチャンスになるかもしれない…何しろ透には時間があまり残されていない。
船が島に着くと、我孫子が出迎えた。
「ようお越しやす。真理さん、義男くん」
義男とは船の操舵をしていた若者だ。次に我孫子は真理に訊ねた。
「そちらのお年よりは?」
「私の茶道のお友達で、透さん。孫と二人だけじゃ寂しいから、お誘いしたの」と真理。
「この透という人は、ばあちゃんのファンなんです」と義男。
「ははは…老いらくの恋というやつですわ。お恥ずかしい」
透は入れ歯をむき出して笑った。
『この三日月島で、ぼくは君のハートをゲットする…』

ぼくの青春篇・完

かまいたちの夜2~妄想篇~
『かまいたちの夜』というゲームがある。ゲームは透と真理が「シュプール」に行った時のことがモデルになっている。
真理と「シュプール」に行って…そのあとどうなったっけ?透の記憶はどうにもはっきりしない。
ぴしゃ ぴしゃ ぴしゃ ぴしゃ ぴしゃ ぴしゃぴしゃぴしゃ
水音がする。そうだ船に乗っているのだった。
頭が痛い。二匹の黄金虫が頭の中で交尾している。
「どうして船に乗っているんだっけ?」隣にいる真理に話しかけて、初めてそれが真理だと思い出した。
真理からゲームのこと、その原作者に招待を受けたことを聞く。
ゲームの内容、「シュプール」で起きる殺人事件のことを思い出すと鳥肌が立つ。

気がつけば島に上陸していた。記憶が途絶えがちになっている。
館に着くと美樹本が出迎えた。
応接室には他のメンバーも集まっている。皆正座をして、横一列に並んでいる。
全員が透を見ている。口々に囁いている。
……やっぱり…だからなあ…してるはずだよ…いつかはこうなると…どうせもうすぐ……。
二匹の黄金虫も囁いている。
かさこそかさこそかさこそかさこそかさこそかさこそかさこそ…
…かき出してからだよ。…ざあっと、一気に。…病気だからねえ、やっぱり。…
透の視界は闇に包まれていた。手足を縛られ、固いものの上に寝かされているようだ。
透の頭を覆っているものに小さな穴が開いている。そこから小林が見えた。
小林は額を指でかいている。そのうち額に穴が空き、ざあっと赤い砂が零れ落ちた。見る間に小林はしぼんでいく。
「ああ、自分でかき出しちゃったよ」と俊夫の声。
「こいつには、なに入っとんねん」香山が透を指して言った。
「かき出してみたらわかるわ」透の腕が切られた。
「この子、虫だわ」「どうりでなあ」あざけるような声。透の腕を虫が這う感触がした。

気がつけば周りには誰もいなくなっている。
かさこそと例の音がする。…いや、これは頭の中からするんじゃない、外からの音だ。
「透、起きてるのね」真理が来て透の頭の覆いを取り去ってくれた。
目の前に真理の顔が。純粋で愛らしい少女のような僕の真理。
「透、話はあと。逃げるのよ」
透は真理の後について部屋を出た。
廊下はひんやりとしていて、どこまでもどこまでも続く。
真理の姿が消えていた。どこかの部屋にでも入ってしまったのか?
極彩色に塗られた扉が並んでいる。透は金色の扉を選んだ。

なぜか扉を開けるのが恐ろしい。頭痛がひどくなってきた。
思い切って扉を開けると、巨大な二匹の黄金虫がいた。二匹はベッドの上で重なり合って交尾している。
下にいた黄金虫が透を見て、言った。
「美樹本さんは私から誘ったのよ。やめてよ、そんな目で見るの。勝手に純粋だの何だのって思い込まれても迷惑なのよ。
第一、今どきこんなもので女が口説けるとでも思っていたの?」
黄金虫は紙の束を床に叩きつけた。
紙束の表紙には『微笑む女神』というタイトル。透が真理に捧げた詩集だ。
こんなものがどうしてここに、何で黄金虫がこんなものを。
「やめろ!」思わず透は手近にあった電気スタンドを投げつけた。電気スタンドは窓を突き破る。
窓?三日月館に窓はないはずなのに。じゃあここはどこだ。
割れた窓から雪が吹き込んできた。
いつの間にか透の手には鎌が握られていた。
透は鎌を振った。黄金虫の頭が、脚が千切れ飛んだ。
誰かが笑っている。頭痛はとまらない。透は笑うのをやめた。
かさこそかさこそかさこそかさこそかさこそかさこそかさこそかさこそかさこそかさこそかさこそ
黄金虫が交尾する音が聴こえる…。

「ああ、またバッド・エンドだ」
透はコントローラーを投げ捨てた。
透は真っ白い部屋でずっとこのゲームをやっている。いつまでたってもグッド・エンドを迎えられないのだ。
テレビ画面の中から男が話しかけてきた。
「まだ思い出せないんですか。一昨年の十二月に『シュプール』で何があったか」
思い出せない。頭がひどく痛い。耳鳴りがする。
「その時ペンションにいた全員が殺害された。凶器は草刈り鎌です。そして犯人は…」
…そうだ、この男は医者だ。
思い出した。あの時ペンションにいた「全員」が殺された。そして「犯人」は…。

妄想篇・完

司马亮 发表于 2007-1-15 18:01

かまいたちの夜2~洞窟探検篇~
(送迎船に乗るまではわらべ唄篇と同じ。船長にわらべ唄を聞くのも同じ)

島には半ば海に没した小洞窟があった。「探検したくなるわね。中に宝物があるかも」と真理。
それを聞いて船長は、
「あの洞窟の中は迷路のように入り組んでいると聞いた。甘い考えで危ない真似をするな」と厳しく言った。

三日月島には『暮拿島(くれだじま)』いう呼び名もある。
島の内海は『穢牛頭(えぎゅうず)の海』と呼ばれていた。昔、島では牛を神に捧げていたからだそうだ。
大学で民俗学の助教授をしていた船長の息子は、その話を聞くと
『あの島には岸猿家の秘宝が隠されている』と言って『底蟲村』に行き、死体となって洞窟から出てきたのだ…。

館に着いた透たちをキヨが迎え入れた。応接室には懐かしい顔が揃っている。
まだ部屋が片付いていないので、しばらく島でも見物していてくれ、とキヨは言った。
透は真理を海へ誘うが、真理は館を探検したいと言い出した。しぶしぶ付き合う透。
物置部屋で二人は『覚書』と書かれたノートを見つけた。
このノートを手にしたのなら、自分の代わりに岸猿家の財宝を見つけ出してほしい…ノートにはそう書かれていた。
ノートの持ち主は網曳(あびこ)和弘。あの船長の息子だろう。
真理はノートを読むと「宝探しをしましょう!」と言って透を底蟲村へ引っ張っていった。

底蟲村に行くと、村の中心部には小さな祠があった。
祠の石碑には『久納租宮(くのうそきゅう)』と彫られている。
網曳のノートには『久納租宮は蛇尾輪道(だびりんどう)に通ず』と書かれていた。
そして『あくたれいたちのふうのしん』は一字飛ばしで『クレタの牛』と読めることも。
どうやら三日月島にはギリシャ神話との共通点があるようだ。
『暮拿島』は『クレタ島』、『穢牛頭の海』は『エーゲ(アイギウス)海』
『久納租宮』は『クノッソス宮殿』、『蛇尾輪道』は『ラビリンス』…
クレタ島のミノス王がラビリンスにミノタウロスを幽閉したという神話。それに似た話が岸猿家にも伝わっていた。
生贄にするための牛を世話していた娘が突如妊娠し、牛の頭を持った子どもを生むという伝説だ。

ノートをかなり読み込んでいた真理は
「岸猿家の秘宝は蛇尾輪道にある。そして蛇尾輪道はここの地下にあるのよ」と言った。
祠の仕掛けを作動させると、透たちを乗せたまま祠の周辺がエレベーターのように下へと降りていった。

蛇尾輪道にはわらべ唄の歌詞になぞらえた数々の仕掛けが待っていた。
それを解くたびに古ぼけた鍵がひとつずつ手に入った。
先に進んでいくと、行き止まりに切り株のような石の台があった。順番からすると、次の見立ては《山姥》の歌詞なのだが…
「わかった!僕が《山姥》になればいいんだ!」
透が台に乗ると、台は真理を残して上昇してしまった。昇りきったところの正面に横穴がある。
「透一人で先に進んで」という真理の言葉どおりに、透は横穴に入っていった。

通路の奥から声が聴こえた。木製の扉の向こうからする、人のような獣のような、哀しく苦しげな声だ。
扉には鍵がかかっている。透は途中で手に入れた鍵を使い、扉を開けた。

部屋の中にはいくつもの燭台が置かれ、部屋の中心にいる声の主を照らし出していた。
紫色の座布団の上に載せられた、大きな牛の首。
まるで人間のような表情で、ぼろぼろと涙をこぼしている。
「せっかくの宝だ。ゆっくりとそばで見たらいい」
そう言って部屋の中に透を押し込んだのは、送迎船の船長だった。

船長の側に若い男が立っていて、その男に真理が捕まっていた。
男が真理を透のほうへ突き飛ばした。透にしがみつく真理。
「この牛が…宝」呟く透に、
「そうさ。岸猿家の秘宝だよ」船長が答えた。
牛の頭が人間の唇と歯と舌で喋った。「我ハ牛ニ非ズ」
「件(くだん)ね」と真理が言った。
くだんは人の身体に牛の頭を持つ怪物で、未来を予言する能力がある。
「それはくだんなんかじゃあない。岸猿家がその秘法で作り出した牛頭(ぎゅうず)様だ」と船長。
「平安の時代から我が一族に伝わる秘法よ」船長の背後から現れたのはキヨだった。

キヨの本名は岸猿キヨ。岸猿家の最後の生き残りだった。
船長と一緒にいる若い男は船長の息子・和弘だ。秘宝の話は船長と和弘の作り話だったのだ。
「ぎゅうず様には予言の力があるが、その力を維持するには生贄の血が必要なのさ」と和弘は話す。
昔は人間を生贄にしていたが、近代になってそれが難しくなり、牛の血を代わりに使った。
しかしやはり代用品は効力が薄く、ぎゅうず様の力は衰え、漁村は廃れて岸猿家も没落した。
最近になってキヨの存在がわかり、これで秘法の再現の目処がたった。
船長たちは生贄を呼び込むために嘘の秘宝伝説を流したのだ。

「さてと、ぎゅうず様がお待ちだ」と船長は鉈を取り出した。
「ソコナ二人、ヨオ聞ケ」突然牛の頭が喋り始めた。
「頭捨テ、蹴リテ終ワル」
「ぎゅうず様のお言葉です。これは避けることの出来ぬ予言」キヨは牛の頭に近づいた。
そして牛の流す涙を拭う。「そうか、哀れよのう。神の御身にしても永劫の時は辛うございましたか」
キヨも涙を流しながら、透たちに言った。「聞きましたか。終わらせるのです」
透は「わかったよ」と言って、牛の頭を床に転がした。
船長が鉈を振りかざして止めようとするが、真理がその腕にしがみついて邪魔をした。
透が牛の頭を蹴った。牛の頭が裂け、中から臓物のようなものが流れ出す。
呆然としている船長を殴り、透は真理の手を引いて走り出した。
キヨが小さくお辞儀をするのが見えた。

透たちは枝分かれした洞窟に出た。洞窟の壁や床は濡れていて、舐めるとしょっぱい。
今までは海に没していたのだろう。《かまいたちの夜》の影響で潮が引いているのだ。
この先は海から見た洞窟に通じているに違いない。「ここから海に出よう」透は言った。
透たちが進んでいくと、先の方が明るくなっていて夜空が見えた。
透は泳げないと言う真理を抱えて海に飛び込んだ。

波止場に着き、海から上がると、そこには船長と和弘が待ち構えていた。
「他の出口は塞いできた。ここ以外に出る場所はないからな」
キヨに新たなぎゅうず様を作り出す力は無い。ただの足手まといだから洞窟内に閉じ込めてきた、と船長は言った。
「他の招待客は帰すとして、いらぬことをいろいろと知ったやつは…」船長が鉈を振り上げた。
死を覚悟して、透は真理をかばうように前へ出た。
その時、ずるりと船長たちの身体が沈んだ。見ると二人は腰まで地中に埋もれている。
二人の肩に、キヨの細い腕がかかっていた。
キヨの姿は幻のように透き通っている。
「岸猿家の秘法を甘く見てはならん。網曳村の人間ならそう聞かされてはおらんかったか」
キヨの腕に力が入り、二人は水に沈むように地面に飲み込まれていった…。

「村人たちには夢でぎゅうず様の死を伝えておきます。もう岸猿家があなたたちに迷惑をかけることはありません」
キヨは笑った。その姿がだんだん薄れていく。
「力を使いすぎたようですね。それでは、お世話になりました」
そう言って、消える寸前にキヨは深々とお辞儀をした。
「これで終わったのね」真理が透にしがみついてきた。透はその肩をしっかりと抱き寄せた。
岸猿家の財宝以上に素晴らしい宝を、透は手に入れたようだった。

洞窟探検篇・完

かまいたちの夜2~わらび唄篇~
我孫子の招待を受けた透。しかし…嫌な予感がする。
真理から招待のことで電話が来た。真理は行く気マンマンのようだ。
「久しぶりに透にも会いたいし、この前素敵な水着も買ったの」
素敵な水着!?だが、そんなものに惑わされてはいけないのだ。
殺人事件が起こったり、悪霊に襲われる気がする。いや襲われるに違いない。
もちろん真理は「何バカなこと言ってるの」と一蹴する。
真理を一人で行かせては危険だ…!透も島に行く決心をした。

準備は念入りにしなければ。
サバイバルナイフ、スタンガン、危険を冒して手に入れたトカレフ、悪霊対策の十字架、ニンニク、銀の弾丸。
生物兵器対策のTNT火薬、血清、ペニシリン、ガスマスクにサリンの中和剤、そして照明弾。
保存食に水、ザイルとハーケン…保険証は必須だ。

透は60キロを超える重さの荷物を持ち、船にのりこんだ。
真理は相変わらず、透の心配を真に受けようとしない。
それにしても…
小林さん。招待もされてないのに嗅ぎ付けてくるとは…怪しい。
奥さんの今日子さんが来ていないのも怪しい…なんとなくだが、変装して島に先回りしている気がする。
船長も怪しい。今にも島についての因縁を話し出しそうだ。伝説とか、呪いとか、わらべ唄とか…。
「伝説?そんなもん聞いたことないのう」と船長。
「わらび唄ならあるぞ。わしなんか256番まで暗記しとる。歌ってやろうか」歌わないでいいです。

島はのどかな、まさにこの世の楽園といった風情だった。
浜辺には懐かしい顔ぶれも見える。…しかし気を許してはいけないのだ。そう、信じられるのは真理だけ。
「今晩は《かまいたち祭り》だ。楽しい夜になるだろうよ」と船長。
《かまいたち祭り》…!不吉な響きだ。やはり何かある…。

館は高い塀に囲まれ、奇妙な形をしていた。…怪しい。
こういう変わった造りの建物では殺人事件が起こると相場は決まっているのだ。
入り口にそびえ立つ監視塔。《縛り首の塔》……ではなかった。
塔は赤いロープで亀甲縛りにされている。《亀甲縛りの塔》だ。「……趣味わるっ」思わず透は呟いた。
「今日子のムチとロウソクを思い出すなあ…」小林が何か言ったが、聞かなかった事にする。
塀で隠されて外からはわからなかったが、館は目も覚めるようなショッキングピンクで塗られていた。
「……趣味わるっ」真理が呟いた。
敷地内の堀の中には、囚人の逃亡を防ぐ錆び付いた剣山…ではなく、無数のサバが突き立っていた。
炎天下でサバは腐臭を放っている。「趣味わるっ!!」思わず三人とも呟いた。
「サバ…鯖…錆(サビ)に字面と音が似ているからかな」頼まれてもいないのに説明をいれる透だった。

どうせ招待主は姿を現さないに決まってるさ、と透は主張するが、
パンダの顔をしたノッカーを鳴らすと「ようこそ。私が我孫子武丸です」いきなり本人が出てきた。
いや、肩透かしはくらったがまだまだ油断はできない…。
我孫子に案内され、客室に入る。客室の趣味も、なんというか独特だ。
壁はパステルピンク、ベッドの上にはベッドの半分を占めるほどの大きなクマのぬいぐるみ。
「ど、どうしてぬいぐるみが?」透は困惑するが、
「だって、あれがないと眠れないでしょう?」我孫子は当然のように言った。

真理は海に行くようだ。透も真理を守るため、付いていく。
ビーチには招待客のほとんどが揃っているようだ。
『海の家かまいたち』では老女が焼きそばを焼いている。我孫子が言っていたお手伝いのキヨだろう。
青い空と海。浜辺でくつろぐ男女。平和だ…悪い予感なんて気のせいだったのかもしれない。
透もビールを一気に飲み干した。
「………く、苦しい!!」
ビールに毒が…!?見れば、他の者たちも砂浜に転がって苦しんでいる。
キヨが上半身をのけぞらせて高笑いしている。やはりこの招待は罠だったのだ…。

「もしもし」と呼びかけられて、透は目を覚ました。
絶叫して目を開けると、キヨが腰を抜かしている。どうやら夢を見ていたようだ…。
陽はすっかり落ちている。他の人たちはとっくに帰って、夕食も済ませたらしい。
眠っている間に真理の身に何かあったら…!透は館へ走った。
当然ながら真理は無事だった。
「よくおやすみでしたこと。あのまま永遠に眠ってればよかったのに」ひどい。
どうやらこれから、皆で《かまいたち祭り》に行くようだ。
透は空腹だったが、真理を守るために一緒に行く事にした。

底蟲村から太鼓の音が聴こえてくる。このリズムは盆踊りだ。《かまいたち祭り》とは盆踊り大会だったのか?
和やかな光景に、透はいつしか笑い出していた。連続殺人が起こる?どうかしていた。ゲームのやりすぎだな。
透も盆踊りの輪に加わり、一緒に踊る。
我孫子がやぐらの上からマイクで話し出した。
「底蟲村の皆さん!今年もかまいたち祭りのために素晴らしい客人をお招きしました!
さあ皆さん真ん中へどうぞ!」
透たちに言っているようだ。歓声と拍手の中、透たちは真ん中へ歩み出た。
「さあ皆さん、カマイタを!」
我孫子の掛け声で村人たちが一斉にカマボコ板を取り出した。太鼓のリズムが速くなる。
村人たちは透たちの方へじわじわと迫ってきた。
「カマボコ板…カマイタ?ということは《かまいたち 祭り》じゃなくて《カマイタ 血祭り》?」透たちは青ざめた。

我孫子が透たちに語る。
この村のご神体はカマボコ板のような形の大きな岩、『カマイタ様』だ。
この村は昔から台風の時期になると津波に襲われて、毎年死者が出ていた。
ある時、よそから来た漁師たちが酔っ払って、カマイタ様に小便を引っ掛けた。
村人は当然怒って、漁師たちを袋叩きに…するとその年はなぜか一人の死者も出なかった。
それがこの祭りの始まりだ。

村人たちは我孫子の説明が終わるのを待っているようだ。動きを止めている。
真理だけは守らなければ…透は賭けに出た。
「香山さん!あそこに少し隙間が!」透の言葉に従って走り出し、村人に囲まれカマイタで殴られる香山。
「美樹本さん!あの辺が!」香山よりは素早かったが、やっぱり村人に殴られ地面に丸くなる美樹本。
他の者たちもそれを見てパニックに陥り、走り出し、殴られる。
透は同じく走り出そうとする真理を引きとめた。
そして村人たちが他の獲物に集中する瞬間を見計らって、真理の手を引き走り出す。
包囲から抜け出した二人を村人数人が追いかけてきた。

港には島に来る時乗った船が泊まっていた。(船長も祭りに参加していた為)
船など操縦した事がなかったが、何とか動かす事が出来た。港で村人たちが罵声をあげている。
二人は甲板にくずおれ、しっかりと手をつないだ。
「ごめんね…ごめんね…透の言うこと、もっと聞いておけばよかった…」と真理。

数時間後。
「ねえ、いつになったら着くの?」
「明るくなったら陸地が見えるよ……た、たぶん」
「たぶん?たぶんってどういうこと!?分からないのにこんなに走ってきちゃったの?信じらんない!」
真理は泣きわめいていたが、透は安らかな気持ちだった。
真理と狭い船の中で二人きり。ここが僕たちのエデンだ。……駄目かな?

わらび唄篇・完

kazz 发表于 2007-1-15 22:14

恐怖惊魂夜,纯粹被标题召唤进来的..........
前一阵买了张玩,看着看着睡着了,果然小说还是要拿在手里看啊.........

sqf1981 发表于 2007-1-15 22:50

这个游戏要实际玩起来才有感觉

说起来3代真失望
还是评价不怎么样的2代感觉最过瘾

lower 发表于 2007-1-15 23:40

主线一般,底虫篇最高:vampire: 等3代什么时候出在psp上再玩:proud:

ylsquall 发表于 2007-1-16 09:10

回复 #4 司马亮 的帖子

呵呵,要的就是这个。thx
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